今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

251.ラズパイ無双[0.環境]

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初回:2022/4/6

 Raspberry Pi (ラズベリーパイ、通称"ラズパイ")で何か作ってみようという新シリーズです。いきなり終了するかもしれませんが、気楽にお付き合いください。

P子「三日坊主になった時の布石?」

1.環境

 ハードとソフトの環境を整理しておきます。

 【ハード】
  Raspberry Pi 4 Model B 4G/8G
  32GB SD card、Piケース、ファン、ヒートシンク、
  ACアダプタ(USB-C (Type C)5V 3A )
  HDMI 7インチ タッチパネル
  設定時にキーボードとマウスがあれば便利

 【OS】
  Raspberry Pi OS with Desktop 64-bit 版 (Bullseye)

 解説するほどのことは無いと思いますが、今から購入するなら、ハードは、Pi 4B でしょう。後ろの4Gとか8Gというのは、メモリの事で、ラズパイの場合は増設が出来ないため、予算が許すなら8Gバイトが良いでしょうが、4Gバイトでも問題ないでしょう。
 ちなみに、ラズパイというと基板むき出しの状態ですので、普通に使用するには、SDカード(これにOSを入れますし通常のディスク代わりになります)とACアダプタ(結構電気を食いますので、4B向けと明記されているのが良いでしょう)とケース(結構熱を持つので、ファン付きやヒートシンク付が良いでしょう)や、タッチパネル液晶画面(現場端末なら、7インチあればOKですが、通常操作を行うのはきついです)が必要です。できれば、キーボードとマウスがあればよいですが、最初の設定時だけ既存のPCから付け替えて使えば十分です。
 そういう意味では、スターターキットで本体一式を、タッチパネルは別で購入すればよいと思います。

≪参考資料≫
 https://jp.rs-online.com/web/p/raspberry-pi/2108315
 Raspberry Pi 4 モデル B 8 GB スタータキット
 アールエスコンポーネンツ株式会社

 https://www.amazon.co.jp/dp/B088FT78KV/
 SunFounder 7インチHDMI IPS LCD Raspberry Pi
 タッチスクリーンモニター、スタンドつき、
  Raspberry Pi 4B/3B+/3B Windowsに適用

 OSに関しては、GUI 有り版の64-bit が良いと思います。GUI無しのラズパイをIoT機器としてセンサー情報の収集、送信に使うだけというのは、少し贅沢だと思います。ある程度GUI操作込みの現場端末としての利用が適していると思っています。ただ、オフィスソフトなどが同梱されているFullバージョンは、ラズパイをパソコンの代替えとして使用する場合...例えば教育用とかの用途に向いていると思いますので、このシリーズでは扱わないことにします。

≪参考資料≫
 https://ascii.jp/elem/000/004/082/4082987/
 ソラコム公式ブログ
 Raspberry Pi OS の選び方
 2022年02月09日 11時00分更新

2.注意点

 新規に学習を始める場合は、必要な部材を集めればよいと思いますが、既存の環境をすでにお持ちの場合は、注意が必要です。

 まず、ハードに関しては、3B と 4B では、LANポートの配置やHDMIの数、形状、AC電源の形状などが変わっています。なので、既存のケースが使えません。4B 対応のケースを選ぶ必要があります。AC電源も、形状だけではなく必要とする電流容量も増えていますので、コネクタ部だけ変換アダプタで対応できないかもしれません。

 OSに関しても、注意点があります。

 この新しいOS...Bullseyeですが、カメラ周りが変更されています。他にも色々と変更されていますので、既存のシステム...例えば、Buster 上で、すでにシステム運用中の場合に OSを置き換えるのは、やめた方が良いでしょう。

≪参考資料≫
 https://www.raspberrypi.com/news/raspberry-pi-os-debian-bullseye/
 Bullseye - the new version of Raspberry Pi OS
 8th Nov 2021 Simon Long

3.番外編(一体型ケース)

 先のケース+HDMI液晶の場合、大型ディスプレイと繋げたり液晶と本体の配置を自由に設定できる反面、ケーブルが増えたり持ち運びが不便になったりします。
 ラズパイには、DSIフレキシブルフラットケーブルで接続できるタッチパネルと、それらと本体を収納できるケースがあります。このケースも、3B用と4B用では形状が異なりますので、購入される際には十分ご注意ください。
 あと、この先の話ですが、PoE HAT がケースに収まりません。PoE HAT 自体もGPIOを隠してしまうため、個人的には何とかしてほしいところです。

 一体型ケースは非常におさまりが良いので気に入っていますが、液晶の解像度が800 x 480と小さいのでが難点です。と言っても、現場端末としてタッチパネルで使う分には、問題ないと思います。

≪参考資料≫
 https://jp.rs-online.com/web/p/raspberry-pi-screens/8997466
 Raspberry Pi Raspberry Piディスプレイ, 7インチ,
 静電容量型タッチスクリーン
 (DSIフレキシブルフラットケーブル)

 https://jp.rs-online.com/web/p/raspberry-pi-cases/1935380
 Okdo Raspberry Piケース, Raspberry Pi 用 ABS樹脂 ASM-1900145-21
 併用可能製品 Raspberry Pi 4

4.まとめ

 本シリーズでは、新規にラズパイで何か作ってみたい人を対象に、工場などの現場端末としてどのような付加価値を出せるのか、何か新しい事は出来ないのかを模索する事を目的に、最新環境を構築していきます。なので、上手く動かないケースも多々あると思いますが、お気楽に楽しんでください。

ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「三日坊主になった時の布石?」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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