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Excel VBA マスターへの道(1) -なんでMacなんか買うんだよっ、と思ったが

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 私は仕事上で今まで多くのVBA の処理を作ってきた。それだけでいくつか話になりそうなので何回か続けてVBAネタのコラムを書いてみることにした。自分をマスターと言うのはおこがましいのだが、話のタイトルとしてカッコつけるためにあえて「Excel VBA マスターへの道」というタイトルにさせていただく(笑)。

Windows 95-パソコン時代の幕開け

 Windows 95 が出たばかりのころ、私は電子デバイスの工場の開発部隊で働いていた。半導体ウェハーや電子基板を加工する工場で加工技術を開発して量産装置を導入する生産技術の仕事だ。IT系の仕事ではない。
 あるとき、私の課では他の課よりもいち早く、1人に1台のパソコンが与えられることになった。それまでは仕事でメールなんて使っておらず、報告書は全部手書きで書いていた時代だ。ついにIT化の幕開けだ。

えっ、なんでMacなんか買うんだよっ!

 ところが、私の課に導入されたパソコンはMacintosh。出版社やデザイナーなら分かるが、電子デバイス工場なのに。
理由は当時の上司、キツネ顔の課長の趣味だった。


 工場の製造装置のいくつかには、Windowsのパソコンが接続されて制御している。Macを買っても装置と接続できないではないか。キツネ課長は何を考えているんだっ(怒)!
ところがこれが、私がVBAマスターの道を進み始めるきっかけとなったのだった。

高さ測定装置を立ち上げろ

 工場に電子デバイスの特定の部分の高さを測定する装置が導入された。私はその担当となった。
光を使って部品の凹凸をミクロン単位で測定するというもの。Windowsパソコンが接続されており、デバイスの機種ごとに測定する位置の座標を入力する。測定箇所は100個くらいある。似た機種はコピーとちょい変で済むが、機種は何十個もある。手入力は面倒だ。どうしよう?


 そうだ、デバイスの図面があるはずだ。私は図面を入手した。測定すべき箇所の座標が分かる。これを高さ測定装置用に変換すればいい。変換プログラムを作ろう。

でもどこでどうやって? 高さ測定装置のPCは製品の検査に使うので私が占有する訳にはいかない。私が常に自由に使えるのはキツネ課長の趣味で買ったMacだけ。

Excel VBA 道の始まり

 あ、MacにはExcel 95が入っている。Excelにはプログラム機能があったはずだ。高さ測定装置のWindows PC にもExcel 95 は入っているからデータもプログラムも両方で使えるはず!

と、思い付いたのが私のExcel VBA道の始まりだった。


 私はプログラミングを教わったことなどなかった。学生のころにはBASICが動くポケットコンピュータを持っていた。実験データの集計や簡単なゲームをBASIC で作った。プログラミング経験はたったそれだけだ。


 Excel VBAを自学自習で覚えて高さ測定装置のデータ変換用の自己流のプログラムを作った。それから、いくつものデータ変換処理を作ることになった。そのうちにだんだんそれが楽しくなってきて、しまいにはIT 業界に転職することになったのだった。


 私がIT 業界に足を踏み入れたのは、実はキツネ課長の趣味のMac のおかげだったのだ。何がきっかけで人生が変わるかって分からないものだなあ。(第2話につづく)


 あべっかんでした。

Comment(2)

コメント

仲澤@失業者

Excelは最初はMac用に開発された様ですね。
DOS用のスプレッドシートアプリの最初のやつはMultiPlanでした
(漢字Talk版もあったらしいが見たことなし)。
もっとも、Windowsになると、Excelがポーティングされるまでは、
Lotus1-2-3の方が人気でしたけど。
「データを共有するにはSYLK形式」が合言葉だったような・・・(とほい目)。

abekkan

>仲澤さん

いつもコメントをありがとうございます。

そうそう、ありましたね、Lotus1-2-3.懐かしいですねえ。
あっという間にExcelにシェアを奪われてしまいましたが。

WindwsやExcelもいつかは何かにとって代わられるのでしょうね。
次に勝つのは誰でしょうか???

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