今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

194.さるかに合戦

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初回:2021/12/29

年末恒例、日本昔話からの考察です。

P子「ネタが無い時は、これに限るわね」(※1

 今回は、さるかに合戦の別バージョンではなく、基本に忠実なお話について、考察してみようと思います。

P子「要するに、重箱の隅をつつくのね」

 正月が近いだけに...

《参考資料》
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%81%AB%E5%90%88%E6%88%A6
  さるかに合戦
  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1.あらすじ

 基本バージョンは、親子のカニがおにぎりを食べていると、ずる賢い猿が柿の種と無理やり交換した。さらに、その柿の種を植えて、実がなったころに再び現れて、自分だけ熟した実を食べ、カニには青く硬い柿の実をぶつけて親カニを殺してしまう。
 子カニは、栗と臼と蜂と牛糞を仲間にして、猿に復讐する。
 囲炉裏から熱々の栗が猿に火傷を負わせ、水で冷やそうとしたところに蜂が刺し、慌てたところで牛糞で滑って、最後に玄関先で臼につぶされ猿は死んでしまう...

P子「冷静に聞くと結構ハチャメチャなお話ね」

 冷静に考えれば、カニはどうやっておにぎりを手に入れたのでしょうか?

P子「そこから行くの?」

 それに、栗と臼と蜂と牛糞と最初から知り合いだったのか、作戦を立ててから、適材適所の人選をしたのでしょうか?

P子「人選って、人じゃないけど」

 まず、タイトルが『合戦』ってなってますけど、猿一匹に対する仇討ちでしょう。猿軍団対カニ軍団なら合戦と言ってもいいかもしれませんが、猿の家まで押しかけて、奇襲攻撃ですから『対猿カニ奇襲作戦』とかの方が、実をなしていると思います。

P子「素直に『カニの仇討ち』でいいんじゃない」

2.矛盾点

 まず、仲間になった栗と臼と牛糞は、口が利けたのでしょうか?

P子「それはカニや蜂も同じでしょ」

 じゃあ、テレパシーが使えたと仮定します。各々は自力で移動してきたのでしょうか?

P子「テレパシーが使えたなら、サイコキネシスや瞬間移動もできたんじゃない」

 カニがサイコキネシスで栗と臼と牛糞を動かしたとするなら、猿の家の屋根に臼を移動させるだけの力があれば、最初から猿を空高く持ち上げて落とせばよいのではないかと思います。

P子「その前に、その超能力で柿を取ればよかったのよ」

 次に、囲炉裏に隠れていた栗が、火をつけて弾けたなら、中身がはみ出してるってことで、死んじゃいませんか?

P子「元々、死んでるっていうか、そういう概念を超越した存在だった...」

 さらに、猿は牛糞で滑って転んだ上から臼が落ちてきたって、位置関係も難しいでしょう。牛糞も、踏まれてぐちゃぐちゃになってるし。臼も一歩間違えば空振りして自身も割れてたかもしれません。
 こんな1円の得にもならないことを、単にカニの涙の説得にほだされて、行ったとすれば、リスクが大きすぎると思います。

3.派生、別伝

 昔話というのは、時代や地域によって色々なパターンが存在するのが通例です。

 まず、親子ガニという所、一説には、親カニはメスで柿をぶつけられて死んだ後に子ガニがいっぱい出てきた...というお話もあります。その場合、悪さをした猿をどうやって特定したのか、きちんと聞き込み調査を行ったのでしょうか?猿の自宅まで突き止めていたという事は、親ガニが殺された時、犬のおまわりさんが犯人の特定まで行っていたのかもしれません。

P子「だから、猿と犬は仲が悪いのね」

 先の基本パターンで紹介した、栗→蜂→牛糞→臼 という流れ以外に、牛糞の代わりにコンブが使われたり蜂の代わりに針だったり、栗の代わりに卵だったり...

P子「関西で爆発卵って言えば『探偵!ナイトスクープ』ネタね」

 昔は臼が猿を押さえつけている間に、カニが猿の首をちょん切って仇討ちを成功させたとか、結構きついお話もありますが、最近のお話は、猿もカニも死なずに、痛い目に合うだけで最後には猿が反省して終わりというのもあるそうです。

P子「時代の流れってやつね」

4.教訓

 ダイバーシティ&インクルージョンは素晴らしいという事でしょう。

P子「無理くり3年ね」

 話としては、栗、蜂、牛糞、臼がカニと協力して困難な課題を克服するという事例です。それぞれの得意分野を活かして協力することの大切さを説いているのだと思います。

P子「ホントは思ってないでしょ」

 それらの共同プロジェクトも大切な事なのですが、最初から猿とカニが協力していれば、猿も痛い目を見ないで済んだという事です。

 カニは、柿の種からものすごいスピードで柿の木を成長させ、実らせる能力がありました。猿が柿の種をカニに託したのは正解だったのです。その後協力すれば、あちこちに柿農園を作って大量生産できたはずです。

P子「柿 8年だから、二毛作でも16倍速だもんね」

 また、カニの立場から言うと、柿の木を高速で成長させる能力と、栗、蜂、牛糞、臼などの仲間の協力を得られる人徳があれば、自身で柿農園を経営した方が良かったかもしれません。その場合は、猿を雇い入れて、柿の実の収穫作業に当たらせればよかったのだと思います。

P子「そこは自動化しないんだ」

 目先の利益(おにぎりが欲しいとか、柿を食べたいとか)ではなくもっと長期的な計画を立てれば、大きな利益を得ることができるという教訓でしょう。

P子「まあ、年末なのでこんなもんでしょ」

ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「ネタが無い時は、これに限るわね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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