未来のコラムニストへ-(2)必勝パターンを作ろう
「よし、これで一発屋にはならないぞ!」
と、先日の「未来のコラムニストへ (1)一発屋にならないために」を読んでくれた方に捧げる続編。これからコラムを書いてみようという人への余計なお世話的なアドバイスを書いてみた。
■お決まりのパターン
私の書いたコラムって、だいたいパターンが同じになっている。まずは音や会話で始まって、最後は落としてabekkanでした。このように決めていると書き始めてからは構成をあまり考えなくていいので簡単だ。
ちゃとらんさんのSEの格言・迷言・ことわざ集はもっと顕著だと思う。迷言さえ思いつけばあとは書くことが決まっている。迷言と意味を入力すれば、あとは自動生成ツールでコラムを作れちゃいそうだ。ここまでできていれば続けて書くのは楽だ。
■日本人はお決まりのパターンがお好き
水戸黄門は最後に印籠を出す。ウルトラマンはカラータイマーが点滅してからスペシウム光線で逆転勝ちする。アンパンマンは顔が濡れて力が出なくなったあと、ジャムおじさんに顔を交換してもらって、アンパンチでバイキンマンをブッ飛ばす。どれもお決まりのパターンだ。
こういうパターンで最後には勝つと結末は分かっている。でも見てしまう。結末を楽しみにしているのではなく、どうやってお決まりのパターンに持って行くのかを楽しみにしている。
日本人はおきまりのパターンに当てはめることが好きなようだ。俳句や和歌は五七五のパターンに言葉を当てはめる。漫才でも、最後にはお決まりのギャグになる。「欧米かっ!」とか「フライングゲット!」とか。話がどういう展開になるのかより、どうやってお決まりのギャグに持って行くのか、を観客は期待している。
お決まりのパターンができていると、観客は安心して見ていられる。
■自分の必勝パターンを作ろう
文章を書くときには、起承転結で書けとか、結論を先に書けとか、よく言われる。まともなコラムや業務報告書ならそれがいい。だが、このエンジニアライフには個性的な構成のコラムも多い。
- 結論→説明→主張
- 引用→感想→結論
- 叫び→妄想→思い込み
- 古株部長→今市課長→軽井主任→川伊さん
などなど。こんな感じで、自分だけの必勝パターンを作ってみると個性的なコラムになる。それが読者に受け入れられるかどうかは知らないが。(-。-)y-゜゜゜
自分の必勝パターンを作ることは、コラムを個性的かつ楽に書くためのコツだ。
えっ?、abekkanはいつも構成がワンパターンで短いって?
フフフ、俺はまだ本気を出してないだけ(!?)
abekkanでした。続きはまた明日。