今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

238.正月から日本の将来を悲観する

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初回:2022/1/5

P子「カウント、飛んでない?」(※1

 実は、以前の『CIA京都支店』の41話分は、カウントに入っていませんでした。さらに特別編の2コラムを加えて、本コラムのカウントを238に修正しようと思います。

P子「高橋さんの祝500回に影響されたんでしょ」

 それもあります。でも、このコラムが500回を迎えるとすれば、あと、262回必要で、毎週欠かさず書いても、5年かかります。

P子「毎日書いたら、1年以内に達成できるわよ」

 回数は目標ではなく、結果であるべきでしょう。

P子「その割に、回数にこだわってるんじゃない」

1.新年恒例、正月から日本の将来を悲観する

P子「余り、正月から見たくないコラムね」

 まあ、誰も見てないからいいでしょう。

《参考資料》
  https://www.sankei.com/article/20211206-TG2WTZIPABOIRLA5L4T5WHHJ54/
  首相、改憲シフト鮮明 所信表明演説
  2021/12/6 20:42

 その中で『われわれ国会議員には憲法のあり方に真剣に向き合っていく責務がある』とおっしゃっています。当たり前です。憲法とは国家権力の暴走を止めるための仕組みであり、国会議員は憲法の枠内でしか法律を作ることはできません。真剣に向き合うというか、守る義務があるのです。

 所が・・・

《参考資料》
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/101820
  南スーダン「衝突」は「戦闘」だった PKO派遣の元陸自隊員が著書出版
  2021年5月2日 06時00分

  https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20161214-00065439
  元自衛官、安倍政権に怒り―南スーダン駆けつけ警護「負傷したら治療されずに死ぬ」
  2016/12/14(水) 7:30

  https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/south-sudan-nippo
  【全文】自衛隊は南スーダンで「戦闘」していたのか。黒塗りの日報、公開します
  公開 2017年2月9日

 政府のいう事は信用できません。

 何度も言いますが、憲法は国家権力を縛る法律であり、それを変えたがっている国家権力が、さらに自分たちの首を絞めるようなことは決してしないでしょう。緩める方向に力を注ぐのは、火を見るよりも明らかです。

 もう一つ。その昔、日本が『戦争ができる普通の国』だったころ、特攻という戦術がありましたが、国家権力による無茶苦茶な力が働いていたことはご存じでしょうか?私は知りませんでした。

《参考資料》
  https://nordot.app/798767547706327040
  これだけあった〝特攻隊員に覚醒剤〟外道の証拠
  2021/8/15 07:00 (JST)

 特攻隊員には覚醒剤「ヒロポン」が与えられていたそうです。当然本人には知られないように、覚醒剤入りのチョコレートを与えていたそうです。周りの雰囲気や家族のため、お国の為という名目や、上官の命令などだけでは『特攻作戦』が成立しないので、さらに国家戦略として覚醒剤まで使用して特攻させたという事実・・・

 すでにご存じかもしれませんが『日本軍の戦死者の6割が餓死だった』という話も有名です。もちろん、敵国による補給路の遮断などの戦略が遂行したと言えなくもありませんが、そもそもの作戦がずさんだったというか、下々の事なんか考えてなかったのだと思います。

《参考資料》
  http://www7a.biglobe.ne.jp/~mhvpip/PacificWar.html
  太平洋戦争戦跡地
  戦没者の60%強140万人は餓死であった
  2013年9月

  https://www.huffingtonpost.jp/hiroaki-mizushima/gochisosan-yutaro_b_4864842.html
  「ごちそうさん」で悠太郎の逮捕はなぜ?「爆弾は当たらない」などの宣伝で犠牲者を増やした歴史を直視
  2014年02月27日 20時35分

 結局、餓死も覚醒剤を与えた特攻も防空義務も、南スーダンの「戦闘」での自衛隊員への扱いも、本質的には何も変わっていないという事です。

P子「一気にまくしたてるから、口をはさむ余地がなかったわ」

 憲法改正で、本当に恐ろしいのは、憲法9条より、それ以外の国民の自由や権利を束縛する改悪の方です。ここでは取り上げませんが、甘い言葉に騙されずに、しっかりと本質を見てください。

 もちろん、政府や国家権力だけが信用できないのではなく、そもそも権力者という人種が信用ならないと思っています。

《参考資料》
  https://www.mbs.jp/4chantv/news/scoop/article/2021/07/084745.shtml
  守られない"内部告発者"たち 組織の不正やパワハラを明るみに...そして行われる『報復』の実態
  2021年07月07日(水)放送

2.やっぱり、文通費改革は先送り

《参考資料》
  https://www.fnn.jp/articles/-/287318
  "1日で100万円"文通費改革は先送り 「決められない国会」の裏の駆け引き
  2021年12月18日 土曜 午後7:10

  https://www.asahi.com/articles/ASPDN6DBKPDNUTFK00R.html
  国会議員の文書交通費、今国会での法改正見送り 与野党の溝埋まらず
  2021年12月20日 19時15分

 10月末の衆院選で初当選した新人議員らに在職1日で満額の100万円が支給された文書通信交通滞在費ですが、国会議員から疑問の声が上がり、見直しの機運が高まりました。

P子「遅かりし...だけどね」

 日割り分割案とか、偉そうなことを言ってますが、支払うことが前提であり、私企業ではありえません。使った分だけ支払う...何に使ったか明確にする...当然のことと思っていましたが、議員さんたちの感覚は少し違うようです。

 結局、日割り案でさえも決まりませんでした。

 憲法改正に対する国民投票をもとめる『発議』には、総議員の3分の2以上の賛成が必要ですが、国会には、議員の身分に関わることは、与野党全ての会派が一致して採決をする『慣例』があるそうで、つまり、憲法改正よりさらにハードルが高いということだそうです。しかも憲法のように必ず守らなければならない規則ではなく、あくまで『慣例』だそうです。自分たちが嫌な事は、なんやかんや理由を付けてうやむやにしてしまえばいいんです。

 そんな人たちが作った憲法改正案なんか、怖くって承認なんかできません。

 しかも、国民投票では、過半数の賛成でよい事になっています。この、過半数というのは、全国民の過半数ではなく、満18歳以上でしかも投票した人の内の過半数という事は、投票率が60%だとして(前回の衆院選で投票率は55.93%)過半数でも30%...憲法改正で不利益を被る若者を除外しての30%ですから、よくよく考えないといけないと思います。

 モリカケ・桜問題も決着しないまま、うやむやにされ、その中でも絶対安定多数を獲得する政府・与党。

 経済的にも、日本が豊かな国であるという幻想は消えています。もちろん、世界を見回せば、貧しい国はたくさんありますが、GDP世界三位という肩書がいつまでも通じると思っていること自体が、すでに幻想と化していると思います。

P子「正月から気分が落ち込むわね」

 今年こそは、良い年になりますように...

P子「全然、フォローになってない...」

ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「カウント、飛んでない?」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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