大竹ツカサのナラティヴ (9)
2009 年2 月。
棚橋のドロップアウトによって、オンスケだった生産管理システム二次開発には大きなブレーキがかかることとなった。
主な原因の一つは棚橋が抜けた穴が予想外に大きかったことだ。マーズネットが担当していたのは、二次開発の中でも重要なタスクばかりだった。その中核を担っていた棚橋が消えたことで、結合テストが完全にストップしてしまった機能がいくつも発生した。
マーズネットの人事課と営業部は、大竹のマネジメントをひとしきり責め立てた後、棚橋を連れ戻そうと画策した。棚橋の責任感に訴え、臨時手当や待遇改善などの甘言を並べれば、二次開発が完了するまでの短い期間ぐらいは仕事をさせることができる、と考えていたらしい。呆れた大竹はそんなことをしてもムダだと訴えたが、誰も耳を貸そうとしなかった。
棚橋が横浜市内のマンションにはおらず、栃木の実家に戻っていることは、すぐに判明したが、会社の人間と会うことはもちろん、電話で話をすることさえ両親によって拒否された。両親の言葉の端々から推測できたのは、棚橋はPC や携帯電話に近寄ろうともせず、部屋に閉じこもって一歩も外出しようとしない、という様子だけだった。
同期の数人が相談し、マーズネットの棚橋席に置かれていた10 個以上のバレンタインデーチョコは実家に郵送された。心配している人間もいる、ということを伝えるためだったが、数日後にそのまま返送されてきた。段ボール箱の中には「一身上の都合で」と走り書きされた辞表が封筒にも入れずに入っていたそうだ。
人事課は最後の手段として、このままだと職場放棄、業務に対する損害、各種手続きの放棄、その他の社員規程違反により、退職金なしの懲戒解雇扱いにせざるを得ない、と通知した。再就職に不利になることを匂わせ、交渉のきっかけにするつもりだったのだろうが、回答期限に定めた2 月末日を過ぎても、棚橋からも両親からも何の回答もなかった。とうとう人事課も営業部も断念し、棚橋は正式に解雇となった。
一方、開発現場は混乱状態にあった。棚橋はパフォーマンスを低下させながらも、他のチームともコミュニケーションを維持して、自分のタスクのみならず、関連するタスクのサポートを行うなど、目立たない部分でシステム全体のクオリティを高めるために手を尽くしていた。その要がいなくなったことで、マーズネットはもちろん、他のベンダーの進行まで滞るようになったのだ。大竹は、棚橋を案じながらも、サードアイの東海林と協力して、混乱の収拾を図るために奔走せざるを得なかった。
混乱の原因は、棚橋だけではなく、諸見にもあった。当初、棚橋がドロップアウトしたことを、諸見は喜んでいるようにみえた。だが、やがてタスクのアサインや、仕様の指示などに、ミスが見られるようになった。まるで、目的を達成したことで気が抜けてしまい、どこに次のモチベーションを見出したらいいのか、わからなくなってしまったようだ。すでに完了したタスクを別のチームにアサインしたり、前日とは真逆の仕様変更を命じたり、数日かけて構築したテスト環境のスキーマを丸ごと削除したり、自分が設定した進捗会議を忘れたりと、混乱に拍車をかけるふるまいが続いたのだ。
見かねた大竹は東海林と相談し、プロジェクトのマネジメントをサポートすることを諸見に申し出たが、返ってきたのは激しい拒絶だった。
「あんたがたは」諸見は甲高い声で叫んだ。「余計なことをしなくてもいいんですよ。言われたことだけやっててください。だいたい、大竹さん、どの口でそんなことを言えるんですかね。おたくんとこの棚橋がいきなりいなくなったから、こんなことになってるんでしょうが。言っておきますがね、この責任は御社に取ってもらいますから」
キヨドメ情報システムズからの抗議を受けたマーズネットの営業部は、この危機を乗り切ろうと、現行メンバーの単価引き下げ、大幅にディスカウントした単価での追加人員投入などの提案を行った。提案後にそれを知った大竹は、即座に反対し、提案書を撤回するよう申し入れたがすでに手遅れだった。営業部からの提案はキヨドメから了承され、社内失業状態だった開発部の社員3 名が、サガラ電装に送り込まれる手続きが異例のスピードで進んでいた。
追加人員の3 名は、サガラ電装の事業内容も知らず、生産管理システムの業務知識も皆無だったので、せめて予備知識をつけてから、と大竹は抵抗してみたが、日程を重視する営業によって退けられた。営業部の思惑は、透明度の高いリゾートビーチのように見え透いていた。自分たちは元請けであるキヨドメ情報システムズに対するエクスキューズとして、できる限りの手を、最大限のスピード感で打った、後の責任は開発部にある、と内外に向けて宣言したのだ。
大竹は激怒したが、打てる手は何もなかった。追加人員投入は、現在進んでいる二次開発とは別の業務コードで承認され、その責任者は営業部長になっている。二次開発のメンバーは大竹の裁量で操作できるが、形式上、別の業務になっている追加人員投入については手が出せない。営業部が自部門の我意を通すときの常套手段だった。
新しいデスクが用意されたことで、開発メンバー追加の話を知った東海林は、怪訝そうな顔で大竹に訊いた。
「大竹さんの希望ですか?」
「いえ」大竹は短く応えた。「営業の意思です」
「でしょうね」東海林は頷いた。「おわかりだと思いますが、残ったお二人の負荷が増すだけですよ」
「サポートするつもりです」全く自信がないまま、大竹は答えた。「何とか」
「こっちでカバーできることがあったら言ってください」
「うちの営業部長を暗殺してもらえると助かるんですが」
東海林は笑ったが、すぐに表情を改めた。
「大竹さんとはいい仕事ができていたのに残念です」
東海林が言外に匂わせていることを、大竹は察した。棚橋と諸見の件で、大竹がもっと断固とした態度で臨んでいたら、現在の混乱は避けられたのかもしれない。それは大竹自身が自分に投げかけている思いだった。
「ところで」東海林は小声で言った。「大竹さんに少し相談があるんですが」
「なんでしょう」
「私は、このままだと全タスクの完了は期待できない、と考えています。大竹さんも同じではないですか」
「考えたくはないですがね。しかし、最後まで完了させるべく努力するつもりではいます」
「相談というのは、そのことです」東海林は生産管理システムのシステム概要図のプリントアウトを広げながら言った。「完了させるべく努力するのではなく、完了しないことを前提とした方針に転換すべきではないでしょうか。まだ間に合ううちに」
首を傾げた大竹に、東海林は説明を始めた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
大竹と東海林が懸念した通り、新たな開発メンバーの投入は、事態を好転させるどころか悪化させただけだった。
多少の罪悪感があったのか、岩名ユウコは棚橋が残したタスクの大部分を引き受けていた。だが棚橋ほどのスキルを持たない上、このところ実装で手を動かす割合が減っていたこともあり、どのタスクもスケジュール通りに進めることができていなかった。そのため、人員が追加される、と聞かされたときは歓喜したが、それも自分が支払わなければならないコミュニケーションコストに気付くまでのことだった。
予備知識を全く持たない状態で送り込まれてきた新メンバーたちは、パッケージの構成、共通ライブラリの使用方法、コーディングルールなど、実装の進め方はもちろん、サガラ電装社内の設備や休憩ルール、各種申請の方法などまで、誰かに訊かなければならず、その相手に岩名を選んだ。最初は気軽に応じていた岩名だったが、やがて日中の業務時間の大半を、新メンバーのサポートに使用せざるを得なくなり、自分のタスクに手をつけられるのは、夜になってからになることが多かった。疲れた心身で満足なパフォーマンスが発揮できるはずがなく、タスクはさらに遅延することになった。
小林も似たような状態で、岩名ほどではないが、以前より多くのタスクを抱えることになり、日付が変わった後もキーボードを叩いている日が続いた。タスクの引き受けを巡って、岩名と言い争うことが増え、元々、痩せていた身体からさらに肉が落ちた。体調を崩し、咳が止まらなくなったが、山積し続けるタスク消化に追われて通院もままならなくなっていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2009 年3 月。
3 月に入ると、スケジュール表上に留まっていた遅延が、現実世界にも顕現するようになった。実装とユニットテストが滞っているため、結合テスト、総合テストのタスクを開始できない、というケースが出現し始めたのだ。
プロジェクト進行の責任者である諸見は、何とか遅れを取り戻そうと躍起になった。このような場合、適切なマネジメント、たとえば、適したメンバーにタスクをアサインし直す、エンドユーザと交渉して要件を縮小する、などを行うことで、遅延範囲を限定的に抑えることはできる。だが、諸見がやったのは、1 日2 回の進捗報告会議という最悪の手段だった。午前中と午後の2 回で、それぞれ90 分が設定されていた。全ベンダーから一人が出席し、現状と対策を説明することが求められた。会議の場で諸見が重視したのは、遅延への対策であり、満足いく答えが得られないと、罵声に近い声でベンダーを糾弾するだけで、自分では何の指示も下そうとしなかった。参加ベンダーのプログラマたちからの評価は高くない諸見だったが、この頃になると、サガラ電装の社員からも諸見のマネジメントに対して疑問の声が上がるようになっていた。全ての会議では、サガラ電装社員の同席が必須で、ほとんど発言はしないものの、諸見の無策さは目にすることになるためだった。
マーズネットからは大竹が出席するようにしていたが、都合がつかない日は岩名が出席していた。その岩名に対しても、諸見は他のベンダーと同様か、より厳しく実効性のある対策を求める言葉をぶつけた。会議以外の場では、諸見は岩名に対して変わらず接していて、ランチもいつも一緒だったが、岩名の方は不安と不満を等分に感じているようだった。自分は諸見にとって特別ではなかったのか、単に棚橋を追い込むのに利用されただけだったのか、そんなことを思っているようだ、と小林が大竹に漏らしていた。
そして、3 月14 日、ホワイトデー。この日も土曜日で、実装担当者は全員が出社しているのは一カ月前と同じだったが、浮ついた空気は皆無だった。朝一番で、男性全員からのお返しが女性メンバーに贈られたが、雰囲気は事務的で、全員がすぐに自分の作業に戻ってしまった。それでも岩名だけは、何かを期待するような目を、時折、諸見の方に向けていた。バレンタインデーの日に自分が贈った高級チョコのことを思い出させるように。
だが、17 時近くになっても、諸見は何のアクションも起こそうとせず、眉間にしわを刻んで不機嫌そうな顔で仕事に没頭していた。とうとう耐えきれなくなったのか、岩名は立ち上がると、諸見の席に向かった。顔を上げた諸見に、岩名は微笑んで、何か忘れてないですか? と訊いた。
「ん?」諸見はモニタに目を戻しながら、気のない言葉を返した。「仕様の伝達漏れか何かあったか?」
「そうじゃなくて」岩名は焦れったげに卓上カレンダーを指した。「今日、14 日なんですけど」
「ホワイトデーだろ。朝、全員からお返ししたじゃん」
「あれは全員からでしょ。諸見さんから個人的にはないのかなあ、って思って」
「ああ、そういうこと」諸見は引き出しを開けて、何かを取り出した。「じゃ、これ」
諸見が岩名に手渡したのは、包装もされていないキットカットの赤い箱だった。茫然と箱を見つめた岩名に、諸見は面倒くさそうな声で言った。
「もういいかな。ちょっと忙しいんだ。君も仕事に戻りなよ」
次の瞬間、岩名は罪もないチョコレート菓子を諸見のデスクに叩き付けると、金切り声で罵声を浴びせた。フロアの隅々まで届くようなボリュームだった。激昂した岩名は、諸見に掴みかかる寸前で、大竹と小林によって後ろから引き戻された。諸見は悠然とハンカチを取り出し、顔にかかった唾液のしぶきを拭き取ると、大竹に向かって言った。
「御社はどういう社員教育をなさってるんですか。このことは問題にしますから」
その言葉を聞いた岩名は、燃えるような目で諸見を睨みつけた。食いしばった歯の間から呪詛のような音が漏れている。このまま解放したら、その途端に諸見に飛びかかりそうだ。そう考えた大竹は、これ以上の事態の悪化を避けるため、岩名に帰宅を命じざるを得なかった。岩名は諸見をもう一度睨むと、無言で帰り支度を済ませて出て行った。大竹は岩名のモニタを見てため息をついた。岩名はソースの保存すらしていかなかった。
諸見が宣言した通り、その日のうちにキヨドメ情報システムズからマーズネット営業部に厳重な抗議の電話が入ったことで、岩名の件は問題になった。翌日、日曜日だというのに、全部課長を招集した緊急会議が開かれた。事情を訊かれた大竹は、あくまでも諸見と岩名の個人的な感情のもつれに過ぎない、と説明したが、キヨドメとの関係を重視する営業部長は、厳重な処分を主張した。その主張は賛成多数で受け入れられ、岩名は同日付でプロジェクトから外され、人事課付となった。
月曜日の進捗報告会議で、諸見は改めてマーズネットに対してひとしきり非難の言葉を並べ立てた。各ベンダーからの出席者がうんざりしかけたとき、諸見はようやく実務的な話に転じた。
「とにかくマーズネットさんのプログラマがまた一人減ったわけです。一体、スケジュールをどう引き直したらいいんでしょうね」
大竹は東海林と視線を交わした。東海林は小さく頷いて口を開いた。
「一つ、提案があります」
「サードアイさん」諸見は薄笑いを浮かべてテーブルの上で手を組んだ。「うかがいましょう」
東海林は立ち上がると、諸見を挑戦的に見ながら、はっきり言った。
「全ての要件を満たすのは不可能です」
「ちょっとちょっと東海林さん......」
「正確に言うなら、全ての要件を満たし、なおかつシステムのクオリティを担保するのは不可能です」
「何をバカな......」
「そこで、いくつかのサブシステムに対する修正を中断し」東海林は用意してきたA3 のシステム構成図をテーブルに広げた。「浮いたリソースを、残りのサブシステムに集中させます。具体的には、発注スケジューリング、在庫管理の入力とチェックリスト、請求管理の経理インターフェース機能をカットします」
「ちょっと待ってくださいよ」諸見は強い口調で遮った。「発注スケジューリングの改修をやらないって、発注登録のモジュールはすでに新しいスケジューラ仕様に合わせてインターフェースを変更済みじゃないですか。カットしたら生産管理サブシステム全体が動かなくなります」
「そこは」大竹が言った。「私と東海林さんで、両方のデータを変換するリレーモジュールを作って、一時的に代替させます。すでにおおまかな設計はできているので、総合テストまでには間に合わせます」
へえ、なるほど、と同意する声が、各ベンダーから上がった。
「それができるとして」諸見は疑わしげに言った。「いいですか、仮にできるとして、ですよ。それができるぐらいなら、本来の改修を進めた方がいいんじゃないですか」
「リレーモジュールは、あくまでも一時しのぎです」東海林は腰を下ろした。「業務時間中は、常に誰かプログラマが一人常駐し、エラーがあれば即応することを想定したものです。そのため、Web アプリケーションの一部ではなく、スタンドアロンのJava アプリケーションとして作成し、データはHTTP ではなくファイルで連携します」
「二次開発がカットオーバーした後」大竹は付け加えた。「改めて元々の要件でWeb アプリとして構築を行います」
諸見はシステム構成図を見つめて沈思黙考モードに入った。時折、不機嫌そうな視線が、東海林や大竹に向けられる。おそらく大竹だけがこの提案を行っていたら、諸見は何らかの理由で拒否したことだろう、と思わせるような顔だった。
「他に方法はないんですか」数分後に諸見は訊いた。「サードアイさんの力を持ってしても」
東海林は肩をすくめて答えた。もちろん、元の要件に固執して、現状のまま進めるのは自由だが、先ほど言ったように、まず間違いなく間に合わない。つまり二次開発が完了しないまま、3 月末日を迎えることになる。東海林と大竹が提案した方法なら、不完全な形ではあるものの、少なくとも二次開発自体をカットオーバーすることはできる。
さらに迷った末、諸見は提案を了承し、同席していたサガラ電装システム部の社員に了解を求めた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2009 年3 月末日。
二次開発はいくつかの要件を積み残してではあったが、エンドユーザの検収を完了することができた。その日の夕方、サガラ電装側の計らいで、簡素ではあったがクロージングパーティが開かれることになり、会場となった会議室に関係者が集合した。
マーズネットからも数名が参加したが、開発部は大竹一人だけだった。岩名はこの日を待たずに退職願を出していたし、小林はいまだにひどい咳が止まらず早々に退社していた。追加投入され、結局、ほとんど進捗に寄与しなかったメンバーたちは、それぞれの理由で欠席だった。
「おつかれさまでした」ウーロン茶の紙コップを手に近付いてきた東海林が大竹に言った。「まあ実際にはもう少し続くわけですが、とりあえずは、成功裏に終わりましたね。もっとひどいシナリオも想定できたのに」
「私にとって」大竹は沈んだ声で答えた。「このプロジェクトは失敗でした。結局、うちのプログラマたちは、一人も幸せにならなかった。営業的にも、次に声をかけてもらえるか怪しい状態ですし」
「人的要因です。純粋に技術的にみれば、御社は開発の中核でした。営業的な話はそれを得意とする人間に任せておいて、プログラマなら、プログラミングでベストを尽くせばいいんじゃないでしょうか」
「そう考えていました」大竹は口をつけないままの紙コップを置いた。「プログラマはプログラミングの技術だけを追求すべきで、それができていれば、達成感と幸福が得られると。その結果がこれです。将来性のある有能なプログラマを潰し、他の若い可能性も潰してしまった」
「何らかの事情で、好きな仕事から離れざるを得ない人間は、いつだっています」
「それでも、もっと何かできたはずでした」
「終わったことです」東海林は別のプログラマの呼びかけに答えながら言った。「次に教訓を生かすしか、私たちにはできません。そうじゃないですか?」
東海林が離れていった後、大竹は独りごちた。
「今、やれることが一つあるようですがね」
(続)
この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術や製品の優位性などを主張するものではありません。
コメント
匿名
せめてもの救いじゃないけど
ちゃんと棚橋に社内からのバレンタインチョコが来ていたのはよかった
前話ではそれさえも無くなってそうと思えたから
匿名
やれることが棚橋の救済だといいな。
匿名
東海林さんに抱かれたい。
匿名
今やれること・・・営業部長の暗殺?
匿名
この話で一番悪いの、営業部じゃね?
匿名
逆にエンジニアのために動ける営業部があるのか知りたいです。
営業が口を挟んで事態が改善した試しが、一度もないです。
匿名D
現在、執行部で辣腕を振るっているのはやれることをやった結果なんでしょうけど、
さて、これがどういうふうにプログラマの否定につながっていくのか。
マーズの営業が最低なのは当然ですが、
こんな諸見を野放しにしているキヨドメもどうなんですかね?
匿名
主な登場人物
・マーズ大竹部長
・マーズ小林 (開発部)
・マーズ岩名 (開発部)
・マーズ営業部長
・マーズ営業課長
・マーズ人事課長
・キヨドメ諸見
・サガラ電装川村課長
・サードアイ東海林
棚橋の人生を破壊した責を追うべき順(悪人ランキング)はどうなるでしょう。
1番が諸見なのは当然として、2番は大竹だと私は思います。
マネジメントとして「早期に」「適切な」判断を行わなかった為。
それなのに、プログラマ否定されても、短絡的というかお門違いとしか言いようがない。
そもそも本質的な問題は、職種関係ないやん。
イノウーには何も響かないでしょう。
充分な社内政治力を持っていれば避けられたと思って、
以降大竹は出世に邁進するようになったのでしょうかね。
こんなダメダメマネジメントしておいて、よく出世できたなぁ…
匿名
諸見さんのヤバさも大概だけど岩名さんも相当ヤバい、という印象
ぶい
恐らく、ネットでブラック企業騒ぎ起こされてキヨドメが諸やん切り捨て、マーズ営業関係は棚ぴょんからの解雇不当の訴えで失脚、岩名は巻き添え退職。全部大竹さんが情報撒いた、とか。
彼がプログラマを否定する、というより「俺の目の前でトラウマ思い出させるな」なのではという気がしてきた。
いずれにせよマーズは駄目管理職の巣窟ですね。
匿名
あまり物語の予測をしてもしょうがないですが、下流工程を担当するということは
かくも上流工程の人間に翻弄されてしまいやすい、というだけで大竹の思想の説明にはなるような
会社(営業や上司)がしっかりしていれば防げるわけですが、常に現実が理想通りにはならないわけで
大竹の最後のセリフは諸見の処理ですかね……
匿名
東海林さんと棚橋さんが有能な人で、モブは普通、他の名前があるキャラは基本的に無能で足を引っ張り続けるゴミしかいない、と。
営業部は自分たちの仕事を下だけなので仕事的には文句はない(当事者だったら言いまくるw)けど、大竹が最初からここまで職責を全く果たしてないのが最大の問題かと。
>ぶいさんの「俺の目の前でトラウマ思い出させるな」が正解な気がします。
匿名
「イノウーの憂鬱 (35) サードアイ来社」で、
東海林さんが 「大竹さんも、その即断即決は相変わらずですね」と言っています。
元々は微断遅決だったのが、この事件の後に即断即決タイプに変わったのですかね。
匿名
マーズネットの非開発部門はプログラマーを奴隷とでも思っているようですね。
臨時手当で釣って引き戻そうとしたり、再就職が不利になると脅したりと。
物語とはいえ、棚橋さんが生きていて良かった。
ちゃとらん
営業がスカで、上司がクソだからと言って、自分がつぶれる必要はないと思います。
誰が悪いとか言う前に、自分の身は自分で守らないと…というのが、私の考えです。
棚橋さんは悪くはないかもしれませんが、被害を被るのは本人なんですから、自分で対処する必要があるでしょう。
匿名(元)PG
常識的に考えてモロやんの言動が問題であり原因なのは周知の事実だと思うんだけど
棚橋さんがいなくなったり岩名さんが大暴れしたりしたことに、どうしてこうなった?ということすら何も言及されてないのが怖いですな
まるでモロやんの立場を守る不思議な力が働いているかのよう
のちのち何らかの処分が下るのやもしれませんが
なんなんし
営業なんて会社つぶれても
明日から売るものかわっても食べていけるからね
PGとかの現業部隊は自分守らんと(´・ω・`)
藤井秀明
元々ギリギリの人数しか居ない中で、要となる人員が抜け、メンバー内にも爆弾が居る中で営業部は現場を無視した独断専行をやらかす、と。
まぁ流石に棚橋さんが抜けてからはこうなるのもやむを得ないところがありますね。
さて、凄惨な物語ですが、問題はイノウーの立場からどうすれば良いか、ですね。
大竹専務をはじめとした社内の人物達を断罪するのは簡単ですが、それは結局専務の「この会社でシステム開発部を存続するべきで無い」という意見を補強することにしか繋がりませんから。
匿名
諸悪の根源は、営業の方が技術より上のヒエラルキーとみなされている、この業界の悪習。
匿名
諸やん退場のお祝いにはキットカットを。
匿名
諸見の悪行をキヨドメにクレーム入れて貸しにする、とかできないんでしょうかね。
匿名
> 諸見の悪行をキヨドメにクレーム入れて貸しにする、とかできないんでしょうかね。
キヨドメがクレームを真っ当に処理してくれればいいんですけど
「下請けが文句言ってるよ」ぐらいにしか思わないんじゃないですかね
そもそも、こんな状況(継続した受注が欲しい)だとマーズネット(下請け)からキヨドメ(元請け)にクレームを入れる行為自体、営業は絶対やらないでしょう
キヨドメからしてみれば「面倒なこと言ってくる下請け」と認識して「次は別のとこにしよう」ってなりますから
大竹部長からクレーム言うのはルール違反らしいですし
匿名
>「イノウーの憂鬱 (35) サードアイ来社」で、
東海林さんが 「大竹さんも、その即断即決は相変わらずですね」と言っています。
>元々は微断遅決だったのが、この事件の後に即断即決タイプに変わったのですかね。
むしろ、「京都風の」嫌味なのかも。
東海林さんがどこ出身かは知らんけど。
匿名
東海林さん格好いいな…
匿名D
>むしろ、「京都風の」嫌味なのかも。
洛中のことは、そのように明記してほしいなあ。
京都府全体がそんなふうに取られてはかなわん。
匿名
ひどい咳が止まらない小林
この頃みんなは、たかが新型コロナだろう、そう思って安心していた。
しかし、それは誤りだった
実は小林こそが、ハローサマーグッドバイの幕開けだったのだ!
匿名
>実は小林こそが、ハローサマーグッドバイの幕開けだったのだ!
そうなったらけっこう面白そうですね(笑)
ただ、このひどい咳って表記がこの先にかかわりがありそうで
こわいですね。
匿名
リーマンショックの頃だから
コロナはないな。