技術全体を見渡せるように
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2005年12月21日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。俯瞰(ふかん)の視点が重要なのは、ITエンジニアも編集者も変わらないですね。
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自分が「Eclipse」の知識に関する記憶を失っていることに気付いたのは、脳梗塞で入院し、5月に退院した後の6月ごろだったと思う。こうした症状はほかにもあり、病気による記憶障害の一種なのかどうかは分からないが、一時はかなり動揺した。何の記憶が抜けているのか自分では分からない。あるとき、何かを思い出せない自分にふと気付くだけ。
ただ、病気とは関係なく思うのだが、いつの間にか技術ははるか先にあり、自分がレガシーな人間になったような気がする。新しい技術を追いかけるのは厳しいことだ、と口から出るのはため息ばかり。多くのITエンジニアもこうした感慨を抱くのだろうか。
この前、稚内北星学園大学の丸山学長と話をする機会があった。以前から語っているように、「技術は俯瞰(ふかん)しないとダメ」といっていた。まったくそのとおりだと思う。
いまは覚える先から忘れていくような状態だが、それでも俯瞰して全体を見渡せる目を持ち続けたいものだと思う。
(@IT情報マネジメント編集部 大内隆良)
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