予期せぬことをきかれたら?
「名刺もらえますか?」
注文しておいたコラムニストカード(コラムニスト abekkan と書いてある特製名刺)をもらおうとしたら、「は、はい」と自分の名刺を出してきた。名刺交換したいのだと思われたようだ。私の言い方もよくなかったけど、ナイスボケ!?
■出会いは笑劇的?
2年前、私がエンジニアライフの女性編集担当のOさんと初めて交わした言葉がこれだった。あちこちのイベントに参加し、毎晩のようにヘベレケ酔っぱらっている彼女は、その奔放な性格により一部の(というか一人の)コラムニストには珍獣呼ばわりされている。このOさんも、2年の刑期(?)を終えて4月からは別の部署に異動する。お疲れさまでした。
■予期せぬときに質問されたら
私も初対面の人に不意に質問されてとまどったことが何度かある。スーツで家電売場を見ていたら、おばちゃんに店員と間違えられて製品のことをきかれた。白いタキシードで店の前に立っていたら、カーネルサンダースと間違えられて肩をたたかれた。靴下をはかずに歩いていたら石田純一と間違えられてサインをねだられた。(すいません、後の2つはウソです)
特に初対面の人に予期せぬことをきかれたとき、とっさにいい回答ができるだろうか? それができる人は頭の回転がいい人だ。私が家電売り場でおばちゃんにきかれたとき、
「この製品が省エネタイプなのでオススメです」
と親会社の製品を勧めるだけの機転は残念ながら利かなかった(!)。
■予期せぬ技術のことを言われたら
仕事の打ち合わせで顧客から、「あれを使えないのかなあ?」と知らないソフトやツールやハードの名前を出されたことってないだろうか?
そこで「なにそれ???」という顔をしてはいけない。特に初対面だったら、それを言われるのは想定内だという顔をしていないとエンジニアの質を疑われてしまう。かといって知ったかぶりで嘘を言ってもいけない。ではどうすべきだろうか。
要領のいい人だったら、「やはりそうきたか」という顔をする。「あなたはどうお考えですか?」と逆質問をしつつ墓穴を掘らないようにしながら話を合わせる。ここまではハッタリだ。
そして打ち合わせが終わったらすぐに詳しく調べて、その技術の知識を一通りつけてしまう。無知であることを悟られず、無知であることをトリガにして勉強して知識を増やす。そんなことを繰り返していくうちに知識が貯まっていく。そこまでできれば、知ったかぶりのハッタリエンジニアではなく、未知のものにも対応するスキルがあるエンジニアと言えるだろう。
さて、エンジニアライフの編集担当だったOさん。新天地ではどんなボケをかましてくれるのだろうか? 初対面の相手に名刺の代わりにLOTO7のカードを差し出すくらいのことはやってほしいものだ。健闘(?)を祈る。
abekkanでした。
コメント
仲澤@失業者
知らない技術内容(ただし自分の専門関連)を聞かれたら・・・。
基本的には「あまり詳しくありません」と正直に答えます(vv;)。
ただの世間話レベルやカマかけにつきあっているヒマはないからです。
質問者が本気で困っている場合は「誰か詳しい人がいませんかねぇ」
ときたら、可能であれば次のように答えてます。
「一週間お待ちいただけるなら、その間に自分が専門家になっておきますが、
いかがいたしますか」
(笑)
abekkan
> 仲澤@失業者さん
コメントありがとうございます。
一週間で専門家になるって言い切るのはカッコいい。
その自信があればカマかけは必要なさそうですね。見習いたいです(^^)。