文学部出身のややくせのある視点から見た、IT業界、人工知能、働くこと、などなどについての文章

落語聞きがち

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 最近落語を聞き始めました。マジで最近なのでまだニワカもいいところですが、落語というのはいいですね。最近仕事で気分が落ち込むことが多いので、なんか笑っておきたい。でもお笑いを見るほどの体力はない、ぐらいの塩梅のときに一番いいです。

 いきなり脱線しますが、どうもお笑いというのは見るのに体力が要りますね。腹を抱えて笑いたいなら落語よりお笑いのほうがいいとは思うのですが、どういうわけだか疲れちゃいます。

 あとこれも余談なのですが、気分の落ち込みを別のもので紛らわすのも、ちょっとどうか、と思うといえば思いますね。ほんとはその落ち込みに向き合わなくちゃならない気がするのですが。ほんとは別にそんなこともなくて、ただ明るく暮らしていやなことは忘れれば人生楽しく暮らせるのかもしれませんね。でも向き合わなきゃいけない気がするのはへんなクセに過ぎないのか。

 成功したいのか、と自分に問うことも多いです。ほんとは仕事なんざやめて、どこかふらふら旅行してまわって一生暮らしたいのですが、そんなお金はどこにもありません。だから、さっさと成功して、たくさんのお金とともにできるだけはやくフェイドアウトして、あとは一生旅行してまわりたい。旅行に飽きたら家で壁を見つめる暮らしをする。壁は鏡ですからね。なにも映りませんが。

 しかし、成功するほど頑張りたくない、というのもこれまた事実です。なにをふざけたことを、と思われるかもしれませんが、頑張っている間に死んでしまったらいやだな、と思うんですね。できるだけ、自分の落ち込みを見つめながら生きていきたいんです。それができないくらい頑張るのは、どうも人生を浪費しているように思えてしまうので、ちょっと頑張りたくないな、と。だから、頑張らないで成功できれば一番ですが、ふざけんなという話です。

 apple musicに、どういうわけだか「古典落語 ベスト」という公式のプレイリストがあります。それを聞いてへらへらしているうちに、1時間も2時間も経ってしまいます。落語は最高です。笑っている自分はいったい誰なんだ、と思います。

Comment(2)

コメント

匿名

オチは粗忽長屋のもじりかしら?

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