いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

倍返しを検証する

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「やられたらやり返す。倍返しだ!」

 何となく某コラムニストさんの書き出しをパクりたくなったのでパクらさせて頂きました。コラムの題材にもよく取り上げられてますよね。半沢さん。ぶっちゃけ、私はああいう人は苦手だ。誤解の無いように言っておく。半沢さんの人柄とかそういうのじゃない。奥さんが美人過ぎて生きてるのが辛くなるからだ。

■倍返しとは

 半沢さんを見てると生きてるのが辛くなるので、倍返しに話題を移そう。ぶっちゃけ、私はドラマを見ていない。内容云々より奥さんの美人さに敗北感を感じるからだ。なので、単純に"倍返し"について考察していきたい。

 普通の人が考える倍返しのイメージは、自分の被ったダメージの二倍を相手に返す。くらいの感覚だろう。攻撃を受けた分を攻撃で返す。まさにやったらやり返すだ。

■倍返しに必要なエネルギー

 では倍返しにはどのくらいのエネルギーがいるのだろうか。まず、相手から受けた攻撃を単純に1としよう。

 まず、反撃するためにはトドメを刺されてはいけない。相手から次の攻撃を受けてはいけない。相手の攻撃を止めるために1の攻撃と同じだけの力を使う。攻撃の加速度を止めるためだ。

 次に、反撃するためには受けたダメージを回復させたり、体勢を立て直す必要がある。これにも1の攻撃と同じくらいの力が必要だ。受けた攻撃の分を押し戻すためだ。

 倍返しなので、ここで反撃分の2の攻撃を相手に加える事になる。合計すると、相手が攻撃した1に対して4倍の力が必要な計算になる。これだけの力が必要なので、現実で倍返しが成立しにくいのだ。

 ここで一つの結論にたどり着く。このくらいのエネルギッシュな人でもないと、美人な奥さんのハートを射止めるのは難しいという事だ。

■現実的な倍返し

 倍返しに失敗する人には三パターンある。第1のパターンは、相手の攻撃を止めずに反撃してトドメを刺される。第2のパターンは、体勢を立て直さずに反撃をして不発に終わる。第3のパターンは、やり過ぎて自滅する。

 現実的な倍返しを考えると、相手に受けた2倍の力で対応する事になる。相手の攻撃を止めるのに1、体制を立て直すのに1。これで倍返しは成立する。この先は無いのかって?ある。力を蓄えるのだ。

 もし、体勢を建て直した時点で力を蓄えておけば、また攻撃を受けても早急に対応できるので傷が浅くて済む。無駄な浪費を避けることができるのだ。

■本当の強さとは

 本当の強さとは、無駄な力を浪費せずに済む事だと思う。攻撃するにも力を消費する。初期の段階で持っている力に大きな差があったとしても、一方は力を温存し、一方は力を消費し続けたとする。どこかの時点で力の差は逆転するはずだ。

 本当の強さとはただ耐えるだけではない。耐える、プラス立ち直れる強さだ。これができる人は人の痛みが分かる。そして、人を助けることができる。なので、人から愛されるようになるのだ。

 ここで一つ結論が出た。私が女性に愛されないということは、この強さが足りないということだ。なんかコラム書いてて凹んだわー。丑三つ時なので、ちょっと藁人形こさえて出かけるわー。

Anubisでした。

 

 

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