414.人型ロボット・マラソン
初回:2025/4/23
前回にもAIネタでしたが、今回もまたまたAIネタです。
P子「色々と面白いもんね」※1
ですが、私が面白がっているだけで、何ら実践的なことができていません。もう少し、活用事例みたいな事にもチャレンジしていきたいのですが、時間と能力が足りません。
P子「主に、能力の方ね」
1.世界初「人型ロボット・マラソン」
まずは、今回のネタ元です。
≪参考資料1≫
https://36kr.jp/336965/
世界初「人型ロボット・マラソン」、北京で開催 21km激走で試される実力
2025年4月3日
≪参考資料2
https://36kr.jp/341229/
北京発人型ロボット「天工」、実用化の壁を次々突破:134段の階段を登破、配電盤操作も可能に
2025年4月16日
≪参考資料3≫
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250419/k10014783961000.html
"世界初"人型ロボットのマラソン大会 中国で開発加速 理由は
2025年4月19日 18時14分
NHK
今や、中国は世界有数の人型ロボット開発大国です。一時は日本もロボット先進国と言われていた時期もありましたが、その差は広がる一方の気がします。GDPだけでいうと、4位の日本と2位の中国では、4倍以上の差がついており、5位のインドとは僅差になっています。抜かれるのも時間の問題でしょう。
P子「GDPって、そんなに重要なの?」
まあ、国としての発言力みたいな効果はあるでしょう。国民の豊かさでいえば、一人当たりのGDPの方が、まだわかりやすいかもしれません。
P子「国民の豊か指標って、色々な観点があるかから難しいもんね」
『一人当たりのGDP』=同族会社でものすごく利益が出ていて、従業員一人当たりに計算すると結構高いけど、実際は社長とか親族の役員報酬だけがめちゃくちゃ高いってこともあるけど、そんなやり方していると長続きしないから、ある程度は従業員にも配分を回す必要があるって感じでしょうか?
それはともかく「人型ロボット・マラソン」が、技術力を世界にアピールする場であったとしても、なかなか面白いと思います。
2.結果はロボットの完敗!?
≪参考資料4≫
https://www.cnn.co.jp/tech/35232029.html
人間とロボットがハーフマラソンで対決、中国で世界初の大会 結果はロボットの完敗
2025.04.19 Sat posted at 17:45 JST
ここの記事では、『技術力の面では強い印象を残したものの、レースの結果からこれらのロボットが長距離走で人間を振り切る水準には全くないことが明らかになった。』と書かれています。
そもそも、2足歩行の人型ロボットと人間とを比較すること自体に無理があります。これはあくまで人型ロボットの技術開発の課題解決のためのイベントみたいなものです。
P子「宣伝という意味合いもあるものね」
足をタイヤ型にすれば、人より圧倒的に早く走れますから、そういう比較に意味はありません。それよりも、人型ロボットの課題というかそういうものを進化させるには、こういう『競争』というのは良いと思います。
例えば、人型ロボットがマラソンする場合『くつ』はどうするのでしょうか?今は本体コストが高いので、靴も専用品でよいのですが、家庭に入って一緒にお散歩するようになれば、毎回新しい専用品の靴なんて買っていられないかもしれません。
P子「人型ロボットを買えるような人達なら、専用の靴も買えるんじゃない?」
別の観点でいうと、マラソン中にバッテリーの交換を行ったそうですが、電力効率の向上とか、バッテリーの充電時間短縮、交換のしやすさなども課題でしょうし、汎用的に作るなら、手や足を取り換え可能にするとか、色々と課題が見えてくるのかもしれません。
P子「人型ロボットは、専用化ではなく汎用化を目指すのね」
例えば食べ物を素早く温める専用ロボットと言えば、電子レンジとかオーブンレンジが代表ですが、そういうものを対象にしていないでしょう。
P子「全自動選択乾燥機とかも、AIとは言わないけどロボット...なのかな」
産業技術総合開発機構では、ロボットを「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」と定義しています。最新のレンジなら、食材の種類を判断したり温度管理で自動で最適にあたためたりしますから、ロボットといっても過言ではないでしょう。
P子「電子レンジはロボットとは言わないから過言でしょうね」
どちらにしても人の役に立つための道具としての知能ロボットは、進化してほしいところです。
3.まとめ
中国とアメリカのAI競争はますます過激になってくるでしょう。その中で、日本のお家芸とまで言われた工業ロボット関係でも、ますます中国に差をつけられていき、個人的には色々と思うところもあります。
ですが、日本としても手をこまねいているばかりではなく、色々と打って出る必要があると思っていますが、なかなか進みません。
デジタル仮想空間内でのアシスタントAIとは異なり、現実世界でのフィジカルAIにおいては、今まで以上に繊細な制御が必要になってくるでしょう。AIの基本機能が出そろった後で重要になってくるのが『おもてなし』の対応なのかもしれません。西洋文明を取り入れてさらに昇華させ、独自の文化を築き上げるのが得意な日本の出番かもしれません。
P子「そのために、まずは自分の技術力を磨いておかないとね」
本当にその通りです。耳が痛いです。
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「色々と面白いもんね」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。