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ハウステンボスのプロ意識をITエンジニアにも

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 「怖くない笑えるお化け屋敷ですよー」

 ハウステンボスのアトラクションの前で声を張り上げているお姉さんがいた。

■ハウステンボスはディズニーランドを超える?

 先週私はハウステンボスに行ってきた。その前に、ハウステンボスの澤田秀雄社長の「運をつかむ技術」(※1)という著書を読んでいた。その本によると、ディズニーランドを超えることを目標として社員の意識改革を行ったそうだ。その甲斐があって、ずっと赤字だった経営が黒字に変わった。

 ディズニーランドを超える? それはすごいかも、と思って期待してハウステンボスを訪れた。街並みは綺麗だし、面白いアトラクションもたくさんある。だけどディズニーランドと比べてしまうと見劣りする点をいくつも感じた。

 ストーリーの意味がよく分からないシアター。急にダチョウ倶楽部と美川憲一のコントの映像が始まるというコンセプト不明なホラー館。それほど混んでいないのにかなり待たされるレストラン。

 これではまだまだ、ディズニーランドにはかなわないゾ。

■一部のスタッフに感じたプロ意識

 そんな中で、いいスタッフを何人か見かけた。

 ぐっさん似のミニ汽車の運転手。すごい笑顔で丁寧に乗せてくれた。好感度は二重丸。

 ゴーストウェディングの館で、「怖くない笑えるお化け屋敷ですよー」と声を張り上げて呼び込みをしていたお姉さん。明るさと声のトーンが心地よい。

 メリーゴーランドの係のお兄さん。メリーゴーランドが動いている間、ずっと笑顔でコミカルに踊り続けていた。うちの娘はこれが一番面白かったと絶賛。

 この人達はレジャー施設のスタッフとして高いプロ意識を持っているように思えた。こういうスタッフが増えればハウステンボスはもっと良くなって、いつの日かディズニーランドに追いつけるかもしれない。

■ITエンジニアも高いプロ意識を

 私がハウステンボスのスタッフを見て感じたように、IT業界の顧客もITエンジニアの態度を見てプロ意識の有無を感じているのではないだろうか。疲れた顔ばかりを顧客に見せてはいけない。残業や徹夜でへとへとになっていても、顧客の前では目を輝かせていいシステムにするための持論を熱く語る。それができるのが本当のプロだ。

 そこまでやるのはなかなか難しいが、プロ意識の高いITエンジニアを目指したいものだ。少なくても、プロジェクトが忙しいときに休暇を取ってハウステンボスに遊びに行くようなヤツはダメだ。あっ、私か(^_^;)。

 abekkanでした。

 (※1) 「運をつかむ技術」

      「ここが不満だ ハウステンボス」

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