今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

069.フェイクニュース

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初回:2020/04/01

1.エイプリルフールです

 たまたま、記事のアップ日の水曜日が4月1日(※1)だったので、こんなタイトルになりました。

P子「安直な理由ね」(※2

 フェイクニュース(※3)といっても、色々な手法があります。

 1.AIや動画編集ソフトを使用して、ありもしない動画を作成する(ディープフェイク)
 2.音声合成ソフトを使用して、あたかもその人物が話しているように偽装する
 3.SNSを利用して国家に都合の良い偽情報を流す
 4.過去の写真や、別の動画を使用して、今まさに発生しているかのように装う
 5.興味本位、ちょっとした出来心で「信じたいであろう情報」を流す

P子「最後のは、悪ふざけでバイト先の冷蔵庫に入った写真をSNSにアップするのと同じ心理ね」

 ここではヤラセ番組とか、川口浩探検隊シリーズとかは取り上げないことにします。

 1,2については、それなりに高度なテクニックが必要なので、誰でも簡単に発信できるものではありません(今の所はという条件付きですけど)。作る技術に対して見破る技術も出てきて、イタチごっこになるでしょう。これらの技術は、3の国家陰謀論にも通じるので、とりあえず保留にします。

 4,5に関しては、誰でも発信できるという意味では一番質が悪い情報源です。

 今は、SNSで簡単に誰でも情報を発信できます。その情報を見た別の誰かが、その情報を『信じて』か『面白半分で』か判りませんが拡散します。それを見た別の誰かが...

 同じ日の夜。 台湾の大手メディアも、ネットの書き込みをもとに、駐日事務所の対応を一斉に批判し始めます。

テレビ番組で批判を展開したコメンテーターです。当時、ネットに遅れをとってはならないという空気に押され、事実を確かめずにコメントしたといいます。

コメンテーター 黃暐瀚さん
「テレビや新聞が半日や1日遅れで報道したら、視聴率や売り上げが下がってしまいます。事実かどうかは何より重要ですが、この点、ジレンマがありました。」

 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4256/index.html
 2019年3月4日(月)
 "フェイクニュース"暴走の果てに ~ある外交官の死~

 SNSで大きく拡散されると大手メディアもテレビも真偽不明のまま取り上げてしまいます。それを見た多くの『善良な市民』までも信用してしまいます。

 情報を拡散するだけではなく、その情報に基づいて多くの人が行動に移してしまいます。善意の第三者が、ガラケー女やトイレットペーパー不足などの情報を拡散、実際に行動に移すことでパニックが発生することもありえます。

 https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20200229-00165194/
 新型コロナのデマ対策で注意するべき、善意の拡散と事実化のリスク
 2/29(土) 7:00

 https://bushoojapan.com/jphistory/kingendai/2019/12/08/88956
 豊川信用金庫事件――女子高生の一言からパニックとなった取り付け騒ぎとは?
 2019/12/08

 最近は情報が広まるのが早いので、パニックの発生も早く規模も大きくなりがちです。事態が大きくなる前に手を打つことが必要なのかもしれません。トイレットペーパーの山積みの写真は効果的でした。そういう対応が企業側にも求められている時代なのかもしれません。

2.情報源としてのマスコミの使命とは

 情報が早く大きくなると、マスコミも無視できません。そうなると、情報の価値は速さから正確さに移行しつつあるのではないのでしょうか?

P子「昔からそうなんじゃない?」

 だとすれば、マスコミが情報のスピードに踊らされて本来のあるべき姿を見失ってきているのかもしれません。

 国家権力による『規制』とか『情報統制』という話もありますが、表現の自由(言論の自由)は規制して欲しくありません。とすると、一般市民としてのモラルある対応とともに、マスコミの使命が問われているのではないかと思います。

 つまり、情報発信の速度や量よりも情報の正確さや情報の真偽を明らかにする力が重要なのではないでしょうか?

 https://news.infoseek.co.jp/article/japanindepth_50377/
 感染拡大の元凶は記者クラブ
 Japan In-depth / 2020年2月29日 23時0分

 https://toyokeizai.net/articles/-/210467
 2018/03/03 6:00
 記者クラブ制度が映すジャーナリズムの難題
 検証不足、横一線を続ける先に何があるのか

 さて、私の勤めていた会社は、昨日付でなくなりました。ホントか嘘か!?(※4

ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 4月1日
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AB
 エイプリルフール
 『ウィキペディア(Wikipedia)』より

※2 P子「安直な理由ね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

※3 フェイクニュース
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%9A%E5%81%BD%E5%A0%B1%E9%81%93
 虚偽報道
 『ウィキペディア(Wikipedia)』より

※4 ある意味、ホントです。

Comment(3)

コメント

熊猫

>フェイクニュース(※3)といっても、色々な手法~1. - 5.
マスコミとの関連を記述されているようなので、
6. 事実を切り張りして、事実とはかけ離れたものを事実と見せかけて「報道」する
7. 「信じさせたい情報」を、事実か否かは問わず、あたかも事実として「報道」する
8. 「信じさせたい情報」を、信じさせるような世論を作るための情報を「報道」あるいは「発信」する
のマスコミが主体のものも追加しときます。
#フェイクニュースはマスコミによるものがオリジナルですので。やらせとは違います。
>マスコミの使命~情報発信の速度や量よりも情報の正確さや情報の真偽を明らかにする力が重要
ジャーナリズムでの話は、そうだと思います。ただマスコミにはもう難しい話かもしれません。
マスコミがジャーナリズムから離れ、批判と責任のない第四権力と化した時点で、権益と影響力、優越の確保が目的にしていきました。その影響力を利用するプロパガンダや、スパイ活動もありますしね。
自国家だけでなく、他国家やマスコミ自身による『規制』とか『情報統制』も多く、これにより表現の自由(言論の自由)がなくなっているのが悲しいところです。
>さて、私の勤めていた会社は、昨日付でなくなりました。ホントか嘘か!?
会社としてはなくなるが事業主体としては存続。吸収・合併的な状況かしら。
嘘でもなく、言葉の上では事実ではあるが、言葉からイメージさせるものからは事実が離れているですかね。

熊猫

答え合わせ、ありがとうございます。
>言葉のイメージと事実が異なる(しかも嘘ではない)というケースも、ままあるんでしょうね。
一定の割合であるんでしょうね。全体の情報発信数が増えてるので、数としてはどんどん増えていきそうです。
言葉のイメージと事実の正しい全体像との擦り合わせや、情報の検証が、発信側も受信側も双方に必要な、情報リテラシーになるのかもしれません。

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