疲れた身体と心に響く書籍をご紹介

書籍「『余計なこと』は全部ゴミ箱へ」を読んでみた。私はひらめきを信じて行動したい女【第2回】

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IT技術者の皆様、おはようございます。普段とある空港のカウンターで仕事をしつつ、年間100冊前後の本を読む読女です。季節の変わり目に差し掛かり、体調を崩してはいませんでしょうか。日中と夜では気温差がかなりあるかと思います。仕事を行うに当たっても身体が資本ですから、くれぐれも無理なさらずに、少しでも体調に変化があれば、「休む」ということも大切にして頂けたらと思います。

起床から就寝まで、私達は色々な選択と、気持ちを交差させながら生きています。なにか『悩み』がある時、仕事に行くことが憂鬱になってしまうことはないでしょうか。同じような仕事をする立場であったとしても、住む環境やプライベートな人間関係などは様々です。仕事にあてがう時間とそうでない時間、やはり片方になんらかの『悩み』を持ち合わせていれば、少なからずもう片方にも影響が出てくる可能性はあります。

エンジニアライフコラム「平岡麻奈のちょっと一息」の第ニ回は「悩み」をテーマに「『余計なことは』全部ゴミ箱へ」を紹介してみようと思います。

今回の本を読み終えた時、「真面目で責任感が強い」人こそ、『悩み』を多く抱えてしまうことに気づきました。相手を思いやる気持ちが強ければ強い程、「このような選択、気持ちは正しいのか」と『悩み』は増えてしまいます。『悩み』と言っても様々、同じ事柄に対しても、ある人は全く『悩み』として捉えていなくても、ある人は仕事が手につかなくなるくらい悩んでいるかもしれません。「生きることは悩むこと」、そう感じる程に私達は『悩み』と共に歩んでいるように感じます。

本書は著者自身のブログ読者から『悩み』を募集し、その『悩み』に答えていくという構成です。その『悩み』はジャンルを問わないので、過去に悩んだ経験がある内容であったり、今正に悩んでいることと重なりやすい部分も多いかと思います。

様々な『悩み』を解決する為に共通する大切なこと、本書では『「潜在意識」と「顕在意識」が合致せず苦しんでいる』という『悩み』に答える中で、「無意識からのサイン」への気づきが重要とされています。「顕在意識」とは、自分が今何をしているのか、何をしようとしているのか自覚できる意識であり、「潜在意識」とは、自覚できないけれど、潜在的に存在している意識を示しています。無意識はこの「潜在意識」を意味します。この二つの意識が合致していない時に私達は「葛藤」し、『悩み』を生み出します。

「無意識からのサイン」とは具体的にどのような状態を表すのでしょうか。例として、ひらめいたことやアイデアを放置する、体が疲れているのに無理に頑張る、というような「意識」で進みたい方向を無理矢理違う方向に転換させてしまう状態が挙げられています。私自身の生活を思い返してみても、思い当たる節は沢山あります。頭では考えているけれど行動出来ていない事実は、後々歪みとなり、『悩み』へと変化していきます。

パッと頭に浮かんだこと、これは直感であり、無意識が働いたからです。「やってみたいな」と思ったことが実際に実現出来た時、心が満たされた感覚を味わったことはないでしょうか。本書では、この「ひらめき」に従い、【意識(顕在意識)】と【無意識(潜在意識)】を合致させて心地良く生きることこそ、『悩み』を解決する為に必要であると伝えています。「思い浮かんだことを無視する=無意識からのサインを無視する」と考え、思いついたことは「すぐに行動に移すこと」が大切になります。時間が経ってしまえば、やらない理由を作る時間を生み出してしまい、「損得勘定と打算」の入る隙間を増やすことになります。「すぐに行動に移す」ことが難しい場合も、沢山あると思います。そのような時は「できない」と思わずに、「今はやらない」と意識的に決めることも大切とされています。『悩み』を持つことは、今よりも良くなりたいという向上心の表れです。越えなければいけない壁に遭遇した時こそ、肩の力を抜いて、無意識のサインに耳を傾けてください。きっと心が軽くなり、『悩み』と上手く向き合えるはずです。

「平岡麻奈のちょっと一息」は普段多忙なITエンジニアの皆様の気分転換になればと思い、書籍を紹介しています。気分転換のきっかけになれば幸いです。

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