Heaven?~ご苦楽レストラン~は理想的な職場環境かも?!
ご苦楽レストランのオーナーは気まぐれ?!
「Heaven? ~ご苦楽レストラン~」というドラマを見ました。
黒須仮名子(石原さとみ)はフレンチレストラン「ロワン・デイシー」のオーナー。いつも店の一席で悠然と料理を食べてはわがままを言って店長(勝村政信)やスタッフを困らせています。レストランの客は少ないことが多く、儲かっているとは言えない状態です。
店長はこの状態を打開しようと思いました。バースデーサービスを取り入れたり、お客様のあらゆる要望を満たしたりしてがんばりました。でも、お客様のわがままに答えすぎてしまって、スタッフは疲弊するし、店の品位は落ちるし。
店の経営状態を良くしようとしてがんばったのに、と言う店長にオーナーの石原さとみが言います。
「誰もそんなことは頼んでいないわ。この店の目的は利益を得ることじゃないの。利益なんてどうでもいいの。この店はスタッフが快適になればいいの。っていうか私が快適ならそれでいいの」
一見わがままなオーナーですが、これって大切なことだなと思いました。
安全第一なら利益はその次でしょ
工事現場で必ず目にする標語に「安全第一」があります。先日テレビ番組で知ったのですが、安全第一には続きがあったそうです。USスチールという会社が最初に「安全第一、品質第二、生産第三」という標語を作りました。品質や生産性よりも安全に気をつけてね、という方針を明確に打ち出したことで労働災害が減ったそうです。
それがいつのまにか、「品質や生産性も軽視してもらっては困る。同じくらい重要だ。全部第一だ」などとほざいた経営者や株主がいて、第二と第三は書かれることなく「安全第一」が多くの会社で定着したのではないでしょうか。(あべっかんの推測です)
株主のためより社員のための会社に
どこの会社も「安全第一」という標語を掲げつつも、「お客様の満足のため」とか「最高の品質」などを第一目標に掲げています。でもそれは「会社の利益のため」「株主の利益のため」が裏の目的です。
そりゃあ会社の利益も大事ですけど、でもその前に、まずは社員のこと、社員の幸せを第一に考える。それが会社のあるべき姿だと私は思います。「お客様のワガママを何でも聞く会社」よりも「社員を大事にする会社」の方が大事だ。そういう会社を評価する。という人が増えてほしい、そういう風潮になってほしいと私は思います。そう思いませんか?
石原さとみはいいなあ、と思いながら神泡のビールを飲んでいるあべっかんでした。