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週休三日や残業なしの働き方は実現できるのか?

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週休三日の旅館があった!

「老舗旅館、週3日休館でも売り上げ倍 目をつけたのは...」
という記事が年末の新聞に載っていました。

 新しい社長が旅館に予約から経理までを一元管理するITシステムを導入しました。そして全従業員にタブレット端末を持たせたり、風呂にセンサーをつけて入浴客の数を把握しました。従業員がいちいち見に行かなくても状態をタブレット端末で確認できるようになりました。

 また、火曜と水曜を定休日にして従業員を週休三日にしたそうです。旅館でありながら年中無休でなくて休業日があるというのは画期的ですね。これはITシステムを導入して無駄を省いたからではないのかもしれません。ただ、無駄を省こうという考えから、客が少ない火曜と水曜は休業にしてしまったほうが無駄が少ないという発想になったのではないでしょうか。

人が幸せになるためのITシステム

 ITシステムの開発は、合理化による企業の利益のために行われるということが多いかと思います。

 「AIが生み出した利益は誰のもの? 労働者に利益は還元されるのか」という記事もありました。人の多くの労働がAIに置き換わった場合、企業は人間を雇わなくなりAIの進歩が一般の労働者に還元されることはありません。従来の経済では、企業が儲かれば労働者に利益が還元され、景気が良くなるという仕組みになっていましたが、AIによって企業が儲かった場合はそうはならなくなります。

 ITシステムやAIを開発しても喜ぶのは企業や投資家ばかり。それってなんかつまらないと思いませんか。それよりもそのシステムを使う人が便利になって喜んでくれる、楽になって幸せになることのために働きたいと私は思っています。あるいはコンシューマー商品を開発してエンドユーザーに喜んでもらうとか。

 ですから冒頭の旅館の話で、ITシステムを導入したことで、直接ではないにしても従業員の休みが増えたということはITエンジニアとして嬉しく思います。同じように、ITシステムの導入が、企業の利益だけではなく、使う人やそこで働く人たちの幸せにつながることが多くなるといいなあと思っています。

週休三日は厳しくても、週休七日なら...

 ところで週休三日ってどう思いますか? 私は今の仕事量を考えるととても無理だと思ってしまいます。長年働いてきて、残業や休日出勤に慣れきってしまったからでしょうか。毎日明るいうちに退社できるということが想像できません。自分の仕事量をこなすには残業が必須だと思っていきました。

 けれどもきっとそう考えることがいけないのでしょうね。必要な仕事をこなすことに対して長時間労働という解決策しか考えられないというのがいけないのだとは思います。まずは発想を変えて、長時間労働に頼らない、週休三日や残業なしなんて無理だと思わない。それを私の今年のテーマの一つとしたいと思っています。

 週休三日よりも週休七日の方が実現可能性が高いあべっかんでした。(いや、それはリストラだってば!)

「週休三日の旅館 -頑張りすぎないほうが子どもが夢を持てる」

Comment(2)

コメント

atlan

週休八日を希望しまーーーす by双葉杏

abekkan

>atlan さん

双葉杏ときましたか。
休むためならどんな労力がかかっても頑張りましょう!!

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