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ゴジラ出現、救護班はボランティア

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 「助けてー!」

 東京ドームで松井秀喜が国民栄誉賞を受け取っているころ、郊外の公園にゴジラが出現して暴れていた。逃げる市民。ケガ人の手当をしているのは、日本赤十字のボランティアの人達だった。

Godgira1

■ボランティア活動

 ゴジラが出現したこの公園(※1)では、日本赤十字のボランティアの人達がケガ人の手当などをしている。私が見ていた短い時間帯では、ゴジラによる死傷者を除けば(!)ケガ人はいなかった。そんなときでも、ボランティアの人達は迷子の捜索などを行っていた。連休中なのにボランティアとして働いてくれている人達には頭が下がる。

 ボランティア活動にはいろいろなものがある。震災の被災地での第一線での活動から、近所の町内会や学校のPTAの活動まで。

 PTA活動を例にとると、会長や役員には時間の融通がきく自由業の人や専業主婦が選ばれる(やらされる)ことが多い。残業や休日出勤の多いIT業界のサラリーマンがやることは少ないのではないか。「仕事が忙しい」という理由が免罪符になっている。でも、それでいいの?

 忙しいからできない、というのはごもっとも。でもやっている人に言わせれば、「あなたがお金をもらって働いている間に、私達はタダ働きしているんだよ」だろう。もっとも、損得勘定だけで考えてはボランティアは成り立たないのだが。

■IT技術者は仕事以外で社会貢献できるか

 ITの仕事は最も忙しい仕事の1つと言われている。ボランティアなど行う余裕はないし、こんなコラムなど読んでいるヒマもない(!?)。でも、町内会やPTAの役員を全部他の人に押し付けちゃっていいの? 被災地の支援活動はテレビで見てるだけ?

 ボランティアに依存しなければやっていけない団体や社会の仕組みにも問題はあると思う。でも誰かが助けてあげなくてはいけないのが実情。それに町内会やPTAにはお世話になっているし、自分がゴジラに襲われて(?)ボランティアの救護班に助けられる可能性もある。

 「仕事が忙しい」という免罪符を常に使っているのはよくないと思う。忙しいIT技術者であっても、仕事以外の社会貢献も少しはすべきだ。ライフワークバランスを実践するのは難しいかもしれないが、私は機会があったら自分も社会に貢献しよう、という気持ちは常に持ち続けていたいと思っている。今は残業と子供達の世話で忙しくて時間をとれないけれども。

 「abekanさん、こんなつまらないコラムを書いているヒマがあるなら、ボランティア活動できるんじゃないの?」

 ……ぎゃふん(>_<)

 abekkanでした。

 (※1)くりはま花の国

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