自分メンテナンスでストレス発散
2006年4月28日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。ギックリ腰、皆さんはご経験ありますか?
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先日、生まれて初めて軽いギックリ腰になりました。もともと腰痛持ちで、多少辛くても我慢する習慣が付いているのですが、そのときは会社でくしゃみをしたら「ギク」という鈍い音が聞こえたような気がし、じわじわと痛みが増してきてお昼にはまともに歩くこともできなくなりました。
ちょうど、友人からすごくいいマッサージ店を紹介してもらっていました。すぐに電話をして受けにいきました。本当によく効くマッサージをしてくれ、普通に歩けるまでに回復させてくれました。2006年一番の感動です。
腰痛の原因は、太ももからふくらはぎの筋肉がパツンパツンに凝っていたこと。通常は脚の筋肉がクッションの代わりをするのに、私の場合、衝撃をダイレクトに腰で受け止めていたとのこと。たまたまくしゃみが引き金になりましたが、限界に近いところまで腰に負担がかかっていたらしいのです。
30歳を超えると、若いころから蓄積された疲労が腰痛などの現象として出てくるけれど、ちょっとしたメンテナンスでそれらを防ぐことができるとマッサージの先生が教えてくれました。まだ若い、大丈夫という思いがある年齢だから痛みが出るまで我慢してしまうのですが、体は正直に反応を示すのだそうです。ちなみに私は33歳です。
筋肉痛が中1日でやってくる、朝起きても疲れが抜けていないなど、ひとごととして聞いていた加齢の現象が自分の身に起こる現実を目の当たりにすると、「ついにこの時がきたか……」と恐れに似た感情がわいてきます。寝起きの枕のにおいが父親のにおいに似ていることに気付くときなどは、青春の終わりを感じずにはいられません。
加齢臭はさておき、マッサージで体をメンテナンスすることで腰痛も治り、心身共にスッキリすることができました。新しいストレス発散方法を見つけてちょっとうれしくなっています。
(人材開発部 柳澤浩嗣)