エンジニアなのに残業しない
みなさんは残業どれぐらいしていますか? みなさんのまわりはどうですか?
この業界の特性なのかもしれませんが、「残業あってのエンジニア」のような雰囲気があるところ、多いと思います。
実際、自分の会社もそう、協力会社さんもそう。それに何といっても「自分自身」がそうでした。
今回、「現場の実践ワークライフバランス」では、「エンジニアなのに残業しない」を実行してみました。
「残業しない」ためにしたことは次の通りです。
●ワーク・エンジニアリング(仕事術)
- メールの自動受信をOFF
【before】
新着メール通知が出る度にメールを「都度」チェック&リターン。
それが定常作業になっていました。【after】
朝、午後、夕方の3回、「まとめて」チェック&リターン。
メールに振り回されることがなくなりました。
●ライフ・エンジニアリング(生活術)
- 会社の電子スケジュールに18時以降の予定を入れておく
【before】
業務終了直前に開催される打ち合わせ招集がよくありました。
【after】
業務終了直前に開催される打ち合わせ招集がなくなりました。
なんとなく、提示後は予定がある「そういう人だから」というイメージが定着。
比較的、帰りやすくなりました。
さて、実行開始の初日。
何しろ、フロアの中で自分だけソソクサと定時で帰ってしまうのですから、朝からかなりドキドキです。
業務終了のチャイムが鳴るまで残り10分。ドキドキドキ。
残り5分。ドキドキドキドキドキドキ。
もうあと1分。ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ。
でも、実行!
帰りの電車では、なんともいえない罪悪感がつきまといます。「きちんと仕事を終えて、定時で帰っているだけ」なのに、なぜか罪悪感。
初日は、家に帰っても、なんとなく気持ちが沈んでしまい何をやっても気もそぞろ。
だけど、1週間経てば、徐々に罪悪感が開放感に変わり、この生活にすぐに慣れてしまいます。
残業することで得る「知識」や「経験」、そして「お金」、いずれも大切だと思います。
ですが、残業しないで得ることのできる「時間」、それはお金で買えないもっと大切なものかもしれませんね。
コメント
白影
エンジニアだから残業って発想もいかがなものでしょうか(笑)
お金をもらって仕事をしているプロだから、プロとして満足できる仕事が出来たなら、残業なんかせずに家庭に帰るべきでしょう!
家庭を維持するために仕事をしているのだから、それが当たり前。
でも最近勘違いをしている人が多く、残業を会社にやらされていると思い込み反発する人間や、就業時間内だけ会社に居ればいいを思っている人間・・・
学校出て社会人になって仕事を請けた以上プロとしての自覚は忘れないようにしないといけませんね。
その結果、残業が多い人と少ない人が色々居て構わないんじゃないでしょうか。
最悪なのはダラダラと残業している人間ですね(涙)
逆転仕事術
白影さん、コメントありがとうございます。
確かに、「エンジニア=残業」っていうのは固定観念といいますが、そうしてない方もいっぱいいますから、言い切りにもどうかなぁって思ってはいたのですが。
自戒を含めてなので、ご理解ください。
さて、そう!
そうなんですよね!
こういうコメントをしていただける方がいて、正直うれしいです。
最悪なのはダラダラ残業。
それをしているひとと、それを許しているひと(会社かな)も含めて良くないと感じています。
このことを書けばよかったなぁって思うぐらいとてもいいご意見ありがとうございました。
また、初めてのコメントが白影さんでよかったです。
ぜひ、お時間があるときに再びコメントいただければうれしいです。
これからもよろしくお願いします。
友ぞう
こんにちは。
定時で帰るのって、なぜあんなに罪悪感があるのでしょうね。
最初に実行するのは勇気がいることでしょうね。
うちの会社は残業しても残業代がうやむやになってる感じなので
あるときキッパリ残業するのをやめました。
といっても、いきなり毎日するのはかなり抵抗があったので、
「毎週水曜日はバレーボールに行くので帰ります!!」と
朝礼で宣言しちゃいました。
そうすると、水曜日になると周りの人が
「今日はバレーボールでしょ?早く帰らないと」と言ってくれるようになり
すんなり帰れるようになりました。
今は子供を保育園に迎えに行かなければならないので、
定時きっかりに会社を出る生活です。
毎日続けるのは結構覚悟がいるのですが、
周りを慣らしてしまえば楽になれるかもしれませんね。
白影
逆転仕事術さん頑張ってください!!
会社の雰囲気もあるから難しいところも有るのですが、自分の仕事に自信を持てば早く帰ることに抵抗がなくなると思います(笑)
私は某西日本の自動車メーカーで設計をやっていた時期があるのですが、そこで教わったのだ残業は悪だということです。
定時時間内に決められた仕事をしなさいと散々言われ続けました(笑)
会社的にも月水金はノー残業デーで定時になると仕事をしている人が居ても強制的に照明が消えます(爆)
ただ悲しいかな管理職の一部は残業をやっているかどうかでしか部下の評価が出来ない人がいることも事実ですね。
友ぞうさんが言われるように周りを教育するのが一番ですかね(笑)
逆転仕事術
友ぞうさん、コメントありがとうございます。
いやぁー、同じ気持ちをを感じていた方がいらっしゃったとは‥‥う、うれしいです。
時間通りにしっかりと働くこと、これはものすごく大変です。
でも、周りが残業するつもりで仕事をしているとどうしても打ち合わせが無駄に長くなってしまったり、かなり足をひっぱられてしまいます。
そのためにも、定時で帰る為の宣言をするのが一番いいのですが、これもどういう正当な理由をするかとても考える必要があり、その宣言もとても勇気が必要だと思います。
そんなこというぐらいなら周りに流されて残業するっていう人もきっと多いとおもいますが、そんな中、友ぞうさんが、その宣言をされたということで、感動しました。すごいです!
定時帰り、これからも一緒にがんばりましょうね。
逆転仕事術
白影さん、またコメントありがとうございます。
そして、応援ありがとうございます!
(白影さんにエールをもらって、とても元気100倍です)
えー、そうなんですか?強制的に電気が切れるっていうのは聞いたことはありましたが、まさか、こんな身近に体験された方がいらっしゃったとは‥‥。
そうなんですよね、残業は評価になっているケースがあり、ここが難しいところです。
①定時で100に仕事をするよりかは、残業して80の仕事をした方が、上司のウケがいい。
②しかも残業代までもらえる(もらえない人も結構いますけど)
この2つが整備されない限りは、残業する人は減らないかもしれませんね。
白影さんのコメントにもありましたが、管理職の立場でいうと、
「残業しない人をどういう評価すればいいのかわからない」
こういう意見が多くあります。
その前提として、管理職とその部下のコミュニケーションがあまり取られていないケースがあり、そこからテコ入れしないとダメなのかもしれませんね。
それにしても、白影さんの観点はとても勉強になります。