TOEIC 600点への道 2009(7):「ひとりでもできる会話・書き学習」
先日、リスニング学習にもなるかなと思い、映画を観に行きました。原題が『UP』という映画です(邦題は『カールじいさんの空飛ぶ家』)。大人向けより子供も楽しんで観られる映画の方が易しいかな、と思いまして。実際、学習になりました。明らかに聞き取れた単語があったのに、日本語の字幕には書かれていないことが何度もあり、映画の字幕って相当意訳されているのだなあ、と思いました。
ただし、途中からリスニング学習なんてどうでもよくなりまして。理由はよくわかりませんが。それどころか、映画が歪んで見えてくるんですよ。まるで自分が水中で観ているかのように。理由はよくわかりませんが。ただ、ひとつ思ったのは、学習目的で映画を観るのであれば、感動大作を選ばないことをオススメします。実は、3Dデジタル版を観たので、3Dメガネを装着しながらの映画鑑賞でして。終わる頃には3Dメガネがもの凄く濡れていました。かなり興奮して汗をかきまくったものですから。
■ライティングとスピーキングの学習もする
さて本題です。今回はTOEICとは関係のない、WritingとSpeakingという2つの学習について。前回の終わりにも少し書きましたように、入力ばかりでなく出力もした方が英語のスキルは伸びるのではないかと思います。それに、「TOEICで600点を取りました、けど会話ができません」となるのも馬鹿馬鹿しい話なので。TOEICの点数に見合った英会話力を身につけたいと思っています。
■一番いいのは、友達を作ること
出力の学習として一番いいのは、やはりネイティブの友人を作ることでしょう。実際に会話ができますから。身近にいなくても、ネット上で知り合いになれればeメールのやり取りもできますし。そういった意味では、英会話スクールやコミュニティって凄く役立つと思います。ネット上でいえば、FacebookやLang-8を利用するのが良いかと。前者はアメリカで流行しているSNS、後者はネイティブの登録者から自分の書いた英文を添削してもらえるサイトです。友達を作れやすい方には非常にオススメです。自分も登録してみましたが、なかなか友達が作れず……。難しいですね、コミュニケーションって。
とはいえ、ひとりきりでも充分、出力の学習はできると思います。以下はひとりでできる学習コンテンツを紹介します。
■王道・ディクテーション&シャドーイング
独学の場合の王道としては「ディクテーション」と「シャドーイング」があります。リスニング教材を使用し、教材から流れてきた英文を書き留めるのが「ディクテーション」で、声に出して言うのが「シャドーイング」です。出来れば易しい教材からはじめると良いですが、大方のリスニング教材で学習できると思います。また、smart.fmには「ディクテーション」学習の機能が搭載されています。
■お馬鹿な英文をつくってみる
ディクテーション・シャドーイングばかりでなく、自分で日本語を英訳する学習を行う必要があるかと思いますが、そうは思っても特に書きたい(言いたい)こともない。そんなときに思いついたのが、珍文をつくること。以前、「もえたん」という単語帳の書籍が流行りました。「『萌え』な絵」が特徴的であることに加え、収録された単語の例文が面白いんです。その内容は、色々なアニメの名台詞を英訳したものや、芸能ネタなどです。「もえたん」のように、自分の好きな漫画やドラマの名台詞、流行語等を英訳してみることが面白くてよくやっています。最近も、
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You are good boy, I'm "Bird-man".
(君はいい子だね、僕は『鳥人』だよ。)
However you cry, your father doesn't come here absolutely.
(いくら叫んでもお父さんは来やしないよ。)
I let you show the boundary between bird and human.
(君に鳥と人間の境目を見せてあげよう。)
I have understood general things, so I want to do it too.
(大体わかったから、やらせてくれ、それ。)
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といった文を作って遊んでいました(文に間違いがあったら、すみません)。
■4コマ漫画を説明してみる
定期購読で朝刊の新聞を読んでいまして(普通の日本語の新聞です)、その新聞に掲載されている4コマ漫画を説明する文章を時々つくっています。どこの新聞かは明記しませんが、今度お兄ちゃんになるということで話題になった4コマ漫画です。絵に描かれたことを説明することは、英検(2次試験)の対策にもなるかもしれません(将来、準1級を受験できたらなあ、と思っています)。
■タイピングゲームで英文学習
英文をタッチタイピングの素材にしたゲームを行うことでライティングの学習が行えます。上にあげたサイトの素材は、e-typingがビジネス英語の英文、Fast140は、twitter上での誰かのつぶやきです(twitterのアカウントを持っていないとゲームに参加できません)。また、Fast140は、遊びすぎるとサイトのTOPページの「Recent」欄に自分のアイコンがズラリと並ぶので、注意してください。自分自身がドン引きするので……。
■早口言葉に挑戦してみる
It's Fun to Read
Interesting Things for ESL Students
色々な教材でシャドーイングは行えるものの、出来れば面白い教材を使いたいなと思い、考えたのが「早口言葉」。英語では「Tongue Twisters」。上にあげた2つのサイトでは音声も聞けるのでシャドーイングが行えます。テンポよく言うと楽しいんです。
■iPhoneアプリで即答練習
本当は以上で終了の予定でしたが、つい最近、面白いiPhoneアプリを見つけたので買ってしまいました。
既存の書籍をアプリ化したアプリです。提示された日本文を8秒以内に頭の中で英訳して英文を口に出して言う練習をします。録音機能も搭載しているので、自分の発音の確認や、先生の発音との比較も行えます。序盤は3、4語程度で作れる英文が中心なので、英会話に慣れていない方に特にオススメできます。
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アウトプット編は以上です。最近は、それらが面白くてTOEICに直結した学習が停滞気味です(笑)。まあでも、英語学習のモチベーション自体が保てているので、問題はないかなあ、と思っています。
次回は年明けに、「直前対策」について書きたいと思っています。先に言いますと、そのために書籍を2冊買っています(苦笑)。直前対策だけは、仕方ないと思います。と、言い訳。
コメント
第3バイオリン
あずKさん
楽しく英語の勉強がはかどっているみたいですね。
>学習目的で映画を観るのであれば、感動大作を選ばないことをオススメします。
私にも似たような経験があります。
以前、英語の勉強になるかと思い、NHKの「リトル・チャロ」という番組を
見ていたことがあります。
第3話で号泣し、それ以降はストーリーの方が気になって英語どころではなくなってしまいました(苦笑)
あれは犬を飼っている人が見てはいけませんね。切なすぎます。
(結局、途中で見るのをやめてしまったため、今どうなっているのかは知りません)
>■お馬鹿な英文をつくってみる
数日前のあれを見て、「い、一体何が起こっているのー!?」と
ひそかに思っていたのですが、これだったのですか。
(実は元ネタはわかりません。ごめんなさい)
来月のTOEICの試験、がんばってくださいね。
あずK
第3バイオリンさん>
コメントありがとうございます。
昔から感動もののストーリーが好きで、
「カールじいさんの空飛ぶ家」も前評判を見て、行きたいなと思いました。
ついでなら字幕版を観れば英語学習にもなって一石二鳥だ!と。
しかし、感動したらどうなるかということかを忘れていました(苦笑)。
結果的に一羽しか得られませんでしたが…満足したのでいいです(笑)。
「リトル・チャロ」ですか。はじめて知りましたが、興味津々です。
(実家では犬を飼っていましたし。数年前に大往生してしまいましたが。)
再放送かDVD化されているようなら、観てみたいです。
> 数日前のあれを見て、「い、一体何が起こっているのー!?」と
> ひそかに思っていたのですが、これだったのですか。
> (実は元ネタはわかりません。ごめんなさい)
思いついた珍文を即書きとめておくのに、いい場所なんですよね、あそこ(笑)。
元ネタは、ちょっと前のお笑い番組なので、わからない方のが多そうですね^^;
珍文とはいえ、他人が読んだら「元ネタがわからない」「何が面白いかわからない」的な
感想を持たれてしまうでしょうが、他人がどう思おうと、
自分が面白いと思う英文を書くことが大事だと思っています。
> 来月のTOEICの試験、がんばってくださいね。
ありがとうございます。頑張ります。
目標の600点を目指して。ただ、こうやってコラムのネタにしてから、
本番のことを想像しただけで緊張して…。本番はもっとやばそうです(笑)。
第3バイオリン
あずKさん
>「リトル・チャロ」ですか。はじめて知りましたが、興味津々です。
>(実家では犬を飼っていましたし。数年前に大往生してしまいましたが。)
>再放送かDVD化されているようなら、観てみたいです。
調べてみたら、DVDが出ているようです。
見たら絶対泣きますよ(笑)。
(私も実家に犬がいます。犬に会うのが実家に帰る楽しみのひとつです)
ちなみに私は、演奏会当日の深夜(夜1時くらい)に再放送されているのを見て
大号泣してしまい、朝起きたら顔がえらいことになっていた…なんてことがあります。
まだ若い人
こんにちは。
アウトプットはなかなか機会がないですねー。
音読はいつもやるようにしているのですが。
英会話8秒エクササイズというのがとてもよさそうですね。
8秒というのが何か惹かれます。
リトルチャロは私も最近、番組に気づいて見てます。
朝6:30か6:40から放送していたと思います。
番組本篇も面白く、日常で使えそうな会話表現の紹介など、
NHKに感謝したくなります。
それではよいお年を
あずK
あけましておめでとうございます。
コメントありがとうございます。
第3バイオリンさん>
リトル・チャロ、ぐぐって調べました。
何回かNHKで見たことありました、これ^^;
#タイトルと内容が結びついていなかったです…。
DVD化されているということで、ぜひ買いたいです。
> 演奏会当日の深夜(夜1時くらい)に再放送されているのを見て
> 大号泣してしまい、朝起きたら顔がえらいことになっていた…なんてことがあります。
お互い、号泣しやすい性格ってことを自覚しておいて、
「勉強のために見るなら感動作は選ばない」「大事な行事前に感動作は見ない」等
気をつけた方がいいのかもしれませんね(笑)。
まだ若い人さん>
何だかんだでアウトプット学習は後回しにしやすいんですよね。
ただ、ずっとTOEIC対策をしていても面白くないですし、
600点取れてるのに「Can you speak English?」「A little.」なのも
なんか悲しいので(笑)。
8秒エクササイズは、1日分やっただけでも結構疲れますが、
英語で話すことに慣れてくるので、これをとっかかりとして
「ビジネス英会話」「トラベル英会話」に進むと良いのではないかと。
リトル・チャロをたまたま見たのは夜だったと記憶していますが、
朝にも放送されているようで。
偶然見た、じゃなくて、ちゃんと時間を調べて見てみたいです。