資格どう見てますか?
■ITと言えば資格
IT業界を生きていく上でよく語られる資格。IT業界の人と話しをしていると、何々の資格を目指しているという話もよく聞く。能力の証明として、持っておいても損はない。
とは言っても、取得するのはどの資格もそうそう楽には取れない。1回の試験だけでも数万かかったり、何回か試験を通らなければ取得できないような資格もある。勉強という努力だけではなく、財力も問われるというのにハードルの高さを感じる。
■資格の死角
資格というのは能力の証明として取りざたされるが、1つ、決定的に足りないものがある。それは実技だ。資格の中では、実際のコンピュータの操作を行うものはあるが、本当に操作だけだ。利用シーンを想定して、実際の問題解決させるような試験は見かけない。
そりゃそうです。一回一回の試験で、頭ひねって問題を考えていたのでは出題する方が大変すぎる。しかも、回答に対していちいち吟味する必要があるのでは、採点が大変過ぎて試験が成り立たない。仕組み的にどうしても、知識を問うような形になるのは致し方ない。
つまり、資格の死角は、実技なのではないだろうか。
■本当の価値は動かしてこそ
知識はあるに越したことはない。しかし、知識だけでは何も動かない。事態を好転させたり、人のやったことがないことをやってみる。資格もいいが、そういう行動に、もっと価値が置かれてもよいのではないだろうか。
なかなか形のあるものとして見えにくい。大きな事を成す為に小さなことを積み重ねている段階では、その真価を見抜くのは難しい。そんな行動の積み重ねを細やかに見ていくには、インスタントな考え方、こねにこねた理屈だけでは通らない部分もでてくる。
■なぜこのコラムを書いたか
よくタイトルを見て欲しい。
資格どう見てますか? → しかくどうみてますか? →
鹿駆動みてますか?
私も関西のエンジニアとして、鹿駆動を応援します!
もっとこういう活動が業界的に評価されてもいいと思う。能楽堂でLT(ライトニングトーク)をしよう!なんて、電波少年的な発想を実現した行動力は素晴らしい。こういうお祭りが大いに盛り上がることで業界が活性化するんじゃないか。とも考えている。何より単純に楽しい。
IT業界全体で、こういうお祭り的な雰囲気というのをどこか忘れていないだろうか? 今、業界に問われているのは、知識ではなく活力かもしれない。
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