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情報流出事件を防ぐには? -がんばって、高村ミスズ!

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神奈川県の個人情報が流出

 先日、神奈川県庁が廃棄したはずの個人情報が入っているハードディスクがネットオークションで売られていたという事件が起きました。廃棄の委託を受けていた会社の社員が盗み出して転売していたとのこと。売られたハードディスクはどうにか回収できたようですが。

 高い料金で廃棄をしている会社がこんなことをしているとは言語道断です。そしてそんな会社を監査せずに丸投げする県庁も問題です。私も神奈川県民として激おこぷんぷん丸です(古っ)。

セキュリティ犯罪を防ぐ対策

 情報処理技術者のセキュリティの資料には、状況的犯罪予防として次の5つの対策が書かれていました。

  1. 物理的にやりにくい状況を作る
  2. やると見つかる状況を作る
  3. やっても割に合わない状況を作る
  4. その気にさせない状況を作る
  5. 言い訳を許さない状況を作る

 このうちの3つくらいでもちゃんとやっておけば、このような犯罪は起こらないはずです。ずさんな管理だとしか言いようがありません。

 上に挙げた5つの項目のうち、1,2は当然考えられる対策です。一方、3,4,5はちょっと面白いな、と私は感じました。やっても割に合わない、その気にさせない、言い訳を許さない、というのは犯人予備軍の心理を考えた対策ですね。

推理ドラマは殺人事件の抑止力になっている

 毎週、テレビでは多くの犯罪推理ドラマが放送されています。私が見た中では、殺人犯はほぼ100%バレています。ルパン三世とかキャッツアイとかは捕まりませんが、殺人犯ではないのでナシにして。

 殺人犯は死亡推定時刻を狂わせたり、アリバイを作ったり、他人を犯人につるし上げたり、真相にたどり着いた人を消したりと、あらゆる手をつくします。さまざまなトリックを使います。それでも名探偵によって暴かれてしまっています。

 そんな推理ドラマをこれまでにたくさん見てきましたから、良い子の皆さんは憎いヤツがいても殺そうとは思いません。偽装工作をしたってどうせ捕まってしまうだろうから。

 犯人が必ず捕まるという推理ドラマが、殺人事件の抑止力になっていると思います。

データ流出事件は高村ミスズが抑止力になるかも?!

 データ流出などの犯罪も、絶対捕まる、割に合わない、という意識が一般人に浸透すればいいのに。そう思わせるような推理小説やドラマが作られればいいのに。

 そんな話を書ける人と言えば、リーベルGさんです。このエンジニアライフで一番人気のコラムにスト(というか小説家)ですから。「高村ミスズの事件簿」では、ITに関わる難しい事件も解決されています。高村ミスズが頑張ってくれれば、世の中のデータ流出事件も減るかもしれません。

 でも、ITに詳しい人でないとリーベルGさんの小説の詳細は理解できないんですけどね。

 あべっかんでした。

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