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ロボットプログラマー体験ってどうなの?!

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キッザニア東京に行って来ました

 先日、小学5年生の娘を連れてキッザニア東京に行って来ました。キッザニア東京は、子どものためのお仕事体験のテーマパークです。ビルの2つのフロアが街になっていて、街の中でいろいろな職業を体験できます。 各パビリオンはそれぞれ本物の会社がやっています。三井住友銀行、ヤマト運輸、ANA、ヤクルト、ピザーラ、ゼクシィ、などなど子どもでも知っている会社のパビリオンが並んでいます。

 そこで消防士、警察官、医者、パン屋、銀行員、新聞記者、パイロット、など100種類近くの職業が用意されています。中にはお笑い芸人というのもあります。これは実際の芸人が書き下ろしたネタを覚えてステージで披露するようです。これは私もやってみたい!。

ロボットプログラマー体験って簡単すぎる!

 私が注目したのは、ロボットプログラマー体験というdocomoのパビリオンです。そこにはロボットのSotaが2台置いてありました。6人の子どもたちが3人づつに分かれてお姉さんにプログラミングを教わります。このパビリオンの対象は6歳以上。時間は40分しかありません。小さな子どもにたった40分で何を教えられるのだろう? どうやって教えるのだろう? というところに私は興味がありました。

 ここでのプログラミングは、アイコンを順番に並べるだけでした。手を振る、おじぎする、サービスを選ぶ、サービスを確認する、音楽を流す、などのアイコンがあり、それを順番に並べて実行すると、Sotaがそのプログラムで動くというものでした。

 ただアイコンを並べるだけ。これでプログラミングと言えるのか? ロボットプログラマー体験と言えるのか? はITエンジニアとしてはおおいにツッコミたいところです。どこかのロボットパートナーが聞いたら怒ってしまうかもしれません。けれども、対象となる6歳からの子どもにたったの40分間でプログラミングを教えろと言われたら、やはりこの程度のことしかできないのではないでしょうか。

カプセル化するとプログラミングが簡単になるけど(?!)

 このアイコンを並べて作るプログラミングというのは、ソフトウェアのカプセル化の最たるものだと思います。各機能をカプセル化してインターフェースだけ気をつければいいようにすることで、難しい処理を書けなくてもプログラムが作れるようになります。

 私の職場でもカプセル化してプログラム簡単に作れるようにしようとしています。ただし、カプセル化し過ぎるとプログラマーの勉強になりません。ただカプセル化された処理を並べることしかしないことになるからです。だからカプセル化はあまりしないほうがいい、と言う人もいます。

効率化かスキルアップか?

 魔女の刻のくぬぎ市のシステムは寄せ集められた大勢で開発をしています。スキルの高い人は難しいカプセルの中身を作り、スキルが低い人はコンテナを組み合わせるだけの仕事をしているのかもしれません(違ったらゴメンナサイ!)。スキルの低いプログラマーでも、カプセル(コンテナ?)を組み合わせるだけならできそうです。カプセル化することで、スキルが低いプログラマーでもプログラムを作ることができます。カプセル化することが効率化につながります。

 効率化を考えればどんどんカプセル化した方がいいでしょう。ただ、プログラマーを育てるにはしすぎないほうがいい。カプセル化されたモジュールを組み合わせるだけではプログラマーとしてのスキルは上がりません。カプセルの中身を読む機会があればいいのですが、急いでいるとその中身まで見ませんから。

 効率化と教育のバランスって難しいですね。

 あべっかんでした

 ※「キッザニア東京のロボットプログラマー体験はとても簡単(写真付き)」

Comment(2)

コメント

仲澤@失業者

子供の頃、LEGOに良く似たプラスチックブロックのおもちゃで遊んでたのを思い出しました。
作るのはたいていロボットとか飛行機とかですが、なんでも作れる魔法のブロックでした。
買ってはもらえませんでしたが、「電子ブロック」にも強烈な興味を抱きました。
これさえあれば・・・なんでも作れるじゃん。
まぁこの「かっぺ」な思い込みってのは強い学びの原動力でした。

今どきで言えばMESHとかKOOVとかが欲しくてたまりません。
こっこれは・・・なんでも作れるじゃん。

abekkan

>仲澤さん

MESH? KOOV?
知りませんでした。いろんなのが出ていたのですね!

電子ブロックは買いましたよ。大人になってから復刻版を。
子どもに使わせましたが思ったほど興味を持たなかったですね(-_-;)
私のほうがワクワクしました。

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