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ぽきっと折れない働き方をするために外に出てみよう!

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ストレスが溜まっていませんか?

 私はこのごろ一週間がすごーく早く過ぎていくように感じています。気がつくと金曜の夕方になっていて、今週も忙しかったわりには仕事がずいぶん残っているなあと毎週感じています。毎日ノルマに追われていて立ち止まって振り替える余裕がないからでしょうか。常に仕事が溜まっている状態だとストレスを感じてしまうものです。

 私は日ごろ多少嫌なことがあっても、「これはコラムのネタになる」と思うと気持ちが楽になります。アウトプットする場所を持っていることがストレス解消にも役立っています。けれども仕事の愚痴を毎日コラムに書くわけにもいきません。ストレスが溜まって心がぽきっと折れてしまわないようにしないと。

 これを読んでいるあなたはストレスが溜まっていませんか? 心がぽきっと折れそうになっていませんか?

 先日、「ぽきっと折れない働き方」というセミナー(at 新宿)を見つけました。サバイバルワークスタイリスト(ってなんだろ?)の今井久美子氏が、どんなに落ち込んでも立ち直れる心の持ち方、サバイバル仕事術を教えてくれるそうです。でもどのセミナーでもそうですが、セミナーで教わった翌日からすぐに効果が出てぽきっと折れなくなるなんてことはないでしょう。なにかしらのヒントを得て、そこから自分で行動して初めて効果が出てくるものです。それよりも、セミナーには同じような悩みを持った人たちが集まってくるので、話をしてみて何か気持ちが楽になった、というほうが即効性がある効果になるかもしれません。

引きこもりからの脱却

 私の知人のIさんは引きこもりのコンサルタントをしています。Iさんはときどき引きこもっている人たちを呼び出してお茶会をするそうです。あるときのお茶会には、40代の引きこもりおじさんと、引きこもっている女子中学生とその母親が参加しました。

 女子中学生はほとんど話をしてくれません。Iさんが話しかけてもほとんど答えが返ってきません。仕方がないのでIさんは引きこもっているおじさんの方とほとんど話をしていました。女子中学生にはなにもしてあげられなかったなあ、と思ったそうです。

 ずいぶんたってから、Iさんは女子中学生の母親と会う機会がありました。すると驚いたことに、女子中学生はあのお茶会のあとから学校に行くようになったそうなのです。

 お茶会で引きこもりおじさんの話を黙って聞いているうちに、「他にも引きこもっている人がいるんだ」、「こういう生き方でもいいんだ」と思ったそうです。自分は全面否定されていると思っていたところが、常に否定されるわけではないと感じたのです。引きこもりおじさんの存在を知ることで自分を客観視できて自信が持てるようになったのでしょう。

行き詰ったら外に出てみよう

 何が言いたかったのかと言うと、働き方に行き詰まったときには社内に引きこもっていないで外に出てみよう、ということです。自分の職場しか見ていないとそこでのやり方や考え方が全てだと思えてしまいます。それに合わせようとすることでストレスが溜まって行き詰っているのかもしれません。

 働き方に行き詰ったと感じたら、自宅と職場を往復する世界にどっぷり浸かっていないで、外に出て別の世界の人と接触してみましょう。別にセミナーでなくても、レジャーの集まりでも、オタクのオフ会でも、悪の秘密結社のボランティア活動(そんなのあるのか?)でもかまいません。普段と違う世界の人と触れてみましょう。自分と異なる環境にいる人の話を聞いてみましょう。

 ちなみに前述の「ぽきっと折れない働き方」のセミナーは「女性がしなやかに働くコツ」というサブタイトルがついていますが男性でもOK だそうです。講師はオヤジギャグも通じるかたのようですし。ぽきっと折れないように、しなやかに働くために、私も行ってみようかしら。女装して。

 あべっかんでした。
Comment(2)

コメント

仲澤@失業者

寺山修司の「書を捨てよ、町へ出よう」ですかね。
「天井桟敷」の舞台にもなっていたようです。
Wikiで検索したら芳賀書店版の同書の表紙が横尾忠則(うむっ)。

abekkan

>仲澤さん

コメントありがとうございます。
さすが博識ですね。どんな(妙な)コラムに対してもコメントできるところがすごいといつも思っています。(^^)

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