ローコード・ノーコードの世界、アンケート結果です。
サーチマン佐藤です。
こんにちは。
神奈川の逃走犯が捕まりましたね。
ふと見たTVでは、
コメンテーター曰く、
「刃物を振り回されたからといって、
収監できなかったミス」と。
しかし、私は思うんですよ。
「刃物振り回されたら、メッチャ怖いだろ」
コメンテーターは、本当に、
その立場になって考えているのだろうか。
気楽でいいよ。
今回の件、あの場で、
ピストル撃ったら、ダメなのだろうか?
刃物男が逃走するより、ましなのでは?
そもそも、そんな議論してはダメなのだろうか?
私には、もっと根本的な問いが、
次々に浮かぶのだが、
TVでは絶対に、そんな方向にならないので、
私のTwitterで、アンケートとっています。
よかったら、ご覧ください。
https://twitter.com/sato_searchman/status/1143163497548640256
さて、先週の記事で
「ローコード・ノーコードの世界、どう感じていますか?」
と、アンケートをお願いしましたね。
一応、復習しておくと、
ローコードとは、
プログラムコードを少なく、
ノーコードとは、
プログラムコードがゼロで、
システム構築できること。
従来、我々がやっているような
テキストだらけの開発ツール画面でなくて、
もっとグラフィカルで、
ドラッグ&ドロップで、
視覚的にアプリを作成するのが、
ローコード・ノーコードの世界。
以下が、そのアンケート結果になります。
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【質問】アナタは、
ローコード・ノーコードの世界、どう感じていますか?
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【回答結果】
現在使っているし、今後もっと進む
68票(13.6%)
現在使っているが、今後は進まない
22票(4.4%)
現在使ってないが、今後もっと進む
199票(39.9%)
現在使ってないし、今後も進まない
67票(13.4%)
わからない
52票(10.4%)
特に興味なし
32票(6.4%)
そのほか
59票(11.8%)
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自分でアンケートして恐縮ですが、
まあ、「進む」という言葉が曖昧なので、
答え難かったかも(すみません)。
でも、おおよそは、
「進む」と考える人が多かった。
では、読者からのお便り、
紹介していきましょう。
【読者から】
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いつも楽しく拝見しております。
今回のテーマ、ローコード・ノーコードですが、
今後進むに1票です。
とはいえ、完全オーダーメイド
(フルスクラッチ)のシステムには
マッチしないと思います。
私は現在、SaaS導入の仕事をしていますが、
導入しているシステムの設定は、
サーチマン様の例のとおり、
ドラッグ&ドロップで可能です。
内部的にはxmlファイルを作っていて、
それをデプロイする流れです。
昨今のクラウド化の流れに乗り、
コンフィグレベルの設定はノーコード・ローコードで可能であり、
複雑な要件のシステム自体が縮小していく、
言い換えれば、ビジネスにシステムを合わせるのではなく、
システムにビジネスを合わせることが、
多くなっていくのではないかと考えています。
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最後の一文、
「システムにビジネスをあわせることが多くなっていく」
かどうかは、わかりませんが、
前半部分については、同意です。
定型的な設定は、
コード書く必要無いし、
画面仕様、ビジネスロジック、
DBアクセスについても、
既製品という感じなら(←ここ大事)
どんどん、コード書く必要なくなるでしょう。
ただね、こんなお便りも。
【読者から】
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(某ローコードツールを使って・・・)
誰でも作れるGUIなのに、
横幅widthを数字で指定できないので、
発狂しそうでした。
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ぶぶっ(笑!
いや、失礼しました。
確かに、GUIツールは、大枠では便利なのですが、
ほんの細かい事が出来ずに、
イラッとする(怒)。
発狂しそうになったこと、
私も、何回もあります。
気持ちは、よーくわかります。
そうなると、結局は、
直接テキストコードを修正する(苦笑)。
まあ、少なくとも現状は、
そんな使い方、多いかな。
なので、今の段階なら、
裏のコードを理解しつつ、
便利なものは使うって感じが、
求められる技術者でしょうか。
実際、「ローコード」を使っている方からは、
そんなお便り、頂いていますので、
一つ紹介しましょう。
【読者から】
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現在、●●というローコード開発ツールで
Webアプリを製造すべく、
設計を進めていますが、
仰せのとおり、
ちょっと複雑なビジネスロジックを入れて、
複数表への一括登録/更新とか書くと、
技術検証チームから
すぐ「できません」と返ってきます。
まだ過渡期なのかもしれませんが、
技術者不足が慢性化しているので、
進化してくれることを期待したいところです。
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ちなみに、
このローコード開発ツールの
セールスコピーは、
「生産性を500%UP」
・・・・ほんまかいな?(笑)
いや、失礼。
500%はともかく、
生産性は上がるのでしょう。
ローコード開発ツールの
メーカーの方からも、お便り頂きました。
【読者から】
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とあるノンコーディングでの
開発ツールのメーカーに勤務しています。
ユーザーさんからは
「魔法使いの杖を得たよう」
「今までは作業負荷や要員面から、
出来ないと思っていたことが導入後はできるようになった」
という声をお聞きします。
「他人の作ったコードの修正はやりたくないけど、
GUIのツールならやれる」など。。
自社の業績という面でも、
よりこういったツールが広まるといいなと思います。
ただ、こういったツールが広まって内製が進んでいくと、
SIerさんの中には、
自分たちの仕事がなくなる、とおっしゃる会社もいますね。
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そういう声を聞くと、
メーカー冥利ですねえ、嬉しいでしょう。
ま、紆余曲折あるでしょうが、
大筋では、ローコード・ノーコード、
便利な開発ツールが出てくる。
その大筋の中では、場合により、
(上記、読者のお便りにもありますが)
仕事がなくなる人もいるかもしれない。
そんな感じでしょうか。
じゃあ、今後、
我々は、どうすればいいのか?
何を勉強すれば、いいのか?
こんなお便りも頂いています。
【読者から】
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今後は、すみ分けになるのかなーと思います
A.開発言語のスキル
B.業務の理解
開発の両輪と勝手に考えています。
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ツールができない開発言語のスキル、
そして、今以上の業務知識。
まあ、そうですね。
ただ、私が少し気になるのは、
皆さん、「すみわけ」好きですよね。
「すみわけ」して、
あっちの方向は捨てて(勉強しない)、
こっちの方向に進む(勉強する)。
確かに、効率的な気もしますが、
私の感覚で言うと、
「すみわけ」しないで、あっちもこっちも、
少しでも勉強した方が、
知識がブレンドされて、
アナタの付加価値は高まると言うか、
結局は、効率的な気がしますよ。
各自、判断くださいませ。
あと、最後に、
現実的で重大なご指摘があります。
【読者から】
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ノンコーディングツール(笑)なるものを、
本業で使用し、地公体でも使っていますが、
双方ともに困っているようです。
特に地公体については、
開発システムをリプレースや機能追加する際に、
入札公募しなければならない関係上、
初回開発会社ではない会社が、
引き継ぐことがあり得ます。
その際、ノンコーディングツールで開発されており、
かつそのノンコーディングツールの
版権を地公体が持っていない場合、
後継会社では、それらの資産を、
継続的に開発することができません。
つまり、ベンダー・デベロッパの
ロックインが発生してしまいます。
2007年くらいに官庁D案件を受託した会社から、
「オープンソースだと聞いていたのにそうではなかった。
確かに一部はJavaだとわかるんだけど
......兎に角開発が進まず、このままだと会社が......」
という相談を受けました。
調べてみると、ノンコーディングツールで、
一部を作り込んでいたわけです。
ベースはStruts(古ッ(笑))だったのですが、
Struts-confで動いていない。
参照されているファイルを特定してみてみると
バイナリファイル。
内容をtextで参照してみると、
そこには位置情報と思しき記載内容が!
「ああ、●●か」とすぐにわかりました(笑)
その後、九段下の総合庁舎を訪問し、
・オープンソースで開発されていないので、
入札条件を満たしていないこと
・そもそも官公庁に対して、
オープンソースを流用した
独自技術での開発を実施しており、
オープンソースでの開発を義務付けている本案件について、
開発当初より10年間以上、
要件未到達であり続け、それを報告していないこと
・受託金額は、スクラッチ開発前提なので、
不公平な条件で締結された契約であり、
本条件下においては無効であること
・開発費を圧縮するためには、
前回開発会社のツールを利用する必要があること
・そのツールは無償で、
官公庁に対して支給されるべきものであることを説明、
事情を知った役人(部長!)が激怒して、
●●の役員呼びつけて怒鳴り散らすという話になりました。
上記のような状態になるのは困ると思うのですが。
また、ノンコーディングツールで開発したものは、
同じツールを使い続けないと回収できないのですが、
では、その会社が倒産していたらどうなるんでしょうね?
私のように(本業)社内SEで、
ノンコーディングツールを資産として保有しており、
除却もしていない状況であれば、
困ることはないと思いますが、
【お客さん相手に自社が保有しているノンコーディングツールで開発】したら、
その後で損害賠償請求されたりするのではないでしょうか。
実際、●●も遡ってお支払いしたそうですし。
●●さん以外が、これまで受託して、
納期に間に合わなかったり出来なかったりした原因が、
全て●●さんにあったということが、
その時点で初めて官庁報告されたわけでして......
「いずれインフラエンジニアはいなくなり、プログラマの世界がやってくる」
というのが定説になっていますが、
ノンコーディングツールだけを続け、それらが発展していくようであれば、
「いずれプログラマは死滅し、インフラエンジニアしか残らなかった」
という状態になりそうだと感じる次第。
アセンブラ書いてた頃からITドカタとして働いてきた自分としては、
プログラムは自分で書いてこそのものだと思います。
「ノンプログラミングツールでその機能が実現できないから出来ません」(笑)
という発言を、うちの会社の自称プログラマーがしていますが、
抑々仕事というのは、
「現状では出来ないものを、いかにして実現させるのか?」
という心構えでやらないと、何のブレイクスルーももたらされません。
劣化した自称プログラマーが量産されると、
我々IT技術者の価値が社会的に下がることになりますので、
SEはノンコーディングツールを使うべきではない、と考えます。
ユーザ企業内で、ITシステムを専門で生業にしたことがない、
自称プロフェッショナル(笑)な方が使うおもちゃとしては、
十分であると思いますが。
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ちなみに、●●は、
某有名メーカーになりますが、
いや~、確かにですね。
ご指摘、ありがとうございます。
ツールを使った場合、
権利の問題はクリアしておかないと、
ロックインされたら、えらい事です。
ってか、悪意のあるメーカーは、
ロックインを狙うでしょうし、
特に、発注側の人も気をつけましょう。
ではでは、以上になります。
沢山のお便り、
本当にありがとうございました。
全て返信できていませんが、
全て読んでいます。
今後とも、遠慮せずに、
ジャンジャン送ってくださいね。
またお会いしましょう。
ありがとうございました。
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