Twitterに違和感を覚える人々
Twitterは、もともと娯楽の一種なので、メールのような私信とは、若干ニュアンスが違うように思います。一抹の寂しさを感じるときもありますが、意気投合した相手とは、メール以上の親しみを感じるはずです。
■Twitterに違和感を感じる人々
先日、エンジニアライフのコラムニストさん、オルタナティブブログのブロガーさんが、Twitter上でこぼしていたのが「理由が分からないが、Twitterに違和感を覚える」というものでした。僕は、3点ほど気が付いた点を挙げてこう答えました。
(1)Twitterをマーケティングツールに使っている企業アカウントがバズってるから、情報の一方通行という面で、違和感があると思う。
(2) Twitterが、呼べば答えるようなメールのような「私信」のメディアではなく、必ずしも返事を必要としない(なぜって、つぶやきだから)。そこに個人の疎外感が生まれる。
(3)Twitterは、個人的な痛みに対して無関心なので、自分がいくら悩んでいようが、いくら病んでいようが、誰にも相手にされない。それは、流れていくツイートの仕組み上、致し方ない面もある。
この3点が重大な問題だ、と思いました。と、伝えたところ「なるほど」とおっしゃっていただきました。また、さらに付け加えるとするならば、こんなことも言えます。
(4) 相互フォローを強制する人々。フォローしても「霊界の自動筆記」みたいなつぶやきしか返ってこない、気味の悪い人々。フォローした途端、大量にバズられてタイムラインがいっぱいになる場合。「ラーメン」「味噌」「醤油」などの単語に反応するBot、見た感じ気持ちの悪いアイコン利用者など。
このような問題点があり、Twitterから全面撤退された方を知っています。つまり、フォロワー全部削除です。アカウントは残っているのですが、事実上この方も「Twitter疲れ」を起こして、今はメールだけのやりとりになっています。
距離(ディスタンス)/さだまさし(歌詞)
■田所流 Twitterとの付き合い方
そこで、僕が講じている対策というか、1つの方法をお教えします。僕は基本的にWebの人ではなく、Tweenの人なのです。
(1) なるべく、旧知の知り合い限定にする。
これは、素性の知った人ならば、安心ができますし、相手のこともメールや電話で分かっているので、お互いに反応の仕方や、上下関係、年齢関係をあらかじめ知っておくことで、安心してフォローできます。
(2) 普段はTweenなどのアプリ、たまにWebでフォロワーを確認する
これは、常日ごろ、誰が加わって誰が退散したのかを気にせず、しばらく「泳がせておく」のです。そして、新規フォロー数が20名ぐらいになったら、距離の如何を問わず、選別するのです。嫌な感じの人はブロック。何かに凝り固まってそうな人はブロック。特定の話しかしないワンパターン人間もブロック(「風景写真を撮りました、きれいだなあ」ばかりつぶやく人とかも、過去にブロックしました)。
(3)フォローする人数を、ミクシィ的に限定する
これは、あまりにもフォローしている人が多くなると、Tweenなどのデスクトップアプリでも管理できないので、おおむねフォローしている40名、フォローされている40名を目安に、フォローしたりフォローされたりしています。つまり、Twitterをミクシィ的に使うのです。会員限定といいますか、遺憾ながらいまのところ、独断と偏見で人数制限をさせてもらっています。
(4)何々が当たるからフォローしてくれ、というのは極力避ける
これは、先ほども申し上げたとおり、マーケティングツールとしてのTwitterの位置づけをしている企業さんが、iPadプレゼントなどのエサを少量ぶら下げて、多くの新規顧客を囲い込もう、という成長戦略の一部分に過ぎないのです。なので、そういうマーケティングには絶対に引っかからないでください。一部の例外を除けば。
(5)1つの「娯楽」と考える
Twitterをメールと同じぐらいに信用していると、返事が来ないと立腹したり、寂しくなったりします。ここは、Twitterを1つの「娯楽」として考える。それぐらいの立ち位置でいいと思います。
■Twitterとは距離を置き、マイペースで
Twitterは、時と場合を選ばずにかかってくる、ベルの鳴らない電話のようです。フルタイムで勤務されている場合、フルタイムで学校で勉強している場合など、おのずとTwitterに割ける時間はオフタイムに限られてくるでしょう。
相手方の大切な場面では、喜びと悲しみを分かち合い、勤務や学校などのオンタイムなどの場合は、それこそタイムラインの流れゆくままに放置、でいいんじゃないでしょうかね。無理にフォロワーを増やそうともせず、かといって、傷心のままにフォロワー全削除といった極端から極端へ走ろうとせず、まあ、ゆっくり気ままに、ぼちぼちでいいんじゃないでしょうか。ねえ、皆さん。
(なにぶん、フォローに限りがありますので、IDは明示しません)