095.小説ネタ切れの打開策
初回:2020/09/16
1.やっぱりSFでしょう
P子「エンジニアに関係あるの?」(※1)
逆に、エンジニアだからこそ、うまいネタが思いつかないというのが、今回のテーマです。
『小説:CIA京都支店』が、登場人物の雑談ばかりになってきて、こりゃあかん!という事で仕切り直しを考えています。
小説と言えば『SF』でしょう。はやりでいうと転生物か魔法物です。
P子「それはちょっと偏見が混じってるような...」
一応エンジニアに関連している小説にしようとすると『転生したらエンジニアだった件』などの異世界物とか、『Re:ゼロから始めるエンジニア生活』とか『進撃の巨神兵』とか。
P子「巨神兵って『風の谷のナウシカ』に出てくるあれ?」
私の大好きなシーンは、巨神兵の体がグズグズに溶け崩れる様子を見て「腐ってやがる・・・早すぎたんだ」と言う所です。納期がキンキンで導入後にトラブルが頻発したシステムに対して、よく使っています。
P子「ちゃんとテストしてから導入してね」
オン・ザ・ジョブ・テスティングという最新の手法で、日本語でいうと、ぶっつけ本番というやり方です。
P子「大昔からやってるわよ」
やはり本命は『ONE PIECE(ワンピース)』でしょうか? ゴムゴムの実を食べた主人公のエンジニアは、どんな物件にアサインされても納期が延び延びになるという...
P子「真剣に考える気がないでしょ」
後、捨てがたいのは『やはり俺のソースコードはまちがっている。』でしょう。
P子「もう、原作が何かわかんなくなってない?」
2.超能力物も捨てがたい
パクパクはこの辺にして、もう一つの王道と言えるのが超能力=エスパー物でしょうか?実は『小説:CIA京都支店3』では、主人公が何らかの原因で超能力を身に着けるという物語にしようとしました。所が、エンジニアという者は、SFといってもそれなりに論理的な説明を求めるものです。
例えば、城島丈太郎(通称ジョジョ)には、物を動かす能力:サイコキネシスを持っていることにしようと思っていました。
P子「通称、スタンド能力っていうつもりでしょ」
サイコキネシスといっても、すごいスピードとか怪力ではなく、近距離でほんの少しだけ動かせる...みたいな制限付きです。それでも、手錠とかは外せるし簡単なドアや金庫の解錠なども出来るのでスパイとしては十分な能力です。ただし電子ロックは外せません。IoT化されると役立たずの能力です。
そして、山村クレハには、テレポーテーションの能力があることにしました。テレポーテーションというより、物質のすり抜けといった感じです。体中の分子細胞がバラバラのニュートリノ状態にまで細分化されるのでどんな物質でもすり抜け出来るという感じです。部分的な対応と全身の対応が可能という設定です。部分的とは、手錠などで拘束されてもすり抜けることができ、全身の場合は、部屋に監禁されても脱出できるという能力です。もちろん、逆の侵入も可能です。
P子「手錠で拘束されるのが好きね」
スパイ映画で主人公が捕まるのは基本中の基本ですから。
ここで、エンジニアとしての疑問が浮かびます。そもそも自分の体をニュートリノ状態にまで細分化出来るとして、自分の体以外の物、例えば服とかも一緒に細分化できるはずがありません。
P子「自分の体も細分化出来ないと思うけど」
半袖で腕だけテレポーテーションできれば手錠抜けは可能ですが、部屋への出入りとなる全身の場合、テレポーテーション先では素っ裸になってしまいます。
P子「視聴者が増えるんじゃない?」
もちろんジャンプしてからテレポーテーションしないと、足元から地面に沈んでしまい二度と浮かび上がることができなくなります。もちろん、着地する前に戻らないと同じことが起こります。その程度の制限はあったほうが面白いのですが、最も問題となるのがテレポーテーションできる自分の体かどうかの判定基準です。例えば直前に食べた胃の内容物はテレポーテーションするのか? もししなければ、テレポーテーション元に胃の内容物をぶちまけることになります。さらにいうと、胃の内容物が移動できないなら、『あれ』も『それ』も移動できないはずで、人気が出てTVドラマ化や映画化されても、完全に別ジャンルのキワモノになってしまいます。
P子「でも、便秘解消には...」
それ以上は言わないでください。
そして、主役のP子さんは、消えたり壁をすり抜けたり変身できたりする能力を持っています。タイトルは『オバケのP子日記』でどうでしょうか?
P子「まるで、オバケのQ太郎のスピンオフ作品みたいね。そもそもオバケじゃ理論も何も完全無視ね」
ノートに人の名前を書き込めば書かれた人間は死ぬという『ノートです』を持った主人公が...
P子「やる気ないでしょ」
現実にはあり得ない超能力物は、やはりエンジニアの私には書けないという事です。
P子「才能の問題でしょ」
3.科学的なSFならどうか?
例えば優秀なエンジニアが、超高速度の宇宙船で旅をして、戻ってきた地球はすでに何万年も進化していた。その世界ではホストコンピュータ上のCOBOLシステムが未だに使われており、誰もメンテナンスできない状態だったが、そのエンジニアが実はコボラーで、未来の世界で英雄になる...とか。
P子「説明が長かった割には、しょうもない内容ね」
物質電送装置を発明した研究者が自身を使って人体実験を行った。しかし、物質電送装置内にクモが紛れ込んでいたため、電送の最中に両者が交じり合ってしまい、クモの糸を自在に操れるクモ人間になって人々を助けた。
P子「いろんな話が混じってるけど、そもそも伝送装置を開発する前にクリーンルームを開発してればよかったのにね」
ショゴスと戦うIT企業に扮した地球防衛隊にスカウトされた...
P子「丸々パクパクでしょ」
もしかすると、私には才能がないんでしょうか?
P子「やっと気づいた?」
みんなが、わちゃわちゃした感じになってる雰囲気が好きなので、危険と隣り合わせの世界なのに、ほっこりするような物語にしたいと思います。
P子「甘辛せんべいみたいな感じ?」
そんなことは無いようなことは無い感じもしないでもないかもしれないこともない気がします。
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1P子「エンジニアに関係あるの?」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。
コメント
匿名
打開できてないやんけ!!!(突っ込み待ちの気がした
ちゃとらん
コメント、ありがとうございます。
もう一度読み返すと・・・ほんまや、打開できとらん!
こうなると、打開策 Part2 にかけるしかなさそうDeath