未来のコラムニストへ-(1)一発屋にならないために
「1年続けたぞ~!」
私がエンジニアライフにコラムを書き始めて1年が経った。毎週休まずになんとか1年間続けられた。ときどきいただくコメントやアクセス数が励みになってきた。読んでくれているみなさん、ありがとうございますm(_ _)m。
さて、1年経ったのでちょっと先輩づらして、これからコラムを書いてみようと思った人にアドバイスとなるようなことを特集にして書いてみる。今日は第1弾。
■なぜ一発屋で終わるのか
この1年でも、このサイトでコラムニストにデビューしながら、1回もしくは3回ぐらい書いて消えてしまった一発屋が何人もいる。続けるつもりで始めたのになぜ一発屋で終わるのか?
誰でも、日ごろ言いたいと思っていることの2つや3つはあるだろう。その思いを伝えれば、3回くらいは書けるはず。でも、次はもっとインパクトのあることを書かなきゃ、って思うとそれ以上書けなくなってしまう。まずは、そこにハードルがある。
このハードルを乗り越えるためには、あらかじめネタを5回分くらい用意しておいてから書き始めるとよいだろう。最初はジャブで軽いのから出す。一番いいと思っているネタは3回目くらいにとっておく。そうすると結構続けやすくなる。
■継続的なインプットが必要
最初のうちは今まで溜まっていた言いたいことがあるが、それだけでは数回でネタがなくなってしまう。一流の専門家や評論家ならネタをたくさん持っているが、私のような凡人が書き続けるには継続的な情報のインプットが必要だ。
私の場合は、参加したセミナー、PMAJ(日本プロジェクトマネジメント協会)のイベント、4人の子供の行事などがネタのソースとなっている。さらにはテレビ番組までネタにしていて、何でもアリの状態。だからネタのソースが不足することはなかった。
キャリアコンサルタント高橋さんの場合は、研修の内容を論理思考などのコラムのインプットにしている。これは自分の研修だからいくらでも書けるのだろう。
第3バイオリンさんは、ソフトウェアテストシンポジウムなどのイベントをインプットにして、1回のイベントを引っ張って3、4回のコラムを書いている。イベントになんとなく参加するだけだと4回分ものコラムを書くことはできない。ネタにできないかな、と思いながら参加することで有用なインプットにしているのだろう。
よく分からないのが101回死んだエンジニアのAnubisさん。毎回ネタが多彩だがどこから湧いてくるのだろうか? 発想が豊かなんだろうなあ。
とにかく、継続的なインプットを確保する。あるいは確保できるテーマに決めればネタに困ることにはならないはずだ。今後は一発屋コラムニストが増えないことを祈る。
「一発屋って言うな!。年1回のペースで書いているだけだ!」、って怒られたりして(^_^;)。
続きはまた明日。abekkanでした。
関連サイト:「伝える力」
コメント
Anubis
どうも。Anubisです。
私のコラムの書き方ですが、連想法(勝手に名前付けた)というのを使ってます。一言キーワードがあったとします。そこから連想されることを書き出していきます。こういう訓練を繰り返すと、一言浮かんだキーワードに対して肉付けができるようになります。
体系的に訓練することで、少ないネタでもコラムが書けるようになりました。
-(1) とついていることは、-(2)があるのですね。楽しみにしております。
こんにちは、高橋です。
ご紹介いただき、ありがとうございます。
私はabekkanさんの数日後にコラムニストデビューさせてもらったので、私も1年経っちゃってましたね。。。
せっかくなので、私も1周年をネタに何か書いてみようかと思います。
コラムの書き方ですが、私の場合は最初に伝えたいことを考え、そこから話を肉づけしていく方法を取ることが多いような気がします。
研修ネタの場合、伝えたいことが最初から決まっているので、一気に全部の話を書き上げてしまい、投稿直前に少し推敲する方法を取っています。ですので、思考法ネタの時は最初にバーっと原稿を書いた後はかなり暇になってました。。。
『未来のコラムニストへ』シリーズ、楽しみにしてますね♪
ともちゃん
abekkanさん1周年わーーーい!ヾ(●゚ⅴ゚)ノ
>キャリア・コンサルタント 高橋さん
コメントありがとうございます。
「高橋さんより先に休むわけにはいかない!」と思って書いてきました(^_^)
これからもがんばりましょう!
第2弾は、高橋さんのコラムをヒントにオチをつけてみます(笑)
第3バイオリン
こんばんは、第3バイオリンです。
私が勉強会やシンポジウムのレポートを3~4回にかけて書くのは自分自身の復習、記録のためです。
自分が見聞きしたことを自分の中で整理して、忘れないように書き留めているだけです。
ただ、コラムというスタイルをとる以上、その場で起こったことを書くだけでは面白くないので、必ず感想や自分の考えを一緒に書きます。
(前職の話ですが、セミナーの報告書を書くときに先輩から
「セミナーの資料を見ればわかることだけを書くなら報告書なんていらない。
報告書を書くならお前だけの付加価値を付けてみろ」
と言われたことを今でも実践しています)
そうして書いたコラムが、勉強会やシンポジウムの参加者だけでなく、
当日参加したかったけれど都合でできなかった人からも「当日の様子が伝わってくる」と評価してもらえるのが嬉しいですね。
その言葉を聞くと「書いてよかった、また書こう」と思えます。そうして、今までずっと続けてくることができました。
(ただ、ここだけの話、登壇者が一番言いたかったことを本当にコラムの文章で伝えられているのかどうか、いつも公開するまで不安だったりもします)