未来のコラムニストへ-(3)オチつけオチつけ!
「必勝パターンを考えたゾ」
と、先日の「未来のコラムニストへ (2)必勝パターン」を読んでくれた方に捧げる第3弾。
■オチのない話
話にはオチが必須だよね。と私は思っていたが、他の人たちのコラムを読むと、オチをつけたものはほとんどない。
エンジニアライフのコラムニストにはさまざまなタイプがいる。IT評論家、イベントレポーター、小説家、過激派(!?)、などなど。だが、お笑い系は、私とちゃとらんさん(?)くらいだ。
■オチをつけようとすると
オチで終わるか否かに関わらず、コラムの最後は大事だ。たまに「結局何が言いたいの?」というコラムもある。書いた人はちゃんと主張しているつもりでも、読者には伝わっていない。しつこくても、最後には話をまとめておきたい。最後にオチをつけようとすると、自然と話をまとめにかかることになる。オチは話をまとめるという役には立っていそうだ。
■簡単な落とし方
一番簡単なオチは自虐ネタ。○○すべきだっ、って言っておいて、でも私もできていないんだけど……、と落とすのが安易で一番簡単だ。
でもこれには注意が必要。自分が主張した意見をちゃかしてしまうので説得力はなくなる。それが正論なんだけど現実はなかなかできないよねぇ、と読者に思わせてしまう。論文なら失格。まともなコラムでは、途中にジョークを入れることはあっても最後にこういう落とし方はしないだろう。そのためか、これまでの私のコラムは、説得力のないものばかりだ(>_<)。
■会話文を使うと
その打開策を先日ある本(※1)で見つけた。「会話はコラムの逃げ道」ということが書いてあった。会話文として書いた文章は筆者の文責から離れる。「架空の話者がバカなことを言いました」ということにしておけば筆者は持論を曲げずに済むという理論。なるほどこれは使えそうだ。こんな技も使って、これからは私も説得力のあるコラムを書きたいな。
そして最後にコツをもう一つ。「うまい文章が書けた」「いいオチをつけた」と思っても一晩寝かせて読み直すとそれほど良くなかったことに気付く。あわてて投稿しないこと。
オチ付け、落ち着け!
abekkanでした。
(※1)「コラム道の著者は織田無道じゃないよ」 参照