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TOEIC 600点への道 2009(8):「試験直前……速く! もっと速く!」

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 気がつけば、試験2週間前になりました。さすがにアウトプット学習はお休みをし、試験モードとなっております。「試験直前に部屋を掃除したくなる病」も出ていますが(笑)。

 さて今回は、試験直前対策をテーマに、今どうしているかを書いていきたいと思います。

 ■解答技術に関する本を読む

 Z会の模試を解いた際に「このPartは、こう解いていけばいいのかな」と思ったことの確認のために、解答技術に関する本を買いました。本屋さんへ行けばこの種類の本は何冊もありますので、気に入った本を選ぶと良いかと思います。「このような本に頼るのはいかがなものか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こういった解答技術は「知っているとすごい点数が上がる」というより「知らないと本来の英語スキルより低く見積もられてしまう」という主旨であろうと思っています。つまり、「試験に慣れましょう」ということです。試験に慣れていない方は読んでおくべきかもしれません。

 ■頼りになるのは公式問題集

 模擬試験問題集も、本屋さんに行けばいろいろな会社が出す本があります。特にオススメはTOEIC公式の問題集です。

 TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉

 公式問題集なので、問題の難易度や出題傾向といったものが本番に一番即しているわけです。「新」と銘打ってからは4巻出していて、特に番号が大きいもの程、最新の試験に即しているものと思われます。Vol1と2は2巻まとめて1本のニンテンドーDSのゲームソフトにもなっているので、そちらもオススメできます。嵩張りませんし。

 ただ、公式問題集の難点は価格。模試2回分(400問)で2940円。別の模試の本であれば模試3回分(600問)収録されているものや、2000円前後で購入できるものもあります。それでも、試験直前であれば公式問題集を解くべきかと個人的には思います。本番に一番近い、というのは大きなアドバンテージです。

 ■公式問題集で自分に絶望

 実際に公式問題集を解いてみて思ったのは、「え、こんなのでいいの……」と思ってしまうような、意外と簡単な問題も含まれているということです。今まで読んだ模試や対策本が相当レベルが高かったのかな、と今にして思うほどで……。こう思えたことで、本番に対して少しだけ自信がつきました。

 しかし、自信がついた直後……。

 時間を測って問題を解き、答えあわせをして、問題集に掲載された予想得点を照らし合わせて、唖然……。

 600点どころか500点もいっていない…。

 もちろん、本番で予想される得点のレンジですから、本番のスコアとは全く違う。これが本番だったら意外とスコアが伸びる可能性も考えられる。しかし、それにしたって、3カ月勉強してきたのは一体、何だったのか……。と、絶望感でいっぱいになりました……。

 とはいえ絶望ばかりしていられないわけで、何が悪かったのか、そこで自分なりに分析した結果、

  • リスニング:Part3、4のスピードが速すぎて聞き取れない
  • リーディング:Part7を最後まで解ききれない

 ここに大きな問題があるだろうと考えました。「もっと速い会話スピードの会話が聞き取れるようにする」「もっと速く英文を読めるようにする」、以上2点の訓練を今おこなうことにしました。

 ■リスニング対策

 英語学習をはじめた時と比べればリスニング力も上がっているように感じています。ただ、TOEICの正解率の悪さは大して変わっていないわけで。とにかく会話が速すぎて。そこで、公式問題集の音声ファイルを倍速再生して聞く学習をしています。本番より速い音声を聞き続けていれば、本番の会話速度は遅く感じるのではないか、と思いまして。

 といっても、iPod touchでは、Podcastとして落とした音声しか倍速再生機能が利用できません。そこで、アプリを1つ買いました。

 おてがる倍速(iTunesが起動します)

 iPod touchの中にあるすべての音楽ファイルを倍速再生できます。次のトラックになると倍速が解除されることがある等、若干使いにくい点もありますが、語学学習には重宝するかと思います。

 ■リーディング対策

 わかる単語も増えました。Part5、6の解く時間も短くなりました。それでもPart7が解ききれません。長文の読解スピードが相当遅いようでした。原因を考えながらネット上で情報を集めた結果、英単語の1つひとつを頭の中で音読しながら英文を読んでいるから遅いことがわかりました。

 長文を速いスピードで読むためには、頭の中で音読せず、文字を見るだけで文を理解する必要があるようです。そのことを意識しつつ、公式問題集のリーディング問題を教材の中心とした英語長文を読む練習を始めました。

 例えば、以前紹介したアルクのiPhoneアプリ「文法特訓編」には「読み返り防止リーディング」の練習モードがあります。また、Eyercize というサイトでは、指定した英文を、好きなスピードで表示してくれます。速読練習のツールとして有用だと思います。もちろん、何も使わなくても速読練習は行えます。

 また、自分は、日本語の文章でも頭の中で音読する癖があったので、日本語の文章でも文字だけで理解する速読練習をしています。日本語でできなければ英語でできるわけがないですから。

 上記の訓練を暫く行ってから、公式問題集の2回目のテストを解こうと思っています。

☆★☆

 次回は、受験体験記を書こうと思っています。1月31日(日曜)が本番ですから。

 まあ、しかし、このままだと非常に企画倒れ色が濃厚ですが……。やれるだけのことはやってみたいと思います。

 さて、自分は本番で何点を取れるでしょう。

今回の試験結果bookmaker
予想 ODDS
勉強が足らなすぎた395点以下 3.0倍
「千里の道も1歩から」な400点台 2.0倍
企画として中途半端な500点台 4.0倍
目標達成!!600点台 5.0倍
まさかの700点以上 200.0倍

 予想が当たりましても、何も差し上げられませんが(笑)。

Comment(3)

コメント

starwada

こんにちは。

私も31日に受験予定です。

2年前から年1回のペースで受けています。
で、今年で3回目。

1回目が540点、2回目が545点だったので
自分もめざせ600点です。

普段はNHKのラジオ講座のみです。

まだ若い人

こんばんは。

PART7は一度も間に合ったことがないです。
分速150語程度読めれば間に合うようですが、
80~90語くらいが関の山の私にとっては、とてもとても…

私は社内で2/2に受験する予定だったのですが、
諸々の都合で受験できなくなってしまったので、
CASECでも受けようと思っています。
自宅で受けられて結果もすぐわかるようなので。
TOEICは4月になりそうです。

あずK

コメントありがとうございます。

starwadaさん>

同日受験ですね。しかもあと50点。
ただ、その「あと50点」が遠いんですよね…。模試を解いていて何度も思います。
頑張って下さい。

年1回受験、自分も考えています。
ネットから申し込んだ場合、翌年の同月の受験は受験料が安くなるらしいので(笑)。

ラジオ講座…、大学時代はたまに聞いていました。
アナログのテープに録音したものを携帯プレーヤーで聞きながら通学していました。
ビジネス英会話の番組とか、また聞きたくなりました。


まだ若い人さん>

分速150語でギリギリですか…難しいですね^^;
今、とにかく速く読めるよう、訓練中です。
本番までにある程度は出来るようになれば良いのですが…。

> 私は社内で2/2に受験する予定だったのですが、
> 諸々の都合で受験できなくなってしまったので

そうですか…残念ですが色々あるなら仕方ないですよね。
ぜひ4月に!いい結果が出ることをお祈りさせて頂きます。
CASEC…はじめて聞きました。あとで調べてみます。
良さそうなら受験するかもしれません(笑)。

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