IT技術を詳しく解説し、IT業界の本音を探る。

IT業界の残業時間の調査結果と、人生は皮肉の連続。

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サーチマン佐藤です。
こんにちは。

どこの会社や組織にも、

(上から無責任に)あーだこーだと主張して、
引っ掻き回すだけ引っ掻きまわし、

実際には、自分では何もやらないで、
あとは、「現場が責任とれよ」って人がいる。
(本当は自分が困るのにね)


今、NHK大河の「真田丸」も、その佳境にある。

上から引っ掻き回すのは、
織田有楽、大蔵卿、そして淀君。

現場で責任とるのは、
真田信繁(幸村)はじめ、浪人衆たち。


我々も、実際の作業や仕事よりも、
政治的な圧力で苦しむことがある。

雇われて仕事やっているはずが、
何故か、責任とる立場になることもある。

でも、やるしかない!
(世の中に、無理や矛盾はつきもの)

だから、自分たちを信繁(幸村)に投影し、
ついつい応援してしまう今日この頃。


さて、本題へ。

前回、残業時間の調査しましたが、

それにしても、

いや~、皆さん働いてますねえ。

私の耳の奥には、そう、
あのメロディが流れてきますよ。


ズンチャ、ズンチャ~♪
ズンチャ、ズンチャ~♪

24時間戦えますか~♪

ビジネスマーン!ビジネスマン!!
ジャッパニーズ・ビジネスマーン♪


ご存知ですか?

(バブルの頃)某ドリンクのCMソングです。

懐かしい人も多いでしょう。

若い人は知らないですよね、すみません。
(でも、いかにもバブルで、笑えますよ)


「24時間戦えますか~」
そんなバブルの頃と時代も変わった・・・・と思っていましたが、
いやはや、当時と変わらずのような気もする今日この頃、

アンケート結果、みてみましょう。

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【質問】
今まで、1ヶ月で(実際の)
最高残業時間では、何時間ですか?

【回答結果】

・0~20時間 119票

・20~40時間 84票
・40~60時間 85票

・60~80時間 81票
・80~100時間 116票

・100~120時間 127票
・120~140時間 98票

・140~160時間 78票
・160~180時間 49票

・180時間以上 142票
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この業界でも、残業しない人多いんですね。
予想外でしたが、ひとまず何よりです。
(空いた時間、勉強しましょう)

でも、予想通り、いや予想を超えて、
残業多い人は、多いですねえ。


私は、最高160時間ですが、それだと
毎日夜の12時くらいまでやって、
土曜日は出て、日曜日は休めました。

それでも、きつかった。


180時間以上って、毎日深夜まで仕事して、
たぶん休みなしですよね。

お疲れ様です。
体壊さないようにしてくださいね。


あっ、そういえば、前回のコラムで、
私は、こう述べました。

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労働基準法36条
(いわゆるサブロク協定)では、
1ヶ月の残業時間の上限は、45時間。
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多くの方は、
余裕で45時間超えてますよね(苦笑)。

だとすると、
「違反なのか?」って質問がありましたが、
そこから話しておきましょう。

まず、大前提として、
法定労働時間(1日8時間1週40時間)を超える場合、
つまり残業する場合は、36協定が結ばれます。

そして、36協定を結んだ場合の上限が、45時間です。

ただし、特別条項があって、
(システムリリース等の)
臨時の場合に限ってのみ、
それを超えて労働しても、許される。

ただ、それは、あくまで臨時ですので、
(ある特定の個人が)
何カ月も70時間とか100時間が許されるわけでない。

じゃあ、何が臨時なのか?
どういう条件なら許されるのか?

って話は、各社の協定によって違うので、
気になるなら、各々確認してみてください。

とにもかくにも、
上限は基本45時間です。

それを超える場合は、臨時であり例外。

でも、現実をみれば、、
例外が恒常化しているかもで、
その法律の意味があるのか?
って話になるのですが、

ここでは、そんな議論しません。
(私も法律に詳しくないですし)


そもそも、正直に言いますと、
私は、残業何時間でも良いと思っているのです。

働きたいだけ、働きましょう。

(そんなこと言ったら)
奴隷のように、こき使われる?


でも、我々は技術者でしょ。

技術を磨き、勉強し、
法律じゃなくて、スキルで身を護る。

最高のスキル(技術)を提供し、
お客様や上司に喜んでもらい、

万一、酷い言葉を浴び、理不尽言われ続けたら、
「じゃあ、辞表書きます」って姿が、
あるべき姿だと思いますけどね。

(実際は辞表書かなくても、
ちゃんと抗議すれば、だいたい収まる)


極端に聞こえるかもしれませんが、
あながち嘘じゃないですよ。

私も、この業界に長くいて、
色んな人と知り合い、見ていくと、

スキルがあって、そういう方向性に舵を切っている人は、
スキルで身を護り、培った人脈から仕事選んで、
収入と自由を獲得してますよ。

健全で、健康的で、
楽しそうです。


一方で、法律だなんだって、
そりゃ重要なんですが、あまりに固執すると、
労働組合の運動になりかねない。


我々は技術者。

まずは、スキルを身につける。
それで身を護る。


じゃあ、スキルって、
どうすれば身につくのか?

それは、ある程度(←ここ重要、後で出てきます)
過酷な仕事して、勉強を継続すること。


そりゃね、毎日定時に帰るのもいいですが、
それがルーチンワークだけだと、スキルは伸びない。


定時で帰れると思っていた「幸せ」も、
(スキルが伸びないので)
実は、将来の「不幸」の要因になったりする。

一方で、ムッチャ大変で「不幸」だったことが、
(スキルが伸びて)
実は、将来の「幸せ」の要因になったりする。


人生は皮肉の連続。


よく聞きますよ。

不幸を味わった人が、
「あの頃に比べれば楽勝」って、幸せそうに語る。


私も、一時期、人生のどん底というか、
ムチャクチャ大変な時代があって、

他人からは、
「可哀想すぎて、聞きたくない」と言われましたが、

でも、今になってみれば、それが精神の拠り所で、
「あの頃に比べれば楽勝」って、いつも思ってしまいます。


人生って、本当に皮肉の連続ですよね。


でね、そんな皮肉の連続の中で、
何に気をつければいいのか?


私は、上記の通り、
「ある程度」の過酷な仕事や勉強を、
肯定しましたが、

「ある程度」ってことが大事なのです。


過酷すぎると、壊れてしまいます。
最悪、電通の女性のようなことも。


もちろん、「ある程度」は、
その人のレベルや年代によって違ってきますが、

しかし、一般的には、
「鉄は熱いうちに打て」よろしく、
年配よりは、若いうちに頑張ったほうがいい。

若いうちに頑張ると、歳とってから、
テクニックというか、
ごまかしで生きていける(ようですよ、笑)。


まあ、最後の部分は、
年配者の方に怒られてしまうので、
是非、無視して欲しいのですが(笑)、

以前、秋元康さんが言ってました。
「夢はいつも、伸ばした指先の1ミリ先にあると思う。」
「その1ミリ、さらに必死に手を伸ばすかどうかで、夢に届くかどうかが決まる。」

1ミリでいい。

1センチ伸ばしたら、アナタが壊れる。

ましてや、50センチも1メートル要求されても、無理は無理。
それを達成しようとすれば、
取り返しのつかない不幸にもなる。

1ミリがいい。

そのへんの頃合い考えて、
お互いに成長していきましょう。

ではでは、また。
ありがとうございました。

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●追伸

私は歴史好きで、戦国時代
特に真田家の大ファンでもあります。

当初、大河が始まったころは、
三谷幸喜さんの脚本が、嫌で嫌でたまらなかった。

特に、長澤まさみ演じる「きり」がうっとうしくて。

でも、馴れたせいか、だんだん面白くなってきた。

三谷さん、ごめんよ~。

三谷さんの初期の頃の伏線が、
今、花開いてますね。

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