193.プロとアマの違い
初回:2021/12/22
皆さんは、会社員であろうとフリーランスであろうと、基本的にはお金を頂いて仕事をしているのですから、プロフェッショナルと呼ばれている人たちなんでしょう。
P子「なんだか遠回しな言い方ね」(※1)
元々の意味からいうと『賃金を支払われるなりわい(=職業)のこと』なので、高度な技術があろうと、全くの新人でも、お金を頂く限りはプロフェッショナルと言えるそうです。まあ、新人研修でそういわれただけなんですけど。
その時、私は言葉の響き、イメージから、自分たち新入社員がプロのはずがない...と反発しました。心の中で...
P子「さすがに新人時代は、おとなしかったのね」
お客様から見れば、新人であろうと熟練工であろうとお金を払って仕事を依頼しているのですから、プロ意識をもって仕事に取り組むべしという『心構え』を言いたかったんだと思います。でも、今でも私はお金さえもらえばプロだという考えには違和感しかありません。
一方、アマチュアとは『職業ではなく、趣味や余技として行う人』のことで、一般にはアマよりプロの方が格上とされています。
実は、私のイメージも当然、プロの方が上でアマはしょせんアマと思っています。
P子「何が言いたいの?」
要するに、お金をもらってるからプロだ...というなら、アマの方が上の人がゴロゴロいるという事になってしまいます。なら、そもそもお金を払う価値もない人達にお金を払ってるという事になります。
どういうことを言いたいのかというと、私も含めて、プロフェッショナル=職業人で技能や能力とは無関係であるというふうに認識を改めるか、プロフェッショナル=高度な能力や技能を持っている人に変更するか、どちらかを選ぶ必要があるという事です。
P子「高度な能力や技能を持ってる職業人...てことにすれば?」
そうすると、新人はプロフェッショナルでもアマチュアでもなくなります。
P子「じゃあ、セミプロって事にすれば?」
セミプロは、プロ並みのアマチュアって事だから、職業人には使えません。
P子「セミが半分って事なら、4分の1で、クオータープロってどう?」
略して、オタプロ...。まるで、オタクが高じてプロレベルになったみたいで、新人には向かなさそうです。クオプロ...じゃ意味不明ですし、クタプロだったら、くたびれたプロみたいで、新人より働かないおじさんに合いそうです。
P子「クオ取って、並び替えて、プータローってどう?」
完全に別の意味になってます。
話を戻すと、私はプロフェッショナルというのは、金銭の授受とは無関係に高度な能力や技能を持ってる人という定義でよいと思います。
なぜかというと、オープンソースの開発者を捕まえて、アマチュア呼ばわりするなんてことは、私にはできません。彼ら、彼女らはプロフェッショナルと呼ぶにふさわしいと私は思っています。
職業でシステム開発している人達を見ても、プロフェッショナルどころか、プロとしての心構えや、修練すらしていないと思えてなりません。
なので、新人でも職業人ならプロフェッショナルで、お金をもらっていないだけで高度な技術を持つ人たちをアマチュアと呼ぶのは、世間がそう言おうが、新人研修を受け持つ講師の方がそう言おうが、私は認めません。
P子「あなたがどう思おうが、世間がそう言ってるんだから...」
逆に、世間がどう言おうが、私が勝手に言う事を止めることはできません。
P子「めんどくさいわね」
という事で、プロとアマの違いは、職業人=金銭を受け取っているかどうかではなく、その中身で判断することにします。
P子「勝手にすれば...」
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「なんだか遠回しな言い方ね」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。