海外経験なしで通訳案内士!ガジェット活用による英語学習法!

13言語対応の多言語生活情報アプリが面白い

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 連休の真っ只中、皆様はいかがお過ごしでしょうか。筆者には、棚上げしていた書籍執筆wのテーマがいくつかあるのですが、この連休は「棚上げしたテーマでない」書籍の原稿を書いています。

 しかし、やりたいことが色々あって、なかなか筆が進みません...

■13言語対応の多言語生活情報アプリ

 一般財団法人 自治体国際化協会が、多言語対応の多言語生活情報アプリを公開しています。iOS版、Android版が用意されています。

 このアプリは、日本で生活して行く上で必要となる様々な情報を紹介しています。「在留資格」など、あまり考えてみたことのない項目もあるので、言語学習の教材としてでなく、単純に読み物として眺めていても面白いと思います。

 対応している言語は、日本語、英語、中国語、韓国、朝鮮語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、インドネシア語、タガログ語、タイ語、フランス語、ドイツ語、ロシア語の13言語です。

 項目は、新しい在留管理制度・外国人住民基本台帳制度、在留資格、結婚・離婚、その他の届出、労働と研修、医療、年金、出産・育児、その他の福祉、教育、日本語教育、税金、住まい・引越、交通、その他の日常生活、緊急・災害時、相談の17項目です。

■ルビがあると読みづらい

 このアプリでは日本語にすべてルビ(ふりがな)を振ってありますが、日本語のコンテンツは筆者にはどうにも読みづらくて仕方ありません。大量にルビがあるため、ルビの行と本文の行が別々にあるように見えているようです。

 ひらがなだけで書かれた文章が読みづらいのは、単語の区切りが分かりにくいからだと言われます。かと言って、幼児向けの絵本などにあるような、単語や文節単位に空白を入れた「分かち書き」も読みづらいものです。やはり、かな漢字混じりの文章に慣れているのでしょう。

 ルビが大量に振られた文章が読みづらいのは、こうした理由だと思います。

■Webサイトでも参照可能

 Webサイトとしては、ユーザビリティの点でもう少し改善の余地があるかもしれません。たとえば、多言語生活情報リンク集は見るからにExcelで作ったPDFですが、どこにリンクがあるのかが分かりづらいと感じました。

 前述のルビはWebでも同様で、読みづらく感じます。日本語版の情報をご覧ください。

 分かち書きの例もあります。


■英語には少々疑問が...

 最後に恒例の(?)苦言ですが、英語にはやや疑問があります。せっかく役に立つ情報を公開しているのですから、念入りにチェックして公開していただけるとよいと思います。    

Comment(2)

コメント

nsh1960

日本の公共交通機関の多国語版案内(日英中韓とか)を漫然と見ていても日本語発想を露とも疑っていない直訳英語であまり正しい意味を伝えていると思えないメッセージが多数あります。いっぺん用意したらそれで完成で、後々定期的に見直す体制になっていないんだろうなあ。
首都圏のJR電車内で流れる警戒態勢実施中の文字メッセージとか、新幹線の音声メッセージとかもしかり。
ストレスなく内容が受け手に伝わるまでにrefineするには底上げのためのハードルはまだまだ高いのが日本の外国語事情というのは何十年もまえから相変わらず。

中津山 恒

nsh1960様
コメントいただき、ありがとうございます。
おっしゃる通り、街中や交通機関で妙な英語を見聞きするたび、苦々しい思いをします。
長い期間に渡って、多くの人に伝えるものは、最初にきちんとレビューしていただきたいものです。

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