三秒で分かる必ず仕事で結果の出る方法
◾︎とりあえず寝てろ
仕事で必ず結果の出る方法。それは、君が仕事を止めることだ。そしたら周りの誰かが勝手に結果を出す。それで君の部署が回らなくなったとしても、別の部署が結果を出す。君の会社が潰れたとしても、別の会社が結果を出す。
これを読んで「ハァ?」と思う人もいるだろう。それは、自分が仕事で結果を出すことを前提に考えているからだ。その他大勢の人にとっては、仕事で結果を出すのはあなたかどうかはどうでもいい。自分にしかできないなど思い上がりもいいところだ。
つまり、このコラムを読んでるあなた。仕事で結果が出て欲しいなら寝てろ。仕事のことも綺麗さっぱり忘れて、エアコンの効いた部屋で昼の10時まで熟睡してろ。あなたがいなくても、あなたのいる部署が消滅しても、あなたのいる会社が潰れても、世の中は何事も無かったように回り続けるだろう。
▪️あなたが仕事ができない本当の理由
仕事がうまくいかない理由。それは、競争しているからだ。1人が達成すればいい目標を10人で取り組むから9人がうまくいかなくなる。そんなものだと思っている。自分の所属している部署、自分の勤めている会社だけを見ていては理解できないと思う。
ただ、どこの会社で働いているにしても、競合他社は必ずいる。何らかの成功を収めたら、必ず真似をされる。そこそこの努力で得られる結果にしても、何人かで奪い合うだけで難易度は倍々で高くなる。そりゃ仕事ができないと悩むのも仕方がない。
なので、競争している内の一人。あなたが寝ててくれれば他の人は助かる。競争相手が減ってくれることで、仕事で結果の出る確率が上がる。あなたが血眼で頑張るおかげで、目標達成の難易度がいちいち上がる。
▪️競争しなければ誰でも結果は出せる
これはよくあることだが、やたら意識の高い新社会人が「仕事ができるようになりたい!」と必死に持論をこねくり回す。いや、そんなことしてる暇あったら、淡々と他のことを勉強しとけ。そう思う。
誰かを牽制するためのエネルギーを技術習得に回せば、プログラミング言語の一つや二つ、軽く習得できる。意識の高いヤツほど無駄なエネルギーの消費は激しい。これはビジネスマンにも言える。
正しい訓練を積めば、誰でも一定レベルの技能を身につけることができる。競争すると伸びるような錯覚があるが、伸びるのは勝った方だけだ。負けた方は限りなく落ちていく。一回の競争で勝てたとしても、勝ち続けるのは更に難しい。
淡々とやれば誰でも身につけられるスキルを、いちいち競争しているからいつまでも身に付けられない。本当にスキルを伸ばしたいなら、競争の発生しない場所で淡々と努力を続けよう。努力の続く限りはスキルは伸び続けるはずだ。
▪️マジで仕事して欲しくない人々
そんなことで、世の中には仕事するほど迷惑にしかならない人というのは一定数存在する。しかも、そういう人に限って重要なセクションに食い込んでいる。仕事の結果を出そうと思うなら、本来であればこういう人々を駆逐するに限る。仕事されても迷惑なので、サッサと隠居して頂きたい。
だが、そういう人は私たちの「勤勉」とか「和合」という美徳を逆手に取ってポストを確保している。悔しいが、私たちがバカなので、更にバカな人がのさばってしまうのだ。バカを駆逐したとしても、更なるバカが現れるだけだ。私たちが賢くなる以外に解決策は無い。
仕事がうまくいく方法なんて簡単だ。みんなで賢くなればいい。これがコラムのタイトルに対しての答えだ。だが、実現する方法はかなり難しい。現実的な対応方法は各自で考えて欲しい。そして、インスタントに結果を求める思考から離れて欲しい。
コメント
おもしろ
おもしろいコラムですね。考えさせられる。(´~`)
で、あなたもこんな糞みたいなコラム書かないで、自宅に引きこもって寝ていて下さいよ。そうしたら、一人コラムニストの席があく・・
↑という考え方ですね。まあ、競争のない社会は存在しないし、競争のない分野は簡単に一位がとれます。競争のない分野は法で参入規制されているか、人々を競争に駆り立てる報酬を得ることができないジャンルだけですが、そういうところでがんばるのもありでしょう。
ただ、俺様が一位をとるために俺様より優れた他人を引退させようって考えは資本主義や市場経済とは相容れないのでは?
おもしろ
もう一点。淡々と努力を継続していれば誰でもスーパースターは無理でも二流や準一流くらいにはなれる。それは事実です。
ですが、努力というのはつまらなく、つらい下積み、遊びなんかの周囲の誘惑に打ち勝って続ける自己研鑽ですから、ほとんどの人は途中でそのつまらなさに耐え切れなくなったり、つらい下積みに嫌気がさしたり、誘惑に負けてゲームや漫画で時間を潰したりそういうことによって脱落していきます。
その単調でつらい当たり前の努力を継続できる人間はやはりどこか非凡なんですよ。
努力をすれば誰でも準一流くらいまでいけますが、すでに一流、準一流の人に対して、彼らの努力をみようともせず、おまえがいなければ俺が一番なのにというのは、彼らの努力が見えていないんじゃないかな。
それから、そういう一流の人間を排除して別の誰かが上位にくると、結果としてそのコミュニティーや組織は、競争にもまれている他のコミュニティーや組織より優位性を保てないですよね。
普通の高校で自分より上位の生徒が退学したらその普通高校で一位になれるけど、大学受験では一流を目指して切磋琢磨している生徒ばかりの一流進学校の並みの生徒と比較すると一流高校の並みの生徒の方が高い学力があるでしょう。これを企業や国力と置き換えると恐ろしい。
と考えるとやはり、このコラムはいろいろおかしいよなーと。
Anubis
>> おもしろ さん
コメントありがとうございます。
> で、あなたもこんな糞みたいなコラム書かないで、自宅に引きこもって寝ていて下さいよ。そうしたら、一人コラムニストの席があく・・
ちなみに、コラムニストの席はいくらでもある。一定の文章力があれば誰でも書けるんですよ。よく、コラム一本でいくら貰ってると思われるようですが、ノーギャラですw
競争の無い分野であるがゆえに、自由な発想でコラムが書ける。色々な挑戦ができる。結果として多くのものを得られた。
> ただ、俺様が一位をとるために俺様より優れた他人を引退させようって考えは資本主義や市場経済とは相容れないのでは?
残念だが「俺様」が一位を取ることが前提ではない。「俺様」が引けば他の人が競争で勝てるということだ。優れた人が引退すればいい、というのとは違う。
ただ、現実には「俺様が一位をとるために俺様より優れた他人を引退させよう」というアプローチはよく見かける。それでいてガンガン資本主義や市場経済は回っているのだが。
元々このコラムは、資本主義や市場経済に相入れようと思って書いません。私自身、資本主義や市場経済という考え方もそろそろ限界だと思っています。じゃぁお前は何なんだ?と聞かれると困る。私の考え方が一般的では無く、「〜主義」とか名前がついていないからだ。
Anubis
>> おもしろ さん
鋭いご意見ありがとうございます。
ご指摘、その通りだと思います。
ご指摘頂いた内容は、競争を排除したデメリットについて的確に言い当てていると思います。では、逆にメリットは?似たような事例はあったか?そもそも優位性を保つ意味とは何だろう?・・・と、想像力をかき立てる良いコメントを頂けたと思います。
> その単調でつらい当たり前の努力を継続できる人間はやはりどこか非凡なんですよ。
この観点は非常に参考になりました。一つ、学ばさせて頂きました。
色々と良いインスピレーションを得られたので、詳細は別のコラムにて書かさせて頂こうと思います。ありがとうございました。