依存しない生き方 ~個人事業で独立したので、まぁこんな感じで~
今日は雑感を。独立を考えている方はご参考ください。
個人事業で独立した際に重要視したことは以下です。
- 低コストで運営すること(不景気に強くなりたい)
- 大きな成功をねらうより、継続することを重視する(成功のための起業ではなく、生きていくための起業なので)
- 何かに依存しない運営をする(巻き込まれれば、吹き飛ぶ規模なので)(依存するのは自分の腕一本と誠実な心!)
大きな成功を狙う経営者であれば、最新の物を次々と取り入れ、さらに自己成長を狙い続けなければいけませんが、私の場合は家族がちゃんと生活できるように、子供の夢をサポートできるように生計を立てることが第一なので、経営をガンガンやる必要もありません。
外部に依存しないやり方で、安定した事業を低コストで運営する安定した豊かな生計が立てられます。ただし、この方法は大金持ちにはなりにくいです(残念! でも、それはゆとりがある生き方の1つの方法だと思います)。
独立して10社ちょっとの小さな個人事業って、生活がかなり厳しいとサラリーマン時代は思っていましたが、独立するとまったくそんなことがないと気が付きました。収入に対する考え方が変わったようで、個人の収入が少なくても、豊かな生活ができるのが軌道に乗った個人事業だと思います。
サラリーマンの年収1000万円と個人事業主の年商1000万円では、まったく意味が違います。どっちが豊かかと言えば、今の時代は個人事業主の方が圧倒的に豊かだと思います(ただし、安定できるかは自分の腕次第です)。自分が好きな仕事道具と環境を会社の経費でそろえられるだけで、私は幸せだったりします。それって豊かなことだと思うのです。
依存しない生き方をするには自分が強くならなければなりません。技術的に有用な差別化ができなくてはいけませんし、精神的、体力的にタフでなければなりません。
もし、このコラムを読んでいる人が20代であるなら30歳までに、「技術的に有用な差別化」と「体力増強」を実現するべく、毎日少しづつ努力してください。これは誰にでもできる確実な成功方法です。
ありきたりですが、継続は大きな力なりです。ありきたりなのは、みんなが重要だからこそありきたりなのです。また、皆がなかなかできないので、ありきたりに言われ続けるのです。毎月1つつづ、継続できる努力を増やし、1年間続け、そこで得たやり方を継続するだけで、豊かに生きていく糧を得られると思います。30歳を超えた人は、大きな成長はそれほど得られないように思えます(ある程度成長してしまっているので……)。
今の自分を見つめ直し、修正できる事を少しづつ修正していく努力が必要のように思えます。こちらも、継続すれば必ず今より良い生計を立てられると思います。ただし、継続しなければ「できない自分」への失望と、その人生に自分自身で納得し、生きていくような人生になるのは20代も30代以降も同じです。自分のため、(将来の)家族のため、世の中のために頑張りたいところです。
私は人に言えるような立場ではないですが、上記のように思いますね。私と同年代で成功している方々がいます。その方々と話をすれば、自分との差が分かります。その差は自分を強くするための努力をした量と時間だと思います。ただ、人生は選択だと思いますので、自分の強さは自分が目指した強さでよく、1番になる必要は自分が決めればよいと思います。もし、自分の人生における「豊かさ」を考えていないのであれば、それをイメージして、その方法を実践してみるのも良いと思います。
最後に、重要な話をします。私は必ずしも独立を勧めません。独立は吉時であり、凶事です。
独立の道を歩む人が、サラリーマンに戻るのは苦労します。向いている人で、その生き方が好きな人だけ、独立しても良いと思います。不景気になると独立する人が増えますが、それはサラリーマンで生きていくのが苦しくなったので、独立しているケースが多いように思います。
負の理由で独立した人が成功するにはかなりの努力が必要だと思います。もし、独立するのでしたらサラリーマンの仕事が絶好調の時に行うべきと、個人的には思います。サラリーマンが向いていないからと独立することを考える人もいますが、サラリーマンの仕事の能力が足りない人は、独立してもうまくいくわけはありません。仕事をする事だけにフォーカスすれば、両方とも同じで、同じだけ厳しいです。あと、新卒から独立することは、苦労している人が多いので、お勧めしません。
最初は企業で修行し、コネを広げて、社会を知ってから独立したほうが圧倒的に有利です。
コメント
市川
オリジナルアパレルブランドを立ち上げたく、今年27歳で会社に入り6年目です。
服飾専門学校に通っていた時に友人とブランドを始め、卒業後から独立しようと思っていました。
しかし、いざ卒業してみると現実的な金もなければコネもなく、どうしたらいいのか右も左もわからない状況でした。
たまたま知合いの人に紹介で、インテリアやファニチャーなど手掛ける小さな会社ですが、アパレルを展開するタイミングで、僕はまだ無知の状態でしたが運良く入社しました。
とにかく学ぼうと決意し、お店に立って現場を見たり企画デザインに携わり、今でも全般的な事を一人でやらせて貰えるようになりました。
3年目に副業として本当にやりたい個人ブランドを立ち上げ少店舗ながら卸、委託で販売することができました。ネット販売が主流な時代ですが、あえてアナログに発信するインディーズブランドのような立ち位置で今も継続してます。
30歳手前にして幾度か考えることは、やはり独立です。
そして独立を早まらなくて良かったことは、変な言い方ですが給料でる内にベースを固められたことです。
まだまだ完璧ではありませんが、、
とにかく好きなことだったら夢中になる性格で、徹夜してでも作業します。
大変なときも勿論あります。
責任がそこまでない内に海外に行くこともできます。
しかしそういう楽しい時間は過ぎて行き、先行きに迷う不安さは毎日あります。
今このタイミングではない。いい物だが、まだ売れない。。
情けなく辛くなりますが、たまにチャンスが転がってないか見渡すことだってあります。
とにかく決断しなくちゃ何も始まらないと思います。
考えれば考える程、悪いことばかり考えます。
決断と説得力がこの人類のように変わり進歩します。
何もしなくて成功したら、すごい事ですが自己満足なだけでしょう。
何かをして成功したら、とてもすごい事です。
経験は知識と言いますが、とにかく早まらずに積んでみる事が何よりも大事に思います。
それから考える景色は、きっと意識も高いはずです。
吉政忠志
力作のコメントをありがとうございます。
この素晴らしいコメントを見落としており、申し訳ございませんでした。
コメントの重さが伝わってきます。
私は昔、日本のトップクラスの会社の社長二人に会社設立の企画書を宅急便で送付したことがあります。1社はそのモデルを採用し子会社を作り、もう1社は出資金を約束いただきました。
飛び込みの提案というのも道を切り開く方法の一つだと思っています。
その志、行動を尊重し、応援します。