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資格試験に対してモチベーションを保つコツ

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 こんにちは。

 私事で恐縮ですが、春の情報処理試験で受験した「情報セキュリティスペシャリスト」、合格できました。解答速報サイトで自己採点して、その感触が、合格か不合格かが非常に微妙なラインだったため、受験後から合格発表までの2カ月半、思い出すだけで気になって仕方ないという意味で地獄を味わいました……。ようやく地獄から開放されて、体が軽くなりました。

■ソフ開合格から足掛け○年

 今回の合格は、喜びもひとしおでした。社会人になって初めて情報処理試験に合格できたということと、最後に情報処理試験に合格(ソフトウェア開発技術者)してから早○年という月日が経ったということが合い重なったものですから。

 それまでは、春の試験と秋の試験は受験するも不合格を続けるどころか、迷走し続けてしまったので……。ソフ開に合格後、春も秋も同じ試験を何回も受験しているのに不合格。受験1年目は楽しく勉強できたのに、受験回数を重ねる毎に勉強する意欲が失われていきました。そのため、気分を変えて別の受験区分を選択して勉強、受験しましたが、それでも不合格。モチベーションが全く無くなって、受験しなかった時もありました……。

 ここまでの数年間はそのような調子だったのもあって、それを思い返すと感慨深いものがありました。

■資格試験に対するモチベーション管理は難しい

 先に書きましたように、自分は不合格が続いて挫けてしまったことがありまして、資格試験に関してはモチベーションを上げる(保つ)ことは非常に難しいものと感じています。それでも今回は合格することができました。その要因を自分なりに振り返ってみました。

 1番大きな要因は、「上司の勧めがあったから」だと思っています。今年のはじめに、上司から「今後、セキュリティの資格を持っておくと市場で評価されると思う」という言葉をいただきました。そのことで、過去に受験した科目を勉強しているとき以上に自分の中でモチベーションを保てたように感じています。

 自分がその技術や方面に興味があるから勉強を始めたとしても、現在の仕事に繋がりそうになかったり、その資格の取得を褒めてくれそうな人がいなかったりすると、モチベーションは挫けやすいのではないでしょうか。上司や先輩と話し合い、この資格を取得することを決めると良いかと思います。話し合って合意の上で決めるのが1番ですが、反対されない限りは「自分は今度この資格を取ります!」と宣言するだけでも違うと思います。

 また、知識を覚える目的で資格の受験を決め、勉強をはじめたのに途中で「資格取得」が目的になる(手段だったものが目的になる)と、やはりモチベーションは挫けやすいと思います。過去に何度も経験をしました。

 ベンダーの資格でも、最初は「その方面の知識がないので、知識をつけたい」という目的で「資格試験があるようなので、その試験の合格をゴールとして勉強しよう」というきっかけで勉強をはじめることがほとんどでした。しかし、途中で勉強が楽しくなくなってきます。今思うと、そのようなときは往々にして、資格試験の合格が目的になってしまっていたのかなと感じています。「何のために資格試験を受けようとしたのか」を改めて考え直し、「合格した後の自分」をイメージするとモチベーションは保てるのではないでしょうか。

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 資格試験に対するモチベーションを上げる(保つ)、その大前提は「楽しく勉強をする」ことだと思います。楽しく勉強するためには、

  • 仕事に直結している
  • 評価してくれる(褒めてくれる)人が周囲にいる
  • 資格取得後の自分がどうなっているかをイメージする

といった要素があると良いかと思います。他にも「同じ目標をもって努力している人が周囲にいる」などの要素もあると思います。「自分はこういうことをするとモチベーションが上がる」という信念に沿って行動するというのもありでしょう。いずれにせよ、「楽しく勉強する」ことが資格試験に合格するには大事なのではないでしょうか。

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