夏休みの宿題はバーのカウンターで
「えっ、これが宿題??」
『居酒屋へ1人で、一橋大大学院の宿題』という記事を見つけた。
■いいなぁ、そんな宿題
昔と比べて、街で見知らぬ人に話しかけるという機会は現在では減っていると思う。そんな中で、酒場のカウンターはそこで出会った見知らぬ人同士、あるいは常連客の会話で成り立つコミュニティとなっている。そのコミュニティを体験して来い、っていう宿題のようだ。
そんな楽しい宿題なら、私なら毎週出してもらってもいいぞ。エンジニアライフの担当記者のOさんだったら毎日だって大丈夫だろう。
■AVANTIで東京一の日常会話を
Suntory Saturday Waiting Bar AVANTI というラジオ番組があった。TOKYO FMで20年以上続いた番組だったが、残念ながら今年の3月で終了してしまった。
この番組ではBarのカウンター席に座った教授が主人公になっている。一流の実業家、スポーツ選手、芸術家、など実在するゲストがそのバーを訪れて友達にウンチクを語る。教授はその話に聞き耳を立てて黙って聞いている、という設定だ。そこでの会話は「東京一の日常会話」とされている。ゲスト以外の客はフィクションだが、店の様子もバーテンダーも常連客も、細かい部分まで作りこまれた設定だった。
ジャズが流れる狭いバーのカウンター席。私はこういう雰囲気は大好きだ。私が行くような安い店では「東京一の日常会話」は聞けないが、コラムのネタになるようなこぼれ話ならいくらでも聞ける(^^)。
■IT業界の話し下手の人へ
IT業界では人とのコミュニケーションを苦手にしている人をよく見かける。見知らぬ人に話しかけるなんてとてもできない、って人も多いだろう。だけどそれって必要なスキルだよ。見知らぬ人に声をかけられなかったら、ナンパだってできないじゃないか(笑)。 そんな人には、ぜひカウンターデビューして欲しい。カラオケが好きな人なら、1人でカラオケボックスに行く代りにカラオケスナックに行ってみてもいい。単なるバーよりも、歌があった方が見知らぬ人と話すきっかけはつかみやすいから。
バーのカウンターデビュー。あなたも夏休みの宿題にしよう。
あっ、Oさん。あなたには勧めてませんよ。あなたはすでに飲みすぎですから!
abekkanでした。