「いたぞ、連れて行け!」 -IT業界の常識は世界の非常識?!
いたぞ、連れて行け!
「いたぞ、連れて行け!」一瞬でバレちまう!プログラマを狩る質問9選 という記事がありました。質問の回答でプログラマだと分かってしまうというような質問が9つ載っています。
「パンを2個、もし卵があれば3個買ってこい」
A「パン2個と卵3個買った」
B「パン2個買って卵無かった」
C「卵があったからパン3個買った」
これでCがプログラマだということが分かってしまうのです。
たしかに、「パンを2個、もし卵があれば3個買ってこい」と仕様書に書かれていたら、if (卵があったら) {パンを3個買う} ようなプログラムが実装されるに違いありません。面白い記事だったので私はFacebookにリンクを載せました。するとプログラマではない人から、「意味が分からないので解説してほしい」と言われました。あ、分からないのね、やっぱり。
IT 業界の常識は世界の非常識
IT 業界にいると当たり前に使っている言葉が外の世界では通じなかったり、常識だと思ってやっていることが他の人から見たら非常識だったりします。けれどもそれはIT 業界に限ったことではありません。特定の業界、政治家とかマスコミとか医者とかの世界では特殊な常識がありそうです。
その業界に合ったやり方、常識があることは仕事を進めやすくするために必要なことでしょう。ただ、それが行きすぎて非効率なやり方や理不尽なしきたりが当たり前になっていることがあります。そしてその業界に長くどっぷりつかっていると他の考え方ができなくなってしまいます。それが危険です。
今はミサイルどころじゃない、って感覚がマヒしないように
政治の世界では、誰かがちょっと失言したり疑惑を見つけるとと全力で命をかけて突っ込みを入れます。ミサイルが飛んで来るのを防ぐよりも敵の議員を蹴落とす方が重要なのです。
また、サラリーマンと違って仕事中に寝ていても、しかもそれがテレビに写ってしまっても叱られないのです。政治の世界に長くどっぷり漬かっている人はそれがおかしいと思わないんでしょうね。
同じようなことがどの業界にもあるのではないでしょうか。長くどっぷり漬かっていると感覚がマヒしておかしいことに気づかない。いつの間にか洗脳されている。そんなことにならないように、世の中のいろいろな業界の人やいろいろな考え方を持った人と交流すべきだと思います。職場にこもってばかりではなくて、社外に出て人脈を広げてみましょう。
あれ?、結論が先々週のコラムと同じになってしまったあべっかんでした。
コメント
匿名
そんなあいまいな設計書書いてたら突き返しますけどねw
仲澤@失業者
>「パンを2個、もし卵があれば3個買ってこい」
内部規定では、レギュレーション違反かも(笑い)。
1.あたりまえですが、仕様書ではS1O1V1、つまり主語1目的語1動詞1しか許されません。
2.分岐を含む場合は論理式風に書かなくてはなりません。
3.ですます調で記述してください(あとでユーザーマニュアルに利用されますので)。
したがって、
1.システムは「パン」を買います。個数属性は2。
「パン」は用語索引を参照してください。
「買う」についてはライブラリを参照してください。
2.「卵」の存在検査をします。結果が==trueの場合は{3.}を、それ以外の場合は{4.}を実行します。
「卵」は用語索引を参照してください。
3.・・・
4.・・・
の様になりますね。
今のAIの能力ならそのままコードにできると思います。
プログラマとしては、
「(主語も目的語も省略された)かみさんの話が意味不明」
のように心が変形して、まぁやっと一人前といえます。
匿名
自虐だか自慢だか分からないが、なんかつまらない。そんなことある訳無い。
abekkan
>仲澤さん
まじめに検討してくださいましたね!
AIだったらこう作る。AIでできないような人間ならではの解釈をプログラマーができるといいのですけどね!
abekkan
>匿名さん (の二人は同一人物ですかね?)
コメントありがとうございます。
あたりまえのあり得ることだけ書いていたら面白くない。
あり得ないことも書くのがこのサイトでの私の役割だと思っていますのでご了承ください!