鼠と竜のゲーム(19) 失われたソースを求めて
「どういう意味でしょうね、これ」ぼくはメーラーを指した。ぼくの机の周囲には、田嶋社長、東海林さん、川嶋さんが集まっていた。
個人情報だけではなくソースも流出している。
「なんで、イノウーにこれが来たんだ?」
社長の疑問に、ぼくは宛先になっているアドレスを指した。webmaster@thirdeye-system.co.jp になっている。うちのホームページの管理者用に設定してあるアドレスで、ここに投げられたメールは、ぼくの他、数名に転送される。
「たぶん井上くんが担当者だってことまでは知らないんでしょうね」川嶋さんが指摘した。「知ってればダイレクトにメールしてくるでしょうし」
「発信者は?」
「フリーアドレスです」ぼくは答えた。「登録料無料、30日限定、広告付きのやつです」
「返信してみたか?」
「してみましたけど、unknown で戻ってきました」ぼくは別のメールを開いて見せた。「きっと、有効期限ぎりぎりで送信したんじゃないかと思います」
「メールヘッダ見せてみろ」東海林さんが言った。
ぼくは、Thunderbirdの「その他の操作」から「ソースを表示」をクリックした。東海林さんは手を伸ばして、一番最後のReceived のホスト名を指した。
Received: from smtp.keynetcafe.com ([xxx.xxx.xxx.xxx])
「このサーバ、調べてみろ。どうせ、ネットカフェかなんかだろうけど」
「そうみたいですね」ぼくは、東海林さんが指しているサーバのドメインを、コピーして、whois で調べてみた。「やっぱり、そうですね」
「お、このネカフェはよく行くぞ」社長がどうでもいいことを言った。
「確か最近は、ネットカフェでもネットを使う場合、身分証明がいるんじゃなかったでしたっけ?」ぼくは思いついて言った。「とすると記録が残っているかも」
「いや、東京都はそうだったけど、神奈川県は違うんじゃなかったか?」東海林さんは首を傾げた。「それに、たとえそうでも店に訊きに言って教えてくれるわけないだろ」
「それもそうですね」
「つまり、発信者を辿るのは無理だと?」社長が細かい部分をすっ飛ばして結論を訊いた。
「そういうことですね。それにしても」川嶋さんは、改めてメールの文面を眺めた。「個人情報だけではなくソースも流出、と書いてあるからには、先日の個人情報流出事件のことでしょうね」
「だな」東海林さんがうなずいた。「つまりこの誰かさんは、ソースが一時的にネット上にさらされていたから、それを探せ、と言ってるんじゃないか?」
「善意で送ってきたとしたらそうでしょうね」
「悪意があるとしたら?」とぼくは訊いた。
「さあねえ」川嶋さんは肩をすくめた。「私たちに無駄なことをさせようとしているとか、どこかにミスリードしようとしているとか、考え出せばキリがないわねえ」
「そんなことして何の得があるんだ?」と社長が首を傾げた。
「わかりません。まあ、もっとも」川嶋さんは、手に持っていたカップから、紅茶を一口飲んだ。「善意で送ってくる理由も、よくわかりませんけどね」
全員が少しの間、沈黙した。
「確かに考え出すとキリがないな」社長が口を開いた。「よし、とにかく、そのソースとやらを探してみて損はないか。この発信者がどこにあるのか書いておいてくれればよかったのにな」
「きっと本人も知らないんでしょう」東海林さんが言った。
「じゃあ、どうやって探す?」
「そもそも残っているんでしょうか」川嶋さんがもっともな疑問を呈した。「当然、例の間抜けなFTPサーバは閉じられちゃったんでしょうし」
「それでも一定期間はオープンになってたわけだから、誰かがダウンロードしている可能性はあるな」東海林さんが指摘した。「企業や官公庁サイトのセキュリティホールを探しているネットユーザは大勢いるからな。root権限奪取する必要もないFTPサーバなんか見つけた日には、砂糖にたかる蟻みたいに世界中から殺到してきてたんじゃないかな」
「五堂テクノならなおさら狙われてたかもしれませんね」ぼくも付け加えた。「例の騒ぎでネットでかなり叩かれたわけですから。うちのホームページも、一時、アクセス数が急増しましたし」
「誰かがダウンロードして、手元に保管している可能性はあるかもしれませんね」川嶋さんも同意した。「でも、どうやって、その人間を見つけ出しますか?」
「ツイッターで、探してます、ってツイートしてみるのはどうですか?」ぼくは提案してみた。
「いや、それはちょっとまずいな」東海林さんが、何事か考えるような顔で言った。「闇雲にツイートすると、うちが証拠隠滅をしていると取られて、炎上してしまうかもしれん」
「それに、この件のハッシュタグをつけないと、わからないでしょうけど」川嶋さんも首を横に振った。「それをやっちゃうと、確実に五堂テクノの城之内氏に知られるわね」
「ヤフオクにでも出てないのか?」田嶋社長が訊いたが、ぼくたちはそれを無視した。
「まあ、正攻法じゃなければ、いくつか手段はないことはないかな」東海林さんがつぶやくように言った。「それを試してみるしかないか……」
「どんな手段ですか?」
ぼくは好奇心から訊いたが、東海林さんは首を横に振っただけで、答えてはくれなかった。
「仮に、ソースを持ってる人間を発見したとしてだ」田嶋社長が首を傾げながら言った。「譲ってください、といったら、くれるものなのか?金を要求されるんじゃないのか?」
「まあ、されるかもしれませんね」東海林さんが認めた。「流出元の企業に、言い値で買い取らせるのが目的という場合もあるでしょうから」
「言い値って、いくらぐらいだ?」
「さあねえ」東海林さんは首を横に振った。「10万円か、100万円か、それは交渉次第じゃ」
「そんな金はうちは出せないぞ」社長は釘を刺した。
「でしょうね。でも、五堂テクノなら出すでしょうね」東海林さんは、ちらりとぼくを見た。「何しろ、開発費と同額で、ソースを買い取ると電話してきたぐらいですから」
「ということは、五堂テクノに先を越されたら、もうどうしようもないってことですね」ぼくは東海林さんを見た。
「そういうこと」
「ひょっとして、ただ、単に興味本位でダウンロードしただけの人なら、こちらの事情を話せば、ただでコピーしてくれるかもしれませんね。大企業には好意を抱いてないのが普通でしょうから」
「そういうこともあり得るが、それをあてにするわけにはいかんな」東海林さんは社長の顔を見た。「よし、この件は、おれが何とか手を打ってみます。あまり成果は期待できませんが、やらないよりはマシでしょうから」
「わかった、頼む」田嶋社長は了承し、ぼくの肩を叩いた。「イノウーもできるだけサポートしてやってくれ」
「わかりました」
「任せた。じゃあ仕事に戻ろう」
社長たちは、ぼくの周辺から散っていき、東海林さんだけが残った。ぼくは先輩の顔を見た。
「で、何から始めますか?」
「とりあえず、PCは落とせ」東海林さんは踵を返した。「出かけるぞ」
「え、どこへ?」
続く3日間、東海林さんとぼくは、ほとんど会社に顔を出さなかった。地下鉄とJRを乗り継いで川崎駅まで行き、毎日、違うネットカフェに席を取ると、いわゆるアングラ系サイトに、片っ端からアクセスしていたのだ。
最初の日は、オープン席に並んで座り、東海林さんの指示に従って、ぼく一人ならとても思いつかなかっただろうキーワードで検索をかけた。使うのも、GoogleやBing などのメジャーな検索エンジンではなく、見るのも聞くのも初めてのマイナーなエンジンだった。
「誰でも知ってる検索エンジンじゃ見つからないからな」
「……なんでこんなの知ってるんですか?」
東海林さんは曖昧な笑顔を見せただけで、答えなかった。
ぼくたちは、日本語と英語、ハングル、中国語が入り交じった検索結果から、いくつものリンクサイトを経由して、官公庁や大企業を標的にするハッカー/クラッカーたちが書き込みしている掲示板にたどり着いた。背景が漆黒で、文字がダークグレイという、見づらい作りのサイトだった。そこでは、国際色豊かなハッカー/クラッカーたちが、自分のハッキング技術に関する情報を、得意げにやりとりしている。ぼくの拙い英語力では、最近のトレンドが、AndroidOS にWi-Fiに対するインターセプトらしい、ということぐらいしか読み取れなかった。
「こんなところに入りこんで何するんですか?」
東海林さんは黙って掲示板の1つに日本語で書き込んだ。
>先日発生した五堂テクノの個人情報流出事件に関する情報求む。個人情報以外に興味あり。交渉可。
続けて、同じ文章を翻訳サイトで英語と中国語に翻訳し、連続して書き込みを行うのを、ぼくは呆気に取られて見つめた。
「東海林さん、これ、何やってるんですか」
「見ればわかるだろう」東海林さんは次の掲示板へのリンクをクリックした。「流出したかもしれないソースを探してるんだよ」
「……」
次の掲示板が表示された。作りは先ほどのサイトと似ている。背景色はブラックで文字色は濃いめのブラウン。圧倒的に英語が多かった。東海林さんは、同じ文章をペーストした。
「こんなので見つかるんですか?」
東海林さんは薄く笑うと、1つ前の掲示板サイトに戻り、F5キーを叩いてリロードした。先頭にあるのは東海林さんの書き込みだが、驚いたことに、日本語の書き込みに対して、早くもレスがついていた。
>>何が欲しい?
東海林さんは素早く応答した。
>ソースがあれば欲しい。
何度かリロードしていると、わずか数分のうちに、再び応答があった。
>>連絡を待て。
「すごいですね」ぼくは素直に感嘆したが、東海林さんは苦笑した。
「たぶん、レスのほとんどは遊び半分のヒマつぶしだよ」
「……」
「当然だろう」東海林さんは、また別の掲示板を開きながら答えた。「そうそう、世の中は都合良くできてないよ。簡単にアイテムが拾えるゲームじゃないんだからな」
「……」
「それより、お前もやってみろ」東海林さんはぼくのPCを顎で指した。「検索キーワードのコツがわかれば、意外と簡単だから」
「見つけたら、同じことを書き込むんですか?」ぼくはブラウザを開きながら訊いた。
「そうだ。数が勝負だからな」
「はあ……」
ぼくは言われるままに、東海林さんの真似をして、怪しいサイトの探索を開始した。最初のうちは、開いただけでウィルスに感染しそうになって、慌てて閉じる、ということの繰り返しだった。一度などは、明らかに感染してしまったらしく、HDDからネズミが壁を引っ掻くようなカリカリカリカリ、という音が漏れ出したこともあった。東海林さんは顔をしかめると、いきなり電源ケーブルを引き抜いた。このネットカフェのPCは、起動時に初期設定状態に戻るようになっているらしく、再起動した画面には何事もなかったようにネットカフェのホームページが表示された。ぼくは冷や汗をかきながら作業を続けた。
1時間も続けるうちに、だんだんコツがわかってきて、ぼくはいくつかのサイトに書き込みを行うことに成功した。同時に別の不安が首をもたげてきた。
「東海林さん」ぼくはキーを叩きながら小声で訊いた。「これって、違法行為じゃないんですよね?」
東海林さんは、ぼくをじろりと一瞥した。
「さあな。気になるなら弁護士にでも訊いてみろよ」
「……」
「あのな」東海林さんは小声で言った。「これは言ってみれば、うちと五堂テクノとのゲームなんだよ。彼我の戦力差がありすぎて、正面からやってたら最初のターンでこっちが叩きつぶされる。それをまともなゲームにするには、正攻法じゃない方法を取るしかないんだよ」
「鼠と竜のゲームですか……」
「イヤなら帰っていいんだぞ。その代わり、一生、お前のことをチキン野郎って呼んでやるからな」
「……それ、脅迫じゃないですか」
「いいから手を動かせ」
さらに1時間ほど続けた後、東海林さんは満足そうに手を止めると、ぼくに持ってこさせたアイスコーヒーを飲み干した。
「よし、終わりにしよう」
ぼくはホッとしたが、東海林さんはこともなげに続けた。
「次の店に行くぞ」
2次会に行くぞ、と言うのと変わらない口調だった。
「まだやるんですか?」
「IPを変えてやるんだよ。常識だろ」東海林さんはさっさとPCをシャットダウンし始めた。「ほら、急げ」
数分後、ぼくたちは店を出ていた。東海林さんが領収書をもらわなかったのは言うまでもない。
ぼくたちはそれから3日間、同じ行動パターンを取った。朝10時に川崎駅前に集合し、その日に回る3軒を決める。2日めからは、別行動だった。ネットカフェにもいくつか系列があるが、ぼくと東海林さんは別々の系列店になるように分担を決めた。
書き込む文面も、少しずつ変えた。東海林さんによれば「できるだけ多くの人間がソースを探しているように見せかける。1つだけの書き込みだと見過ごされてしまうかもしれないが、書き込みの数が多ければ、本当に価値があると思って、真剣に探してくれる奴も増えるし、持っている奴の目にも止まりやすくなる」ということだった。疑問だったものの、さりとて、他に妙案があるわけでもなく、東海林さんに従うしかなかった。
3日目、書き込みを続けていたぼくは、妙なことに気付いた。ぼくは別の店にいる東海林さんに電話をかけた。
「ぼくたちじゃない誰かが、同じような書き込みをしてます」
『どこだ?』
ぼくはURLを口にした。東海林さんは、そのURLを開いているらしく、しばらくの間、沈黙だけが伝わってきた。ぼくは、問題の書き込みを見つめながら待った。
>五堂テクノから流出したソースコードがあれば、高額で買い取り希望。情報提供だけでも相応の謝礼の用意あり。
『なるほど』東海林さんの口調は冷静だった。『参戦してくる奴が現れたな。よし、今日は引き上げよう。会社に戻るぞ』
駅前で東海林さんと合流したぼくは、最初に思い浮かんだ懸念点を口にした。
「あの書き込み、ひょっとして五堂テクノの人じゃないんでしょうか?」
「そうかもな」東海林さんはうなずいた。「その可能性はある。その気になれば、向こうは二人どころじゃない人的リソースを使えるだろうからな。言うまでもなく、資金も潤沢だ」
「やっぱり……」ぼくは徒労感が肩にのしかかるのを感じた。「先を越されちゃ、元も子もないじゃないですか」
「そうかもな」東海林さんは繰り返して、呑気に笑った。「こっちはネズミで、あっちはドラゴン。物量作戦に出られたら、ひとたまりもないだろうな」
「……じゃあ、どうするんですか?」
「とりあえず会社に戻るんだよ」
そう言うと、東海林さんはさっさと中央改札の方へ向かって行ってしまった。ぼくはその後をついて行くしかなかった。
会社に戻ると、東海林さんは社長を捕まえて、応接室に閉じこもってしまった。ぼくの釈然としない思いは解消されないままだ。
「おかえり」川嶋さんが声をかけてくれた。「何やってたか知らないけど、成果はあったの?」
「はあ。よくわからないんですけど……」
ぼくは、ネットカフェでやったことを話そうとしたが、そのタイミングを見計らったように電話が鳴った。川嶋さんが素早く受話器を取り上げ、丁寧に二言三言応対をした後、ぼくの顔を見た。
「井上くん、電話」
「あ、はい」ぼくは自席で取ると合図した。「どちらからですか?」
「アクアシステムの倉敷さん。知ってる?」
ぼくは自席の電話に手を伸ばしたところで凝固した。
「どうしたの?」川嶋さんが怪訝そうな視線を向けてきた。「セールスなら断ろうか?」
「いえ」かろうじて動揺を声に表さずにすんだ。「出ます」
「2番ね」
川嶋さんは電話を保留にして、受話器を置いた。電話の相手が、T市立図書館事件で逮捕されてしまったクロラ氏であることには、気付いていないようだ。ぼくは深呼吸をひとつしてから、受話器を取った。
「お電話代わりました。井上です」
『倉敷です。お久しぶり。会社にかけてすまないね。携帯の番号もメールも知らないから』
「……お世話になってます」ぼくはさりげなく壁の方を向くと、声を小さくした。「どうしたんですか?」
『例の件で、変なウワサが流れてるみたいじゃないか』倉敷さんの穏やかな声に、少し笑いが含まれた。『問題になってるんじゃないかなと思って』
「そのとおりです」ぼくは認めた。「いろいろ手を打ってるところで」
『だろうね。実は、そのことで、紹介したい人がいるんだけどね』
「え?」
『できれば、そちらの社長さんと一緒に』倉敷さんの口調が変化した。『いろいろ情報交換したいと思うんだけど。ちょっと提案もあるしね。日時や場所はそっちにお任せするよ』
ぼくはひそかにため息をついた。いずれ、話さなければならない時が来るとは思っていたが、できれば、何年か経ってからにしたかった。
「……わかりました」ぼくはうなずいた。「こちらが決めてしまっていいんですか?ご都合の悪い日とか……」
『構わないよ。そちらに合わせるから。私は今のところ、時間に余裕があるんでね』
なぜ時間に余裕があるのかは訊かなくてもわかった。
「では、段取りつけたら、ご連絡します」
『待ってるよ』
受話器を置いたぼくは、社長と東海林さんが閉じこもっている応接室の方を見て、どうやって話を切り出そうかと考えた。
(続く)
この物語は事実を基にしたフィクションです。実在する団体、個人とは一切関係ありません。また司法当局の捜査方法などが、現実のそれと異なっている可能性があります。
コメント
Jitta
琥珀色のメディアに収められているんですね;)
> 物量作戦に出られたら、ひとたまりもないだろうな
物量は、ねずみ算式に増えるネズミの方に分がありそうな。。。
通りすがり
毎回、ワクワク読ませていただいています。
なんていうか弱者の矜持というか、窮鼠猫を噛む?というかこの業界の
普通に暮らしている人の理不尽な日常にちょっとだけ幸せにしてくれる内容に
いつも慰められています。やっぱり弱者はゲリラ戦で局面突破しかないですね。
本が出たら買いますよ。頑張ってください!!!
techniczna
おー、東海林さんのダークサイドな面がw
愛読者
いつも楽しく読ませてもらってます。
というか、仕事中に偶然見つけて思いっきりはまってますw
重箱の隅をつつくようでなんですが、(17)個人情報流出の最後のほうに"見覚えのないGmailアカウントだった"とあるのに、今回は"「フリーアドレスです」ぼくは答えた。「登録料無料、30日限定、広告付きのやつです」"となってます。
ちょっとだけ齟齬が。。
ま、面白いからいいんですけどねw
rev
ハングルは、言語じゃないです、文字です。
あ
ハングルが言語なのか文字なのかなんて、普通の人にとってはどうでも良いことです。
BEL
元の意味としては誤りなのでしょうが、
"ハングル"を朝鮮語(韓国語)の意味で使うことはありますね。
http://www.nhk.or.jp/gogaku/hangeul/tv/
(常に文字がともなうからか)コンピュータの世界では特に。
http://support.microsoft.com/kb/130053/ja
もっとも、例えば
「英語とフランス語、漢字、朝鮮語が入り交じった検索結果」
と言語と文字が混じっても違和感はないですが。
white
NHKが「ハングル講座」なのは,韓国語とすると北側系の反発を買い,朝鮮語とすると南側系の反発を買うから,という理由だったはずです。
同様に
「無用な摩擦を避けつつ,あの言語を指したい」
という目的で「ハングル」を使うのは,大人の知恵だと思います。