町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

番外編! 職場のモビング(集団イジメ)

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仕事って、チームワークが凄く大事です。職場の仲間同士が良い関係にあれば仕事は上手くいきますよね。その逆になると嫌がらせの発生が起きやすくなります。じゃあ何が原因で?ってことになるんですけど、まずは人事の異動が頻繁な職場。これはいろんな職場を経験してきて全てに共通していたと思います。こういう職場は人同士の絆が出来ないし、新たに加わった仲間はここのやり方に慣れていないし、その結果作業が遅れてしまう。こうなると一体感は生まれない。そして、各人の分担があいまいになってしまい、衝突が起きるようになり悪感情がそのまま残ってしまう。

そこからヒガミや嫉みが発生して悪い方向に仲間同士が競い合うようになってしまって嫌がらせの度合いが出来上がる。じゃあどんな人が嫌がらせの対象になるのかというと、これは単純で他の人と違っている人。自信家は強引な人とみなされ、態度のよそよそしい人はずる賢いと思われてしまう。あと人より仕事が出来るとか、歳が若いとか歳が上とかそんなくだらないことでもやり玉にあげられるんですよね。私の場合は周りより結構年上だったのでそれが原因かどうかはわかりませんがやり玉になってしまいました。周りはスケープゴート(生贄)になる人がどんな奴だろうと当然のように嫌がらせをして個人的なストレスを発散させようとするんですよね。

こうなってしまうと一人で対処するのは無理でした(笑)。誰かを個人的に嫌う理由って、自分と同じ欠点を相手も持っているか、自分ができていないことを相手が達成しているとか、心理学でいうとこの二つがほとんどなんだそうです。例えばあいつは仕事ができないのにモテるとか、あいつの家は地主だとか。じゃあ何故そのような人間をイジメるのか?ってことなんですけど、イジメル側の人間て小さいときの人格形成が問題なんだそうです。「アメリカイン〇ィアンの教え」という本には「批難ばかりされて育った人は批難ばかりします」と書かれていました。親の躾、子供に無関心な親、あるいはどんなことも癇癪と腕力で片づけてしまう家庭で育った人。そういう環境で育つと言葉の暴力や腕力の暴力をごく普通のことってなってしまいます。何かにつけて命令したり,ささいな点まで指摘したり,否定的な言葉や絶え間ない批判を浴びせて人を気落ちさせる。大抵はそれをみんなの前で行なって標的にする人を吊し上げる。いじめる側が、その非礼を認めるとか謝罪するということはまずないです。

某お笑い芸人が「 いじめは集団の中での上下関係の確認作業だと思う 」と述べていました。だからいじめる側は悪いと思っていないのです。さらに、今はネット社会なのでSNS内でも一人を対象に悪口を書き込んだりって陰湿ないじめもあります。幸か不幸か、私はこの両方を経験してます(笑)結局、私一人で戦ってイジメを無くしたのですが、それは追々書いていこうと思います。

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