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ジコチュウが歴史を変える

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 「パパ、プールに行くよっ!」

 小学1年生の次女にプールに連れてってくれないかと頼まれた。っていうか、もう行くことになっている。

■行動力のある人はワガママな人?

 行先は近所の温水プール。実は次女はかつてそこのトイレで、錠が壊れて中に閉じ込められたことがある(*1)。でもそんなことはお構いなし。土曜日になったら行くよ、と火曜日から水着や浮き輪をバッグに入れて準備している。すでに準備しているなんて行動力があるなあ、と私は思った。だが妻に言わせると、「ワガママを言いだしたら、叶うまでずっと言い続けるのよ」だそうだ。

 ワガママな人、ジコチュウな人は、「どうしてもこれがやりたい」って思い込むと実現するために積極的に行動する。だから行動力がある人に見えるのだろう。

■職場にもいるジコチュウな人

 どこの職場にもジコチュウな人はいるものだ。会議で結論が出かかっていたときに、思いつきで、振り出しに戻るようなことを言う人。誰も気にしていないことにこだわって仕様を変える人。「その日は都合悪いから別の日にして」と会議や宴会のスケジュールを変えさせておいていつもドタキャンする人。「あの人がいなければ話がスムーズに話が進むのに……」と思うことがないだろうか。

 どう思われようとも、ジコチュウな人は自分がやりたいことを貫くために行動する。空気なんて読まない。まわりの反対なんか気にしない。だがその行動力が会社を変える。かつてスティーブ・ジョブスがそうだったように。

■歴史を変えてきたのはジコチュウな人

 世の中を動かしてきたのはジコチュウな人たちなのかな、と思う。織田信長も、ヒットラーも、自分が天下を取りたいと思っていたからこそ歴史を動かした。天下を取るのは別に自分じゃなくてもいいですぅ、と遠慮していたら歴史を変えることはできなかった。

 そう考えると、社内にいるジコチュウな人は会社を変えるという意味では重要な存在だ。悪い方に変えたり失敗することもあるだろう。でも、何も変えられない人ばかりの会社より、ジコチュウな人がいる会社の方が進歩していく可能性がある。あなたもまわりのジコチュウな人、ワガママな人を毛嫌いしてばかりではいけない。むしろうまく利用してやろうくらいに思ったほうがいいだろう。
 

 ちなみに私は次女と違って、子供の頃からワガママを言えずにいやでも我慢してしまうタイプ。所詮、「会社の歯車」や「宴の下の力持ち」にしかなれない人間なのかもしれない(+_+)。

 abekkanでした。

 (*1) 「女子トイレ内監禁事件」

    「ワガママな人は行動力がある?」

Comment(2)

コメント

オレンジ

例えで言うと、信長には天下統一という信念があって、それが自分のためにもなると信じたからこそ熱心についていく人がいたのだと思います。

翻って職場での自己中はどうでしょう。
「会社の利益を上げたい」とか「働きやすい職場にしたい」とかそういう信念はあるのでしょうか。
例え内に秘めていたとしても、周りから「思い付きでやってる」なんて見なされたら協力は得られにくいのでは。

自己中で物事を動かそうというなら、その背景を説明する必要があるのではないかと思います。

>オレンジさん

おっしゃるとおり、思いつきだけの迷惑なジコチュウには誰もついていかないですよね。

私が言いたかったのは、周りの目を気にして遠慮している人は世の中を変えられない。変えてきたのはジコチュウの(中でも優秀な)人。行動力の源はジコチュウではないか、ということです。

私はテンポよく書こうとすると説明不足になってしまうのでいけませんね(^_^;)

コメントありがとうございました。

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