ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

蜂工場 (5) 台場トシオ

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 翌日の午前8 時50 分、トシオは相模原市の中心部にある小さなビルに足を踏み入れた。昭和の時代に建てられたとおぼしき、古ぼけた5 階建てのビルで、エントランスには<大東パーク第2 ビル>のプレートが、やや傾いた状態で掲げられている。佐藤から来るように言われたのは、このビルの4 階だ。エントランスに並ぶ5 つの郵便ポストのうち4 つは口がテープで塞がれていて、残りの1つに<廈門貿易有限公司>の社名が出ている。トシオは昨夜遅くに受け取ったメールに記載された社名と見比べ、一致していることを確認した。最初の2 文字は「アモイ」と読むらしい。
 防犯カメラで監視でもしていたのか、4 階でエレベーターを降りたトシオを、佐藤が出迎えた。挨拶の言葉を口にしかけたトシオを、佐藤は手を振って遮ると、ついてきてください、早速、仕事です、と言い、さっさと歩き出した。
 佐藤の後に続いて、殺風景な通路を10 メートルほど歩き、象が通れそうなほど大きなドアの前で止まった。佐藤がIC カードでドアをスライドさせる。その向こうに広がった光景に、トシオは思わず息を呑んだ。50 セットほどのモニタとキーボードが5 列に並び、同数の男女が前に座っている。みな、まばたきの回数を最小限にしてモニタを睨み、一心不乱にキーを叩いていた。IT 企業の開発現場によくある光景だし、トシオ自身、似たような環境で何ヶ月も過ごしたこともあった。ただ、トシオの過去の経験と照らし合わせても特殊だと感じるのは、全員がヘッドセットを装着し、小声で会話をしながら仕事をしていることだ。予備知識がなければ、コールセンター業務を行っていると思っても不思議ではない。トシオと佐藤の入室に顔を上げたのはドアに近い数人だけで、彼らもすぐにモニタに視線を戻し、キーを叩き続けた。
 プログラマたちです。佐藤は囁いた。別室のスーパーバイザが指揮しています。台場さんに携わっていただくのも、同じくSV 業務となります。このセクションは実戦稼働中ですが、今日から仕事を開始するセクションがあり、台場さんにはそちらで業務を身につけていただきます。こちらへどうぞ。
 佐藤は急ぎ足でプログラマたちの横を通り、奥にあるドアを開いてトシオを招き入れた。窓のない小さな部屋で、モニタの置かれたデスクが6 個並び、6 人のプログラマが座っていた。全員が男性で20 代ぐらいの若者だ。6 人は一様に不安そうな顔で私語を交わしていたが、トシオと佐藤が入ってくると口を閉ざして顔を上げた。佐藤はにこやかな笑みとともに、お待たせしました、と言うと、トシオを紹介した。みなさんのスーパーバイザとなる台場さんです。
 トシオはよろしくお願いします、と言いながら小さく頭を下げかけ、すぐに顔を上げた。視線が最前列に座っていた一人に釘付けになっている。自分の顔が強張るのがわかったが、相手も驚きの表情を浮かべている。意識しないまま、口から固有名詞がこぼれ落ちた。コウジ......
 能戸コウジは、え、台場さん? なんで......と呟き、助けを求めるように佐藤を見た。佐藤は安心させるように頷くと、トシオに向き直り、事務的な口調で囁いた。いろいろ言いたいこともあるでしょうが、今、我々は国家的危機の最中にいるんです。個人的な事情を忘れろとは言えませんが、一時的にサスペンドにしておいてください。よろしいですね。では、どうぞ、そちらにおかけください。
 忘れることもサスペンドにすることもできなかったが、トシオはひとまず指定されたデスクに座った。他の6 席を斜め前から見渡せる位置にあり、モニターアームで固定された6 台のモニタと、スタンドに立てかけられた大型のタブレットが用意されている。デイトレーディングでもやるんですか、と言ったトシオの冗談は黙殺され、佐藤が説明を開始した。
 現在、隣の部屋でやっているのは、と佐藤はドアに手を振った。某国のサイバー犯罪集団との電子的な攻防、より明確に言うなら戦争です。他の場所にある同様の施設では、侵入に対する防壁構築、つまり防衛業務が実施中ですが、この建物ではこれまでになかった能動的な業務を行っています。つまり専守防衛的な戦いではなく、先制攻撃を含め、敵に大きなダメージを与えることを目的とした戦術を採用しているんです。現在のところは、攻撃手法の取捨選択とモニタリングを兼ねた、いわばトライアル的な活動ですが、効果が実証されれば、大々的に拡大することも視野に入れています。
 佐藤はプログラマたちの顔を見回し、最後にトシオの表情を確認して続けた。具体的なアドレスなどは開示できませんが、<敵>はいくつかのプロキシを経由した複数の回線で、こちらに攻撃を行っています。我々が使用するのは、そのうちの一本で、予備回線として用意されたものです。かなりの費用と犠牲によって、<敵>に察知されることなく、我々がアクセスする入り口として確保することができました。ここから攻撃するプログラムを送出することで、<敵>が運用している無数のボットやゾンビ化された端末に、逆クラッキングを行うことが、あなたたちの仕事です。
 トシオは手を挙げて質問した。プログラムを送出するって、どんなプロトコルを使うんですか。ssh ですか、それともhttp ですか。端末というとスマホとかPC でしょうが、まさかP2P で送り込むわけはない。だとすると、相手のサーバか何かがなければならないと思うんですが......
 模範的な答えを出した生徒に対する教師のように、佐藤は満足そうな笑みを浮かべた。残念ながら詳細を明かすことはできません。実験段階の量子通信を使用しますが、コアとなるテクノロジーは機密や特許のハードルが高く、一般での応用は数年後になるからです。それにプロトコルを気にする必要はありません。実際の送出は別の部署が実行します。あなたたちは攻撃プログラムを実装していただければいいのです。では、時間がないので、早速実装に入ってもらいましょうか。各自のモニタを見てください。
 トシオの前に置かれているモニタの一つに、Java のソースコードが表示された。クラスコメントはなく、package ia.ia.hastur.zz9.fourNineFactory; で始まるクラス定義だ。パッケージ名の意味を質問しようとしたとき、佐藤が説明を再開した。
 プログラマたちが見ているのは、Wasp73 インターフェースの実装となるクラスだ。9 つのメソッドがあり、それぞれ型や数が異なる引数とObject 型の返値を持っている。プログラマたちの仕事は、9 つのメソッドの中身を実装することだ。実装すべき機能の詳細はメソッドコメントに記述されている。たとえば「引数:anArray1 によって661 から1811 までの素数の配列が与えられる。引数:anArray2 には967 から3457 までの素数の配列が与えられる。2 つの配列の要素数は定まっておらず、格納される素数は昇順ではない。anArray1 とanArray2 をマージした配列を返値とする。返値の配列は降順にすること。補足条件a およびb に該当する数値は除外するが、除外した場合はnull をセットすること......」といった具合だ。ビジネスロジックというより、プログラミング教室の例題のようだ。
 プログラマたちからいくつか質問が投げられ、佐藤はそれらに即答した。実装上の質問が一段落するのを待って、トシオは質問した。私の、というか、スーパーバイザの役割は何なんでしょう?
 Wasp73 の具象クラスは蜂をイメージしています。佐藤は、まるで崇める神の名のようにインターフェース名を口にした。名前からわかるように、ミツバチではなくスズメバチです。作成したクラスを<敵>のシステムに送り込み、可能ならば中枢にまで到達して破壊活動を行います。もちろん、このクラス単体で送り込まれるわけではなく、より複雑なグリッド構造パッケージの一部に組み込まれることになるのですが。問題は、各クラスが「美しい」実装であればあるほど効果を発揮するということです。台場さんのロールは二つです。一つめはここにいるプログラマさんたちが作り上げるクラスが、少しでも美しいロジックで構成されるようにサポートすること。もう一つは、完成品に順位を付けていただくことです。採用されるのはトップのクラスのみになります。
 トシオは戸惑った。プログラマたちも困惑の表情を浮かべている。美しいロジックと言われても、そのような曖昧な主観による判定に何の意味があるのか。そう訊くと、佐藤は時計を見ながら応えた。台場さんの主観でよろしいんです。熟練したエンジニアなら、明確に意識していなくても、これはきれいでシンプルなソース、これは何となく見づらいし効率が悪そうだ、といった判断回路が脳内に形成されているものです。勘と呼称されたりするやつですね。まあ、実際に実装をしていただければわかるでしょう。
 理解できたとは言えないが、トシオは頷いた。佐藤は満足そうに頷き返すと、プログラマたちに告げた。みなさんには同様のクラスをいくつも作成していただくことになります。<敵>に対する攻撃スケジュールの関係で、最初の実装時間は120 分とします。台場さんにはプラス30 分の時間を差し上げますので、それまでに順位を決定してください。もし、時間内に実装が完了しなかったり、コンパイルが通らない場合、無条件で最下位とします。
 もう一ついいですか。トシオは気になったことを訊いた。採用されるのがトップの一つだけなら、なぜ順位を付ける必要があるんでしょうか。トップだけ決めればいいのでは?
 いい質問です。佐藤は悪魔的な笑みを浮かべて見せた。その理由は順位によってプログラマのみなさんへ支払われる報酬が決まるからです。台場さんは固定給ですが、プログラマ職の場合は歩合制となっているんです。一位の場合は0.3BTC、二位と三位の人は0.08BTC、四位から五位は0.04BTC となります。
 プログラマたちはざわめいた。歩合制という話は聞いていても、実際の報酬額は初耳だったようだ。誰もが気になったであろう質問を口にしたのはコウジだった。あの、最下位だった場合は......
 その問いに対して、佐藤が冷然と告げたのは、神奈川県の最低賃金1011 円に実働時間をかけた金額、という答えだった。トシオはざっと計算してみた。1BTC を100万円として、一位だと30 万円前後となるが、最下位の場合は2,022 円だ。プログラマたちの視線がトシオに向けられた。全員、同様の計算をして、自分の報酬額がトシオの主観で決まる、ということに気付いたのだ。
 不公平じゃないですか。コウジが声を上げた。台場さんは、俺にいい感情を持ってないはずです。俺の実装に最低点を付けるに決まっています。
 その心配は無用です。佐藤は答えた。台場さんにもプライドがある。能戸さんが本当に美しいロジックを構築したのなら、台場さんは必ず高得点を付けてくれます。そうですよね、台場さん。
 二つの視線がトシオに向けられた。佐藤は挑戦的に、コウジは疑わしげに。トシオは前者を無視して、かつての部下の若い顔を見た。トシオがブライトリンクスを辞める一因となった人間だ。八つ裂きにしても飽き足らない、とまではいかなくても、ちょっとばかり不幸になってしまえ、と思うぐらいには恨みがある。だが佐藤が指摘したように、トシオはエンジニアとしての確固たるプライドを持っている。職業倫理と呼ばれるルールだ。コウジに対する複雑な思いを、仕事に反映させることなどあり得ない。トシオはコウジを見つめたまま小さく頷いた。ただ険しく強張った表情を崩そうとまでは思わなかった。
 ということです。では20 分後に最初の実装を開始します。トイレや休憩室などは、そこの壁のフロアマップを見てください。では後ほど。そう言うと佐藤はドアから出て行った。
 残されたプログラマたちは顔を見合わせ、小声で言葉を交わしながら立ち上がった。コウジはトシオから目を逸らしながら、真っ先に部屋から出たが、トシオは早足で追いかけ、その肩を掴んで動きを止めた。怯えたような顔で振り返ったコウジに、トシオは低い声で言った。ちょっと話せるか。コウジは拒否する素振りを見せたが、トシオは構わず、休憩室の方へ引っ張っていった。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 休憩室に入るなり、コウジは膝を折り床に頭をこすりつけた。許してください。そんなつもりじゃなかったんです。どうか勘弁してください。
 トシオは唖然となって、這いつくばった元部下を見下ろした。広々とした明るい休憩室には、7、8 人のプログラマたちが座っていたが、突然始まった一幕を興味津々に見ていた。居心地が悪くなったトシオは、強引にコウジを立たせると、手近の椅子に放り込むように座らせた。
 そんなつもりじゃなかったとはどういうことか、と抑制した口調で問いかけると、コウジは伏せていた顔を上げ、上目づかいにトシオを見た。俺のこと、怒ってますよね。
 怒っていないと言えばウソになる。トシオは言いながら立ち上がると、ティーサーバから紙コップに緑茶を注ぎ、コウジの前に置いた。だけど、もう済んだことだ。今さらどうこうしようなんて思っちゃいない。
 そうですか、と呟いたコウジは、紙コップを手に取ったが、中身を口に運ぼうとはしなかった。毒なんか入れてないぞ、と冗談を言ってみたが、コウジは、はあ、と薄い反応を返しただけだった。トシオは小さくため息をつき、詰問口調にならないように留意しながら訊いた。何であんな辞め方をしたんだ。
 俺はただ疲れてただけなんです。コウジは呟いた。別に辞めたかったわけでもないんです。Twitter の裏アカで愚痴ってたら、いきなり労働関係の法律に詳しい弁護士、って人からDM 来て。もう少し楽に働けるように力を貸そうか、って言ってきたんで。こっちも軽いノリで、そうすか、じゃ、おなしゃす、返したんすけど。でも本気じゃなかったんです。コウジは慌てたように顔の前で手を振った。グチの延長みたいなもんです。本気で辞めようなんて少しも......
 わかったわかった。トシオは、再び謝罪に突入しそうなコウジを押しとどめた。その弁護士と会って、辞めることにしたのか。
 最初はそうではなかった、とコウジは気落ちした様子で説明した。辞めたいとか言えば、会社は労働環境を改善してくれる、なんなら交渉はこっちでやってもいい、いや、着手金だの相談料だのは心配しなくていい、こっちは会社から報酬をもらうから。それなのに、いつのまにかコウジは本当に退職し、高額の慰謝料を会社に請求していた。
 おかしいと思わなかったのか。トシオは嘆息した。途中でも、もう止めてくれ、と言えばいいだけじゃないか。
 今思えばそうなんですけど、そのときはそれが一番いいことだと思いこんでしまったんです。気付いたときには、話が進んでしまっていて、もうどうしようもなくて......
 ブライトリンクスを去った後、コウジは再就職に向けて求職活動を開始したが、正社員の求人は数が少なく、たまに条件のいいシステム会社の面接にこぎつけても、入社には至らなかった。やむなく派遣会社に登録したところ、会社を通さず、アーカム・テクノロジー・パートナーズから、直接連絡が来たという。
 金が要るんです。コウジは真剣な顔でトシオを見た。お願いです。俺の順位、何とかしてもらえませんか。今さら、何言ってんだこいつって思うかもしれませんけど。マジで今、困ってるんです。
 慰謝料をもらったんだろう。不思議に思ったトシオは訊いた。安くない金額だったよな。まさか、もう全部使い果たしたんじゃないだろう?
 半分以上は弁護士報酬として持って行かれちまって。苦々しい記憶が蘇ったのか、コウジの顔が歪んだ。そういう契約になってたみたいなんです。残りはFX と仮想通貨につぎこんだら大損してしまって。どうしても金が必要なんです。どうかお願いします。助けると思って。何でもします。そう言うと、コウジはまた頭を下げた。放っておけば、また床で土下座しかねなかったので、トシオは話を切り上げることにした。
 さっき佐藤さんが言ったように、仕事に私情を持ち込むようなことはしない。トシオは立ち上がった。いい方向にも悪い方向にもな。私は公平にジャッジするだけだ。お前が実力を発揮できれば、そんなに悪い順位にはならないんじゃないかと思うがね。
 そういうことじゃ困るんですよ。コウジはすがるような目で訴えた。俺は高額のバイトだからって言われて、ここに応募したんです。それなのに、2,000 円ぽっちじゃ困るんです。実は、ちょっとヤバめの金融から借りてて、返済しないと本当にマズいんです。ウシジマくんみたいな闇金なんです。明日、入金しないと、問答無用で拉致られかねないんですよ。
 だから、私は公平にジャッジをする......
 本当にそうすか? コウジは低い声で言った。台場さん、俺のことを恨んでますよね。台場さんにパワハラされたなんて訴えたんだから当然っすよね。それが順位に影響しないなんてこと、本当に断言できますか? たとえば、他の誰かと同じぐらいのできだったら、俺の順位を下げたくなりますよね。違いますか。一位にしてくれとは言いません。二位か三位でいいんです。お願いです。一生、恩に着ます。東雲のプロジェクトじゃ、俺、一番働いたと思いませんか? 台場さんの無理なタスクをしっかりこなして来たじゃないですか。それに免じて何とか。お願いします。
 いい加減にしろよ。ウンザリしたトシオは、あえて冷たい声を投げた。仮に同程度の完成度だったとしても、お前に対する恨みが影響することはない、と約束する。だが、それだけだ。一緒の会社で働いていた過去や、お前の個人的な経済的な事情を考慮することはできない。他のプログラマだって、似たような事情を抱えてるかもしれないんだからな。
 コウジは絶望と怒りが混在した表情でトシオを見た。これだけお願いしてもダメですか。やっぱり、俺のことを憎んでるんですね。そうなんですね。そんな冷たい人だとは思いませんでしたよ。自分は固定給で収入が保証されてるからって、バイトを見下すなんて。恥ずかしいと思わないんですかね。
 トシオは絶句し、腹の底から怒りがこみ上げてくるのを感じた。だが、それが声や表情に変わる直前、佐藤が休憩室のドアから顔を覗かせ、始めますよ、席に着いてください、と声をかけた。
 コウジは頷くと、トシオから顔を逸らして、足早に休憩室から出て行った。ため息をついたトシオもその後を追った。

 (続)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。

Comment(16)

コメント

匿名

ウシジマくんみたいな闇金w

のり&はる

皆さんはきっと佐藤さんのこと鋭利なナイフのようなどこか冷たい感じのするイメージを持ってらっしゃるのでは…。私は何故か佐藤二朗さんで映像再生してしまいます。すまぬすまぬ。

匿名D

弁護士の金儲けに利用されたってクチか。
アメリカなんかでの集団訴訟もこんな感じなんでしょうね。
日本で一時期はやった過払い請求も、
取り戻せた金額の大半は報酬として召し上げられるパターンが多かったとか。


コウジも切羽詰まっていて保証が欲しいのでしょうが、
自分を恨んでいないことを証明するために忖度しろ、と
詰め寄っている、というよりも、
むしろ、自分のことを恨んでいる人物に仕立て上げようとしてますね。
こんないやらしいやり方をしていては、中立者が敵に変わっても仕方がない。

匿名

私も佐藤管理を佐藤二郎さんで再生しています(笑)

匿名D

>のり&はる 氏
>鋭利なナイフのようなどこか冷たい感じのするイメージ


能ある鷹は爪を隠す。
私としては、佐藤さんにはそんなミエミエな姿であってほしくないなあ。
好好爺然としたオッサンがカミソリみたいな判断を下す方がかっこいいです♪
蛭子能収さんとか坂上二郎さんとか。違うか。
昔のヤクザ映画に詳しい方なら、もっとふさわしい方を挙げられるのかな。

JO

コウジのくずっぷりに「知らなくていいコト」に出てるジャニーズの男を思い出した。

> 昔のヤクザ映画に詳しい方

成田 三樹夫さんで脳内再生していました。

匿名D

ああは書きましたが、これはこれでシブくていいかも。<エラソーだな。

匿名

この内容からすると、やはりコウジに接触した「労働関係の法律に詳しい弁護士」の正体も、コウジを召し抱えることを狙ったアーカムのエージェントと考える方が妥当なのでは。

コウジの発言からすると、どうも会社との退職交渉にあたって契約書も書いたって事実もないようだし、更に報酬金を半分以上持っていくという相場を超えた報酬請求もやっている。もしこれが本当だとすれば、日弁連から懲戒処分を食らったとしても不思議ではないレベル。少なくとも、まっとうな弁護士とは言えない気がする。

おそらく「コウジの弁護士」がブライトリンクスから高額の賠償金を巻き上げた(?)のは、コウジとブライトリンクスの関係を可能な限り険悪にしてヨリを戻すチャンスを潰すためで、更にその賠償金を半分以上持って行ったというのは、コウジを金欠状態から抜け出す機会を与えないことで、今回の仕事を受けざるを得なくするよう、アーカムがコウジに対して仕掛けた「追い込み漁」の結果だと推理してみるか。

匿名

そこまでして欲しい人材か?

匿名

佐藤管理、私は光石研さんでした。

匿名"S"

私の佐藤さんイメージは、無機質無個性な人ですね
定型文的なエージェント


台場さんが欲しくて、そして台場さんを試したくて、コウジの件含めてアーカムが手を回した、と推測
コウジは「アーカムが欲しいエンジニア」ではなくて、「台場を引き込むエサ」程度ではないかな、と
アーカムならその程度やりかねん

匿名

そういう仕組みなら、誰が書いたコードなのかは秘匿してほしいよね。ウィーンフィルのカーテンオーディションみたいに。トシオさんの倫理観も審査対象だから、あえてわかるようになってるのか…?

匿名

私も台場さんの実力を測る(私情に左右されないか、コードをの審美眼は確かか)テストのために、コウジを連れてきた気がする。
いかなるときもゆるがない審美眼を発揮できるかどうかの実施テストとか。

ここまでこじれたやつと仕事をすると、普通の精神の人間なら無意識に優劣をつけようとするだろうし。そういった精神の動きもマドソン・モーリーⅦのコンパイラは解釈するのではないかな。

育野

過去の描写からするとコウジくんの実力評価は「キツめの仕事を振ってもなんとかこなせる」レベルで,本人も上位クラスとの自認はなさそう.精神面でも強靭とはいえない(これは心折れてからの経緯もありそうだが).
アーカムが「猫の手でもいいから頭数を」という性格の組織でない以上,コウジくんのスカウトは台場さんのメンタルテスト用という説に一票.
ちなみに佐藤管理官のイメージは,実写・アニメ化もされた「亜人」の敵役,佐藤(原作=コミック版),まんまです(笑).名前に引っ張られてるかもしれない.

paraesta

SVの仕事は、価値観を究極にエンジニアリングに振ったプロダクトオーナー、的な。

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