ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

冷たい方程式(27) この世界の片隅に

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 マシンルームの奥、勤怠管理システムサーバが格納されたラックの前の床に、亀井くんはあぐらをかいていた。その目は、憑かれたようにサーバのHDDランプを見つめている。まるで、その点滅から有意の信号を読み取ってでもいるようだ。

 「何か面白いものでも見えるの?」

 あたしが声をかけても、亀井くんは驚かなかった。きっと、あたしの到来は予測していたんだろう。でなければ、ホワイトボードにわざわざ行き先を書いておくはずがない。

 「先輩、早かったですね」

 「まあね」

 あたしも、亀井くんと並んで、冷たいタイルカーペットの床に腰を下ろした。座るとき、脳天に肘をゴツンとぶつけてやった。

 「痛いなあ」亀井くんは肩をすくめて、頭をさすった。「デモ、どうでした?」

 「直接見に来ればよかったのに」あたしは亀井くんを見ずに答えた。「定期的にレスポンスが遅くなって、ちょっと話題になってたよ。もう直ったと思うけど」

 「渕上さん、慌てていましたか?」

 「うーん、それほどでもないかな。まあ、内心はどうか知らないけど、表面的にはね」ちらりと亀井くんの横顔を見る。「で、なんでこんなことしたのよ?」

 「そうですねー。なんででしょうね」

 「一応言っておくけど、こんなことしたって、渕上さんは痛くもかゆくもないわよ?」

 「それは分かってますよ」亀井くんは笑った。「自分でもよく分からないんですよ。まあ、強いて言うなら、片寄さんのためですかね」

 「ムツミさん?」あたしはちょっと驚いた。「え、どういうこと?」

 「片寄さんに、渕上さんが右往左往するところを見せたかったってというか」

 「残念だけど、右往左往はしてなかったよ。右往左往してたのは、私とかムツミさんとか東海林さんとか。それに」あたしは付け加えた。「ムツミさんだって、こんなことされたって、別にうれしくも何ともないと思うけど」

 「ちぇっ」亀井くんは舌打ちしたが、実際はそれほど残念なわけではなさそうだった。「せっかくHUBまで変えたのに」

 「HUBって?」

 「見ますか?」亀井くんは、立ち上がった。

 あたしも腰を上げると、亀井くんの後について、ラックの裏側に回った。4台のサーバが格納されていて、一番下だけ機種が違う。これがテストサーバだった。

 「ほら」

 亀井くんが指した先を見ると、テストサーバから出ているLANケーブルが、他の3台とは別のHUBに刺さっている。よく見ると、それは古い10Base-Tの4ポートHUBだった。スイッチングHUBですらない、ただのリピータHUBだ。そういえば、先日、マシンルームの棚卸しを手伝ったとき、亀井くんがこのHUBが詰まった段ボールを抱えていたっけ。

 「遅いと思ったら……」怒るべきなのかもしれないが、あたしはあきれてしまった。「……ここまでやるか」

 「その気になれば、もっとあれこれできたんですよ」

 それは少し不思議に思っていたことだった。本気でデモをだいなしにして、渕上マネージャに恥をかかせるつもりなら、プログラム的にも、物理的にも、効果的な方法はいくらでもある。あたしだって、もしやる気になれば、デモをメチャクチャにする方法なんか、10でも20でも思いつく。

 「本当はいろいろ用意したんです」亀井くんは思い出し笑いしながら言った。「トップ画面の画像をエッチなやつに変えておくとか、更新用のストアドの中身を削除用に書き換えるとか、確認メッセージを関西弁にするとか」

 「関西弁?」

 「例えば、“登録してよろしいですか?”を、“登録してよろしいやろか?”に変えておくとか」

 「まあ笑いが取れるのは確かね、それは」あたしは想像して、ちょっと笑った。「なんでやらなかったの?」

 「さすがに、決定的なダメージを与えるのは気が引けて。ソースレベルで手を加えてしまうと、回復も大変でしょうし」

 「プログラマとしての良心ってとこ?」

 「いえ、ムツミさんがあれだけ苦労したシステムですからね」しれっとした顔で亀井くんは答えた。「それを壊すのはしのびないじゃないですか」

 「私が設定したデータベース関係なら、構わないと思ったわけね」あたしは冷たい声で言った。「確かに回復は簡単だったけどさ」

 「まあ、要するに、ぼくにそこまでの度胸がなかったってことです」

 「あのね」あたしは亀井くんの自嘲気味な言葉を聞き流した。「あんたのやったことは、仮にもシステム開発に携わる者として、最低なんだよ。分かってる?」

 「分かってます。で、どうします?」亀井くんは面白そうに聞いた。「渕上さんに報告します?」

 「どうかな……」あたしは言葉を濁した。

 もちろん報告せざるを得ない。あたしが途中で出ていったことは分かっているだろうし、そのすぐ後に、レスポンス遅延が解消したことも明白だ。渕上マネージャとしては、その理由と対処方法を追及するだろうし、あたしとしては真実を話すしかない。実行した人間は不明ということにしておいてもいいけど、渕上マネージャなら、おのずと答えを導き出してしまうにちがいない。

 あたしの内心を読み取ったのか、亀井くんはクスクス笑った。

 「いいんです。実は、来月いっぱいで退職することに決めているので」

 「え?」意外な言葉に、あたしは亀井くんの顔をまじまじと見つめた。「退職?」

 「そうです。昨日、人事に伝えました。1月は、ほとんど年休を消化するんで、実質的には今月いっぱいですけどね」

 「なんでまた……」

 「まあ、いろいろ考えるところがありまして」

 あたしは混乱しながら、ラックの裏から出ると、元の場所に座り込んだ。亀井くんも同じ行動を取る。2人の肩が少し触れあった。

 「やっぱり渕上さんとの件で?」

 「もちろんそれもあります」

 「あのさ」あたしはためらいながら言った。「月並みなお説教かもしれないけど、そんなことぐらいで会社辞めてたら、どこに行っても続かないよ」

 亀井くんは、それぐらいのことは分かっている、と言うようにうなずいた。

 「あれより最悪な上司は、なかなかいないでしょう」

 「最悪って……確かに、人間的には魅力的な人だとは言えないけど、仕事に対する姿勢からは、学べることだってたくさんあると思うよ」

 亀井くんは、それは何かは尋ねなかった。

 「先輩に聞きたいんですけどね。あんな上司を我慢してでも続けなきゃいけないほど、この仕事って価値があるものですか?」

 「価値?」

 「例えば、世の中には、被災地でボランティアしている人もいれば、海外で支援活動したり、特殊部隊でテロリストと戦ってる人もいますよね。そういう意義のある仕事に比べて」

 「……」

 「ぼくたちがやってることって、この会社の人間だけが使うシステムを作ったり保守したりするだけですよね。そのために、下請けさんを、あそこまで酷使して。この仕事って、それに見合うほどやる価値がありますか?」

 「価値がないとは思わないよ」あたしは答えた。「どんな仕事だって、それなりに価値はあると思う。自分的にも、会社的にも、社会的にもね」

 「へえ」亀井くんの唇が歪んだ。「うちの会社だけが使う勤怠管理システムを作ることが、社会的にどんな価値があるっていうんですか?」

 「よく分からないわね。いや、質問の意図がって意味だけど」あたしは冷たい床に片手をついた。「なんで、社内SEの仕事に社会的な価値を求めなければいけないわけ?」

 「ぼくの実家が仙台だという話はしましたっけ?」亀井くんは静かに聞いた。

 「え?いや、初耳だけど」そう返したが、先ほど亀井くんが口にした、「被災地」という言葉が気になった。「もしかして、被災されたの?」

 「いえ、幸いほとんど被害はなかったんです。もうインフラも回復してて、1人暮らしの祖母も、特に不自由はしてないそうです。それでも、土日を利用して、何度か訪ねたんですよ」

 「それは知らなかったわ」

 「実家の周辺はたいしたことなくても、東北の方に行けば、どうしても被害状況が目に入るじゃないですか。で、同じぐらいボランティアの人たちの姿も目にするわけですよ」

 何かを思い出すように目をしばたかせながら、亀井くんは淡々と続けた。

 「ぼくも何度か、がれき撤去の手伝いをしたんです。まあ、時間の制約もあって、数時間程度だったんですけど」

 「数時間でもえらいよ」

 「そうすると、被災地の人は感謝してくれるんですね。たった数時間でも。来てくれたこと自体がうれしい、見捨てられてないんだってことが心に染みる、って」

 「……」

 「そのとき、ちょっと疑問に思ってしまったんですよね。この仕事で、こんなに感謝されたことなんてないなあ、って。そんな仕事に価値があるんでしょうかね」

 亀井くんの表情は真剣だった。冗談めかした口調なのに、目は笑っていない。

 あたしにも覚えがあるが、誰でも一度ぐらいは、この手の疑問に取りつかれることがあるものなんだろう。あたしに分かっているのは、どこかで折り合いをつけなければいけない、というぐらいなものだ。でもそれが、亀井くんが求めている答えでないことは何となく分かった。やりがいもあり、給与面にも満足で、社会貢献もできるような仕事に従事できるのは、世の中のほんの一握りの人間でしかない、と告げるのは簡単だ。だけど、それでは理解はできても、納得はできないにちがいない。

 「ないとは言えないと思うよ」

 「例えば、どんなことですか?教えてください」

 「そうね、例えば……」あたしは慎重に言葉を選んだ。「私たちが苦労していいシステムを作ったとするよね。勤怠管理システムじゃなくても、経理用アプリでも営業ツールでも何でもいいけど。それを使ってもらうことによって、社員の何人かだけでも、余分な作業から解放してあげられるかもしれない。ほんの少しだけでもね。伝票を手書きするとか、そういうことから」

 亀井くんは、無言で床に視線を落とした。

 「そしたら社員1人ひとりの効率が上がって、今まで8時間かかっていた仕事が、7時間でできるようになるかもしれない。その1時間こそが、システム開発の本当の成果であり価値だと思うのよね。業務を効率化することじゃなくて」

 「……」

 「じゃあその1時間を何に使うか」あたしは続けた「まあ、人によっては早く退社して飲みに行くだけかもしれないし、ネットをぶらついてつぶしてしまうかもしれないよ。でも、ひょっとしたら、その1時間で業務の効率化の方法を考えるかもしれないし、忙しい他の社員の仕事を手伝ってあげるかもしれない。結果として、会社全体に活気が出てきて、業績がアップするかもしれないでしょ」

 あたしなら、母親と過ごす時間を多くするだろうけど。

 「仕事に余裕ができれば、それまで自分のことだけで精いっぱいだった人が、他人に目を向ける余裕も生まれてくるかもしれない。それこそ、週末ボランティアに行くとかね。そうじゃなくても、寄付をするとか、生活必需品を被災地に届けるとか、献血をするとか。何でもいいのよ。ちょっとしたことで」

 「……」

 「ちょっとしたことでも、それが積み重なれば、結果的に、この世界の片隅にいる誰かの幸せ度が、ちょっとだけでも上昇するかもしれない。それは、すごく価値のあることだと思うの。私はね」

 亀井くんが床を見つめたまま小さくうなずいた。

 「要するにだね、後輩」あたしは柄にもない熱弁をふるってしまった照れ隠しに、ちょっとおどけた声で結んだ。「何もカンボジアで井戸を掘ったり、テロリストと戦うばかりが、社会貢献ってわけじゃないってこと」

 亀井くんは顔を上げると、あたしと目を合わせないまま、サーバのHDDランプの点滅に視線を移動させたが、あたしの言葉に耳を傾けているのはわかった。

 「ちょっとかっこよく言うとさ」あたしも同じ場所を見た。「私たちがやるどんな小さな単純作業だって、それを必要としている誰かがいて、その人の笑い声を作ってるかもしれないってこと」

 くすっと亀井くんが笑った。

 「そういうの、ミスチルの歌になかったですか?」

 「あー、ばれたか」あたしも笑った。「まあ、ネタ元はそれなんだけどさ。あれは、ひそかにシステム屋のことを歌った曲なんじゃないかと思うんだよね」

 「ぼくのした単純作業が、この世界を回り回って」亀井くんは小声だが、意外にいい声で口ずさんだ。「まだ出会ったこともない人の、笑い声を作ってゆく……でしたっけ」

 「そう。そんな些細な生き甲斐が、って続く」

 亀井くんは笑顔を消すと、ちょっと真顔に戻って聞いた。

 「先輩は、この仕事を何年やってますか?」

 「そうねえ。正確な年数は大人の事情で割愛するけど、社会人になってからずっとやってるよ」

 「楽な仕事じゃないですよね、この仕事って」

 「まあね。ドカタなんて言われることもあるしね」あたしは肩をすくめた。「まあ、うちの開発グループは、楽な方だけど」

 「さっきみたいな……この世界の片隅に、みたいなことを考えて仕事してきたから、続けられたんですか?」

 「まさか」あたしは思わず笑った。「いつもそんなことばっかり考えてたら、オーバーヒートしちゃうよ。そうじゃなくて、どこかの引き出しか、MyDocumentsにでもしまっておくのよ」

 「しまっておく」亀井くんは繰り返した。

 「そう。それで、忘れないように、時々取り出して眺めればいいの」

 もう一度笑った亀井くんは、無言で立ち上がると、またラックの後ろに回った。何かをカチカチといじっていたが、すぐにこちらに出てきた。手に持っているのは、10Base-Tのハブだ。

 「元に戻しておきました」亀井くんは、そう言うと、ハブを近くの、「廃棄分」と書かれた段ボール箱に放り込んだ。

 「よし」あたしも立ち上がった。「もうデモも終わってる頃ね。戻ろうか」

 あたしたちは連れだってマシンルームを出た。

 

 事務棟に戻ったあたしたちが見たのは、デモ会場となった会議室の前に立っている渕上マネージャの姿だった。

(続く)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(112)

コメント

うーん、この台詞をふっちーに言ってほしかったな。
偉くなるほどどこかを犠牲にしたり、踏み台にするのが当たり前になるからね。

不治ソフト

また退社か。
前回もだけど、結局本質的問題は解決しないまま終わるのね。そこが現実味あると言えばそうなんだけど。

次回は渕上の過去話か?それとも渕上が亀井の実の父親だった驚愕の事実が!
BGMは聖母たちのララバイで。

ミスチル好きだけど、まったくそんな事思わなかったな。w

rurie

亀井君が、怒鳴って辞めさせた
ホライゾンの小川君と全く同じ事言ってるなw

ムツミさんに『やりがい? ナマ言うんじゃないわよ、このクソガキが』
って言われるよw

リタリン

35歳だけど、この仕事の価値云々って考えたことなかったな。
まぁ、別の問題で揺れ動くこともあるけど、それほど揺れ幅デカくなかったし。

通りすがり

仕込んだ日に退職届けだしてて、理由にやりがいとか語られても言い訳にしか見えないぞ亀井くん・・。

主人公の説明次第で依願退職からクビになりますよねこれ。
次回がとても楽しみです。

abc

やりがい、ね。
マザーテレサとかヘレン・ケラーを読んだ中高生みたいな反応だこと。

このストーリー展開自体はわけわからんけど、システムの意義・役割を意識していないと、この業界、ゴミを生産するだけだよ、っていう意図ならば同意。
まあ、ゴミを作る仕事でも、雇用対策の観点からじゃO.K,という意見もありますが。

なんとか

亀井君と、同じ様な理由で
私もこの業界を去ります。

だからと言って次にやりたい仕事も無く、
結局戻って来そうですが…

いろいろと考えちゃいますよね
モチベーション管理も上司の仕事になるのかな?

うとぅん

やりがいは金。
それ以外には無いなぁ・・・。
単純に、自分のスキルで効率よく稼げるからSEやってる。

自分の仕事が誰の役に立つとか、
そういうこと言う人って、この亀井くんとか主人公みたいに
ネガティブな人が多い気がするよね。

どんなに良かれと思ってやったって、助かる人も居ればその逆も居る。
ならばその辺は、徹底的に利己主義でいいと思うんだよな。

horde minion

亀井くんの気持ちもわかるなあ。
人死にが出たり精神的に壊れちゃう人が出たりするようなむちゃくちゃなプロジェクトの果てに誰が一体幸せになるんだろうみたいな。対価となる給料とのバランスを考えると辞めるって選択を取る人が多いのは別に自然なことだろなとは思う。
もっともこの業界に限ったことじゃないんだろうけどさ。

昔々のエンジニア

>「あれより最悪な上司は、なかなかいないでしょう」

居る居る。
いーっぱい居る。
ゴキブリみたいに、たっくさんしぶとく居る。
予備軍も山ほど居る。
ゆえに根絶不能。
思い出したくもない。

なにこれ。
動機が、高校生レベルの悩み?
大人読者相手にこれはない。
ふざけるんじゃないよ作者。

ちなみに軍隊の特殊部隊の方がよっぽど非道い。
人を騙したり殺したりするのが任務だから、人格的に市民社会には全く不適応。
入隊前はほとんど警察の厄介になってばかり。
特殊部隊にいるのでなければ、牢屋にいるのが相応しい。

やっていることは善しかれ悪しかれ「大国による世界支配」の擁護。
国内法違反はもちろん、外国への越境侵入、非正規戦闘など、公に出来ないことだらけ。
特殊部隊の兵士といっても使い捨ての国際政治の道具。

全世界の特殊部隊が、手本にして共同訓練と助言を求める英国陸軍弟22連隊、SAS(Special Air Service)の元隊員の手記でも読んでごらん。
他人に勧めたら「こんなヤツさっさと死んでしまえばいい、全く感情移入できない」って突き返されたくらい。

警察特殊部隊SWATは同じような任務だが、市民の生命財産安全などの保護が目的で、国内法の範囲で行動するから、実際はかなり違う。

次回、ふっちーは何を語るのか・・・・いちゃもん付けて退職金を減額させる?
主人公はピンチかもしれないな。

もっとマシなことを書いてくれ、作者。
こんなものに、こうの史代の傑作「この世界の片隅に」のタイトルをつけるなよ。

ななしんぼ

入社したころからふっちーのマネジメント的な環境に叩きこんでおけば
早いうちに開発者としての適性があるか選別できたんだろうけど、
ぬるいところからスタートしちゃったところに亀井君の悲劇があったのかな。

lookout

結局こんなことを悩んでる時点で、亀井君はこの仕事に向いてないってことでしょうね。
ただ、これまでだらだらと社内のどうでもいいシステムを作ったりメンテしてきたりしてきたのに、ここに来て急にハードなシステム構築に携わることになっ
て、ムツミさんに対するふっちーのひどい仕打ちを目の当たりにして、今まで考えてもみなかった疑問が急激にわき上がってきた、というのは、わかる気がします。
それに対する主人公の返答は、ベストではないかもしれないけど、自分がこれ以上のことを言えるかというと自信がないです。こればかりはケースバイケースでしょうから。

昔のエンジニアさん>
あなたなら、どう答えるんですか?
大人の読者がどーのと言ってますが、あなたのコメントも高校生みたいですよ。特殊部隊員の社会適応力のことなんて関係ないでしょう、この場合。

元SE

亀井君の疑問に対して正面から夢を語る人がゼロで笑った.結局,そういう業界なの?

うーん

この世界の片隅にいる誰かの幸せ度が上がるのと引換に下請けの誰かが壊れていくのが良いバランスとは決して思えないなあ。

tmp


皆、脱力中なのか、今回コメント伸びねーな。
仕事の価値云々を述べる以前に、人として最低だろ、これ。

espre

>この世界の片隅にいる誰かの幸せ度が上がるのと引換に下請けの誰かが壊れていくのが良いバランスとは決して思えないなあ。

どうせ下請けの誰かが壊れていくのなら、世界の片隅にいる誰かが幸せになった方がまだまし、ということでしょうね。
誰も幸せにならず、下請けも壊れるんじゃあ、この業界、悲惨の一言。

tmp


「この仕事って、価値があるものですか?」
どの口が言うか。

 影でコソコソ人の足を引っ張りやがって。正直ドン引きしたわ。

 誰も言わないなら俺がはっきり言ってやる。
亀井よ。お前は正真正銘の大バカヤローだ。

Edosson

結局、暴食ネズミは登場人物じゃなくて、
どっちかというと舞台装置だった、ってことなのかな。

亀井君南無

逆に考えると亀井君はこんなことをするまでに渕上マネージャを嫌ってたんだなと。
まあ下からの立場で見れば、意味不明な指示、外注いじめ、秘密主義…ある意味当然か。
(あくまで下から何のバックグラウンドも知らずに見ればそう見えるってことで渕上マネージャの本心はしらんよ)

せめて各行動の意味だけでも意識の共有ができてれば話は全然違ってたのかもしれないのにねー。
「俺の言うことを聞け、理由は俺が正しいからだ」だけじゃそらついてきませんよ。

だからと言って亀井君の行動は正当化できないけどね、やっちゃいけないことはやっちゃだめや。

まさと

> 亀井君南無さん

(22)で亀井くんが渕上さんを罵倒した時、コメント欄は喝采があふれました。
亀井くんや読者が渕上さんをいかに嫌っていたか、わかります。

今回の亀井くんの告白は正直、複雑な気持ちになります。
既に指摘された方がいますが、亀井くんがプロジェクトにいた時の所業で「そりゃムツミさんから見ても減点だろう」というのがあるので…
亀井くんの中ではどう理屈をつけているのだろう、と今回を読んで思います。

abc

>また退社か。
>前回もだけど、結局本質的問題は解決しないまま終わるのね。そこが現実味あると言えばそうなんだけど。

それこそがコラムニストの言いたいことなのかな、と。

たぶんフチガミさんは上様から見たらできる人だと思う。
ただ、その力の源泉は、力量のある人間だけを選りすぐって、そうでない部下はバンバン切り捨てていく部下の使い捨て気質にある。

下を育てようという意思は読み取れなかったし、フチガミさんはまだまだ自分のことしか考えられない人なんだろう。

良く言えば、生涯現役。悪く言えば、御子様。

ヤクルト

あー、でもなんか、亀井がかわいく思えてきた。なんでだろー。

さそうたける

「感謝されない仕事に何の意味があるのか?」かー。
亀井君の気持ちは判らないでもないけど、
個人的な思いとしては、我々システム屋の仕事は
「ユーザーから感謝されるような事が発生しない」
というのが理想なんじゃないかと。

自分が業務システムの保守・運用サポートするようになってから特に強く思うようになったのですが、
感謝されるってことは、ユーザー側に何かしら問題が発生している事が前提にあるわけで、
何かしら感謝されるたびに
「感謝されるのは悪くないけど、そもそもこんな問題が発生しない事の方が重要なんじゃないか」
と考えてしまいます。
だって、自分が見てきた業務システム周りの問題って悲惨な状況で、
何十人、何百人というユーザーがシステムの機能がへぼいせいで、
余計な手作業を強いられて、手作業の手順や作業ミスチェックやミス発生時のリカバリ方法など、業務マニュアルがどんどん分厚くなっていって、
それに応じてユーザーの業務時間がどんどん増えていく。
そういうのを見ると、
「システムってユーザーを楽にするもののはずなのに、なんでシステムがユーザーを振り回しているんだ?」
と悲しくなります。
そして、発生した問題の原因が「システムのバグ」とかだったり、
ちょっとしたバグ修正や機能改修なのに、内部設計の拙さゆえに改修に何ヶ月もかかる、とか聞くと、作った開発者に対してはらわたが煮えくり返るくらいの怒りを覚えます。

亀井君には可能であればデモの場に参加して欲しかったなあ。
人事部長の
「あれはどうにかならないかって、ずっと思ってたんだよ。あれだけで、うちの担当者が3日ぐらい費やしてたからな」
とみたいな話を聞いて、
開発者にはなかなか想像できない、ユーザー側での悩み・苦しみの重みをちょっとでも感じて欲しい。
トラブルを未然に防止する事がいかに価値のあることなのか、考えるようになって欲しい。

mapawata

退社ですなぁ。こうして, チームの生産性は下がっていく。
今回の場合はいい傭兵がいたみたいだったけど。

亀井くんを馬鹿というのであれば, そういうテロ行為に向かわせたふっちーもまたある種の能力が欠如している馬鹿。
短期的には優秀なマネージャでも, 長期的には優秀なチームを育てられず, 報復の火種を残すダメマネージャ。

もひとつ。亀井くんにナマ言ってんじゃない! というのは現実で簡単だけど, 人生の質向上の努力を捨てているとも言える。

saboten

情報技術っていうのは、
人類史上類を見ないほど、崇高で高度な世界なんだよ。
自分が如何に高度なことをしているか理解していない人が多い。
金が稼げるとかwww人に感謝されたいとかwww
そういう次元じゃないから。

工学系の大学を出た人は技術者倫理を習うと思うけど、
そうでない人は、エンジニアは人類の発展に貢献することを念頭に置くべき。

TT

亀井君は最後の一線を越えてしまったんですね。
予想されてたとはいえこの結末は悲しい。

>さそうたけるさん

>トラブルを未然に防止する事がいかに価値のあることなのか、考えるようになって欲しい。

それにはトラブルを未然に防ぐことがちゃんと評価されるようにならないと難しいんじゃないかと思います。
以前の記事にコメントしたときに書きましたが、少なくともうちの会社では「保守はトラブル無しがあたりまえ、それ+αがあって初めて評価する」という空気があります。

もちろんトラブル0の保守に価値があることはわかっています。
ただその「トラブル0で抑えた!」という自己満足だけで戦っていけるほど聖人君子ではないです…。

>sabotenさん

>情報技術っていうのは、
>人類史上類を見ないほど、崇高で高度な世界なんだよ。
>自分が如何に高度なことをしているか理解していない人が多い。
>金が稼げるとかwww人に感謝されたいとかwww
>そういう次元じゃないから。

そりゃ人類の営みの中では高度な分野なのかもしれませんが、いざ中に入るとその中で本当に崇高で高度なことをやってるのはほんの一握り、
あとは車輪の再生産をひたすらやっているような感じしかしません、特に仕事としてやる必要のあるものは。
そういう崇高な使命と倫理観を持ってことに及ぶべき、というのはいいことだと思いますが、及ばなければならない、はちょっと無理があるんじゃないかと。

時期設定がわかんないけど震災直後は日本中がショック受けたわけで
特に身近な人が被災してるとやっぱし生きる目的とか考えちゃうと思うよ
そういう哲学は別に高校生だけの特権とは思わないけどな

saboten

TTさん
>いざ中に入るとその中で本当に崇高で高度なことをやってるのはほんの一握り
何を持って本当に崇高か判断するかは知りませんが、
自分がやりたいプロジェクトを探せばいいと思いますが…?
ないと思いますが、特に何もしないでそういってるわけではないですよね?

>そういう崇高な使命と倫理観を持ってことに及ぶべき、というのはいいことだと思いますが、及ばなければならない、はちょっと無理があるんじゃないかと。
うーん。そういうのが嫌なら残念ながら適性がないです。
人命を最優先にできない人が医者をやったり、
子供の未来を考えれない人が教育者になるようなもんです。

にわかSE

こんな結果になって残念です。

亀井くんは、どんなに仕事にやりがいや価値を感じても、上司とうまくいかなかったら、やめちゃう匂いがします。

価値云々のことを語ってますけど、単純に怒りとか憎しみとかで、
自暴自棄になってるだけに思えてしかたないです。

亀井くんの立場では、我慢するしかない状況だったかもしれませんが、
世の中どうしようもないことだってあるって割り切れないと・・・


とにかく、来週の亀井V.S.渕上の第二幕があるぽいですね。
そのとき主人公はどうするのか!?期待してます。

TT

>sabotenさん

僕個人としてやりたいことを探すのは十分可能ですが個人がそれぞれやりたいことにありついて最適化していっても、
結局パイは限られておりそこからあぶれる人は必ず出てくるのではないかと。
そのため業界全体がやりたいことをやれるように最適化されるというのには疑問が残ります。

加えてやりたいことがやりたいことのままであり続けるかも怪しいです。
それが変わったらその都度仕事を変えるというのも現実的ではありませんし、どこかで妥協することになりませんか。

あとやりたいことと崇高なことの関連性はなんでしょうか。
僕の考えでは崇高なこととは人類のために貢献するような全く新しいものを生み出す、もしくはそれに関わることだと思ってたんですがずれてますか。

もっとも僕に適性がないというのはそのとおりかもしれませんね。
実際僕にとって仕事はお金を稼ぐための手段でしかないですから。
生きていくだけのお金があればニートにでもなるんですがそういうわけにもいかず難しいところです。

さそうたける

>TTさん

>それにはトラブルを未然に防ぐことがちゃんと評価されるようにならないと難しいんじゃないかと思います。
>以前の記事にコメントしたときに書きましたが、少なくともうちの会社では「保守はトラブル無しがあたりまえ、それ+αがあって初めて評価する」という空気があります。

「保守がトラブル無し」になるように、開発側がちゃんとしたものを作ってくれていれば、保守担当がユーザー側の要件の変化を汲み取って機能改善・追加という+αに繋げられるんですけど、
大抵の場合は開発側が作りこんだマイナス部分を、保守担当が必死に穴埋めする感じですからね。
ユーザー側に「仕様通りですから」「業務運用で何とかしてくださいよ」とか、ユーザーをなだめる役回りの保守担当。
確かにモチベーション上がんないですね。

だからこそ、開発に携わってた亀井くんにはトラブル未然防止の重要性を感じてもらいたんですよね。

write only memory

#初めてのコメントがこんなのでごめんなさい。

次回のお話が「淵上マネージャ、デモ妨害の罪を主人公に着せて処分」なんてことになってそうな。
……そんなことにはならないことを切に願ってはいるけれど。

やじうま

2つ前のコメントが、あのstaticおじさんコラムのコメント数を超えたそうだ。
すげー

名無しPG

>2つ前のコメント

意味のある議論でコメント多いならともかく、
後半はほとんどしょうもない言い合いになってない?^^;
まあ、ある意味すごいけど

たもつ

あっちでやかましくやってくれてる分、こっちが静かでいいよ。

へろへろ

>個人的な思いとしては、我々システム屋の仕事は
>「ユーザーから感謝されるような事が発生しない」
>というのが理想なんじゃないかと

というコメントがありましたけど、確かにできの悪いシステムの保守ばかり
やってると、そんな感じにもなりますかね。

ただ、昔担当したお客さんの言葉に、ITを「営業のための飛び道具」と表現
したものがありました。最前線にいる人たちは、安定した陣地があることは
前提としても、常に新しい武器をほしがっているものなのだと。
だから、問題解決といったレスキュー的なところがすべてなのではなく、
「お客のための武器を作る」という面もちゃんとあると私は思いますね。

だから私もここ最近は保守業務メインでシステムが機能を発揮している
限り、首が危うくなるくらいにはヒマです。でも、そこで満足せずに、何か
お客のためになる提案を考えることが、本来業務だと思っています。

……いや、考えないと、本当に首がやばいからでもあるんですが。

加納

>「いいんです。実は、来月いっぱいで退職することに決めているので」

伏線の回収ってところですか。
最初のころに、渕上氏は「一人だけの部署」という設定になっていたと思います。

要するに全員辞めてしまうのでしょうね。

> 「あれより最悪な上司は、なかなかいないでしょう」

いないと思いますね。以下の「トリプルコンボ」の上司はいないでしょ。
「ダブルコンボ」ぐらいならいそうだけど、「トリプルコンボ」もちは
部下がいない課長どまりがいいとこでしょうから。

1.人としての魅力ゼロ
=>誤解を招くかもしれないが、50歳台にもなって独身とか。。
魅力がないっていう設定まんま。。
2.人を道具としてのみ扱う
=>部下を入院させるとか、明らかにおかしい
3.プロジェクトを自分の出世の道具に使用している
=>噂されるだけで十二分に無能

> 「先輩に聞きたいんですけどね。あんな上司を我慢してでも続けなきゃいけないほど、この仕事って価値があるものですか?」

そんな価値は全くありませんね。
我慢する必要なんて、ぜんぜんないでしょう。

一応、「石の上にも三年」といいますが、「石」を支える土台になりえないような
上司がいるところで、んなことしても無駄だと思います。

上司がひどすぎて、石の下が泥か沼になってそうだ。。。

私がコンピュータ系の仕事を続けているのは、自分の能力からして、投資した分が
回収できるからですね。

興味があるから、さほど投資(勉強時間も含めて)が苦に
ならないわりに、まあまあの給料だからです。

亀井君の場合は、手段が完全に間違ってるのでなんともいえませんが。。。

現実世界では「仕事ができないふっちー」の方が多いような気はしますが。
まあ仕事ができたところで会社としては最悪ではないと言うだけで
仕事のパートナーに選びたくない人はたくさんいるでしょうね。

サルーン

渕上を評価する人がいるのが不思議
そりゃ開発自体はうまくいったけど、サードアイなんてバランスブレイカーぎりぎりのレアカード使えば誰でも勝てるだろって印象

一方で上司としては一人を退職に追い込み、もう一人も道具としてしか使わないから業務的な成長がない。

レアカード引いてきたツモ運だけで名監督面されてもなあ

まさと

> サルーンさん

このストーリーでのメンバの扱いぶりは別として、それ以外の渕上さんの能力は高いんじゃないかと思っている一人です。

その印象は、渕上さんが最初に乗り込んできた時の描写(Realforce のキーボードを使用、など)からはじまっています。

渕上さんはむしろ、自分が有能すぎて(さらに、過去のパートナーもサードアイのように有能すぎて?)能力が低いメンバの気持ちを想像できないか、自然に切り捨ててしまう人なのかもしれません。
あるいは、PM の勉強はしてきたが、メンバの心理ケアまで調べなかったのかもしれません。今回の渕上さんの PM が付け焼刃らしいことは、主人公が聞いてきた噂話でほのめかされています。

今回の最後の引きからすると、次回で渕上さんの内面が見えるのかな? と思っています。

でじゃぶー

論理的な正しさだけで他人が納得するなら楽だよな。
年取れば別のアプローチを考えるものだと思っていたが。

まさと

このストーリーでおもしろいと思っていることの一つは、渕上さんや東海林さんが、できる人間だけれども、必ずしも好感を持てる人物に描かれていないことです。

東海林さんは前作の活躍があったので我々読者はヒーローとして期待しましたが、出てきた東海林さんは、技術こそすごいけれども、人間的には遠慮がなく、主人公から見るとつきあうのがつらい人物です。

> でじゃぶーさん

> 論理的な正しさだけで他人が納得するなら楽だよな。

これは PM の人間性などもからんできてままならない要素なので、IT 分野でプロジェクトに携わる人は、できれば無視して通りたい部分なのかもしれません。
コメントを読んでいると「論理的な正しさが大事」「プロジェクト成功が至上」という感覚の方もいるようです。

wm

>このストーリーでのメンバの扱いぶりは別として、それ以外の渕上さんの能力は高いんじゃないかと思っている一人です。
私もそう思います。
何回目だったかのタイトル、「もしプロジェクトマネージャが手当たり次第にマネジメント本を読んだら」から読み取れるように、盛大な勘違い(?)をしているのが問題なのかな、と。。。

>今回の最後の引きからすると、次回で渕上さんの内面が見えるのかな? と思っています。
これは楽しみですね。

それはともかく、仕事中の描写からは亀井くんが有能な描写が見られなかったと思いますが、最後になって妨害の時だけいろいろと仕掛けてくる所に不自然さを感じました。

saboten

TTさん
>結局パイは限られておりそこからあぶれる人は必ず出てくるのではないかと。
そうですか?私はやりたいことがたくさんあるし、課題は星の数ほどあると思います。

>加えてやりたいことがやりたいことのままであり続けるかも怪しいです。
>それが変わったらその都度仕事を変えるというのも現実的ではありませんし、どこかで妥協することになりませんか。
うーん。プロジェクトの途中でやりたくなくなったとかですかね?
まぁ、そういうときは止めてしまって、旅にでも出ればいいと思います。
生活できないという意味なら、我慢するしかないですね。
副業でもして稼ぐしかないでしょう。

>あとやりたいことと崇高なことの関連性はなんでしょうか。
TTさんが崇高なことができないからやる気がでません。
みたいなことを書いたと思いますが、ならやればいいと思います。
「全く新しいものを生み出す」のが崇高だと思うなら、そうすればいいじゃないですか。
誰も止めませんよ。

motton

> 仕事中の描写からは亀井くんが有能な描写が見られなかった
(1)~(2)話に
* まともにJavaの開発を経験したことがあるのは、あたしと亀井くんだけ
* 開発グループのメンバーの中で唯一の新卒採用
* JavaもPHPも、サークル時代に独学で勉強 (その経験を買われて配属?)
とあり、また、社員全員から拍手が上がるほど期待されたプロジェクトに抜擢
されたわけで、(主人公も含めて)会社からみてとりたてて有能ではないかも
しれないが少なくとも給料分は戦力にはなっていたと思われる人材でしょう。

# ヤル気と能力という面で、3つ目が今回の伏線だったようですね。

棍棒

sabotenさんは極論
TTさんはやや現実よりの話なんで、ずっと合わないですよ。

関係ない事で申し訳ないですが、
人命を最優先できなければ医者の適性がないとか、
医者やってていってます?違いますよね?

軽々しいです。

教師の方は兎も角、医者については自分は分かっていますが、
そんな事簡単に書けるのはちょっと思慮浅はかですよ。

K.Oumi

気に入らないといっては声を荒げ、逃げ道を用意していたずらをしかけ、しかも、そのいたずらが開発に関わった全員を愚弄している事に気が付きもしない。

せめて、逃げ道なしでガツーンとやってほしかったなぁ…

saboten

棍棒さん
>人命を最優先できなければ医者の適性がないとか、
>医者やってていってます?違いますよね?
もちろん私は医者ではないです。
ただ、人命を最優先できない人は医者の適性はないと思いますが、
違うんですかね?

棍棒さんの職業は分かりませんが、
もし医者なら、私の意見を極論と言うのは軽々しいんじゃないですかwww
極論だと思うなら何が極論なのか教えてもらいたいものです。

残念

>sabotenさん

最優先という言葉の定義にもよると思いますが、例えば

・いついかなる場所・時間でも、身の回りで命に関わる状態の人がいた場合、治療を行う
・患者が明らかに金が払えない場合でも、まずは人命を優先して、治療を行う
・重病で完治の可能性が低く、金もなく、高齢で「もう、俺なんか死んでもいいんだ」という人にも、熱意を持って説得して、治療を受けさせる

といったような事例が想定されます。
これを「人命最優先」の一言で、全ての医者に求めるのは、軽々しいでしょうね。

saboten

>残念さん
なるほど訂正します。
確かに常に人命優先というのは素人意見ですね。
あくまで例え話の一つにだしたというだけで、
世の中の医者をどうこういうのが主旨ではないです。

言いたかったのは根本的に情報技術者としての倫理観や美点があり、
それを理解しないで、金儲けや虚栄心に走るなら、
仕事自体にやりがいを求めないで欲しいということです。

…っていうかIT系の掲示板なのに結構そっち方面の人がいるんですかねw

Whiteball

個人的には、業種・職種に関係なく、自分自身が携わっている仕事に対して、「その仕事の本当の目的」を大局的に判断でき、「仕事に対する責任」をきっちり全うしようと思うと、それなりのモチベーションが必要だと思います。

亀井君はそこを勘違いしましたかね。

ただ、そういうモチベーションを「全員が持ってて当たり前」というのは難しいんですよね。
お金が稼げればいいだけの人、時間が潰せればいいだけの人、人によって仕事に対する姿勢はマチマチです。

だからこそ、役職があり、ISOがあり、仕組みで抑え込まないといけないのではないでしょうか。

軍隊等を例に挙げてらっしゃる方もいましたが、もちろん、個人の意識も素晴らしく高いとは思いますが、組織として強制的に意識を高める仕組みも存在していると思います。

最近、管理側の立場に置かれつつありますが、「会社」という組織は本当に難しいと思います。

TT

>さそうたけるさん

そうですね。保守の仕事を尻拭いで手一杯にしないためにも開発側がそういう意識を持ってくれるとすごくいいですよね。

>sabotenさん

なんか崇高~ではなくてやりたいことの話になっちゃってますが。

>そうですか?私はやりたいことがたくさんあるし、課題は星の数ほどあると思います。

sabotenさんの言う「やりたいこと」の大きさはわかりませんが、ある程度の大きさを超えたらそう簡単に手出しできないものになりませんか。
やりたいこととできることが重なってるものに限定すると、一を知ったら十を理解するような天才型でもなければそう多くはないと思います。
やりたければ出来なくても手を出すべきという意見もあるでしょうが、自分以上に出来る人が優先される現状それが出来る環境にありつくのは難しくないでしょうか。
そしてやりたくないけどできることに従事することが多いのではないかな、というのが僕の意見です。

>うーん。プロジェクトの途中でやりたくなくなったとかですかね?

プロジェクトの途中でやりたくなくなった、はさすがに責任感なさすぎるしあれですが…
例えばやりたいことだと思ってAをやってたけどある程度やってみたらBが気になってきた、けど区切りを超えてもAができるということでA関連の仕事をアサインされ続ける、とかでしょうか。
簡単に旅に出られればいいのでしょうがあいにく先のことを考えると「やめてやんよ!」というのは小市民ゆえなかなか難しく。

>TTさんが崇高なことができないからやる気がでません。
>みたいなことを書いたと思いますが、ならやればいいと思います。

こういうことを書いた記憶はないのですがどこが誤解を招いたんだろう。
やってることが面白くないのでやる気がでないみたいなことを書いたところでしょうか。

最初僕はsabotenさんの「崇高で高度な世界」という部分から技術的な側面だと考えていたんですが、最新の書き込みを見るに倫理観や美点といった精神的な側面の話だったんですね。
それでも、それを持たない場合はやりがいなんて求めるなというのはそのまま適用するにはいささか暴論だと思いますが。

saboten

>ある程度の大きさを超えたらそう簡単に手出しできないものになりませんか。
~そしてやりたくないけどできることに従事することが多いのではないかな
うーん。全体的に何の事を言っているのかよくわからないんですが、
とりあえず、何かやりたいことを探してコミュニティでも見つければいいんじゃないですかね?
技術力がないからできないとかは、まぁ、ねw

>例えばやりたいことだと思ってAをやってたけどある程度やってみたらBが気になってきた、けど区切りを超えてもAができるということでA関連の仕事をアサインされ続ける、とかでしょうか。
空いた時間にBもやればいいんじゃないですかね。

>こういうことを書いた記憶はないのですがどこが誤解を招いたんだろう。
>やってることが面白くないのでやる気がでないみたいなことを書いたところでしょうか。
>>崇高で高度なことをやってるのはほんの一握り、
>>あとは車輪の再生産をひたすらやっているような感じしかしません、特に仕事としてやる必要のあるものは。
この部分です。
まぁ違うにしろ、やる気がでないならやる気のでることをすればいいじゃん。
という感じは変わりませんが。

>最初僕はsabotenさんの「崇高で高度な世界」という部分から技術的な側面だと考えていたんですが、最新の書き込みを見るに倫理観や美点といった精神的な側面の話だったんですね。
最初に述べましたが、技術的な側面も美点の一つで、別に無視しているわけではないです。

>それでも、それを持たない場合はやりがいなんて求めるなというのはそのまま適用するにはいささか暴論だと思いますが。
うーん。そうですか。
金銭が目的なら給料もらってる時点でいいじゃないですか。
社会的な地位だとかなんかなら、まぁ、とりあえず職に有りつけてるからいいんじゃないですか?良くわかんないですけど。
逆に何を期待してこの業界を目指したのか聞きたいです。

名無しPG

何の事を言っているのか分かんないならスルーするか、まず理解に努めればいいのに
分かんないまま反論はぐだぐだ議論への第一歩じゃないですかねーw
良くわかんないのに、いいんじゃないですか?とか、適当すぎる

昔々のエンジニア

サラリーマンは上司を選べないし、組織の歯車にならなければいけない。
それは「理想」を追求することではなく、現実の選択だ。

業務の遂行を故意に妨害したら懲戒処分は避けられない。

亀井君みたいな理由で辞めていく者は、あちらこちらで見てきた。
実際は、いろいろな不満が蓄積して何か行動を起こしたくて「退職」を選択しているから、実ははっきりした理由など無い。

>特殊部隊でテロリストと戦ってる人もいますよね。そういう意義のある仕事に比べて
などと書いているから、「実際は汚れ仕事」だという「知識」を「作者」に伝えた。
「ハート・ロッカー」は爆発物処理班の映画だが、あれでもいい。

「こんな仕事に意味があるのか」は高校生頃に実際に思っていた。
ある教師の解答は「どんな仕事にも社会では役割がある。必要とされない役割は存在しえない。」だった。
卒業前の最後の言葉は、一言で言えば「実存的選択=社会的投機(アンガジュマン)」だ。

汚れ仕事の「特殊部隊」でも「役割」はあるだろう?
牢屋にいるしかないような社会不適応者でも活躍できるだろう?
誰からも感謝されず、イヤな上司が進める社内システム開発にも「役割」がきちんとある。

「亀井君の気持ち」は、できれば就職前に片付けておきたい「自己問題」だ。

「この環境(会社)では人間的成長が出来ない」ので、決断したのならば、それは「自己選択」だ。

俺は阪神淡路大震災の経験者。被災者ではない。
「仕事している場合じゃない」くらいの場面や気持ちはあったぜぇ。
被災して生き残った人は皆、口々に「生きているだけでヨシ」と言っていた。

結局 Show Must Go On しか無いのだ。

一個人は、各々果たすべき「役割」を果たしていれば、それでOK。

と、主人公が言うことと同じだな。

棍棒

sabotenさん


自分は「極論」だけで通じると思ったのですが、
まさかそこの説明を求めてくるとは思いませんでした。
ちょっと纏め過ぎでついてこれなかったみたいですね。

申し訳無いです。言葉足らずで。
申し訳無いです。説明して差し上げるほど優しくもなくて。

TT

それぞれ逆の立場だし面白い話が出来るかなと思ったけど無理そうなので撤退します。
ぐだぐだになるのは本意じゃないので。

まるも

>昔々のエンジニアさん
>特殊部隊でテロリストと戦ってる人もいますよね。そういう意義のある仕事に比べて
>などと書いているから、「実際は汚れ仕事」だという「知識」を「作者」に伝えた。

ちょっと勘違いをしてないですか?
「特殊部隊でテロリストと戦ってる人もいますよね。そういう意義のある仕事に比べて」
と言っているのは、作者ではなく、亀井くんですよね。これ、フィクションなんですから。
通常の(ノンフィクションの)コラムで、「特殊部隊でテロリストと戦うのは意義のある仕事だ」と書かれているわけじゃないってことをわかってますか?
だいたい、亀井くんの特殊部隊うんぬんというのは、冗談交じりの比喩であって、本気で思っているわけではないと、私は読んだんですけどね。

正直なところ昔々のエンジニアさんが何を言いたいのかさっぱりでした。
単に軍事おたくで、なまはんかな特殊部隊の知識を披露したかっただけなんでしょうか?

ちなみに、アメリカの特殊部隊の中には、入隊前に思想や犯罪歴などをきっちり調査されて、パスしないと入隊試験すら受けられないところもありますよ。
任務では人を何人も殺していても、本国に帰れば、ちゃんと奥さんや子供がいて、近所づきあいなんかも営んでいる兵隊さんだっています。
反社会的人格の持ち主ばかりじゃないよ。

Fu

亀井君が一線を越えたんですね...
SEとしては絶対にやってほしくないことだったのですが。

あと、この世の中には
「不要な仕事はない」
と考えています。
なぜならば、その仕事に対価を支払うということは、その仕事に対価を支払う価値があると考える人がいるからです。
TTさん
「保守はトラブル無しがあたりまえ」という風潮はありますね。
そして、感謝されるのはトラブルを最小限に被害にとどめた時等、マイナスをゼロにうまく戻せたときくらいだったりしますね。
そう考えると確かに喜ばれる仕事に魅力を感じたりするかもしれませんが、世間の仕事の大半はうまくいって当たり前の仕事だと思います。
水道から水が出ることもごみがいつの間にか処理されることも電車が時間通りにくることも暗証番号とキャッシュカードでちゃんとお金が下せることも、すべてちゃんとできることだけでは感謝されない大勢の社会人に支えられています。
公務員にいたっては、税金の計算、徴収、インフラへの税金の使用というところでむしろ恨まれたり、ののしられたりしています。
(ここでいわゆる税金泥棒的なひどい公務員の話はなしで... どの組織にもクズはいます。話がややこしくなりますので^^;)

そう考えると、保守の仕事も必要な仕事だと思えませんか?
実際、構築は一瞬ですが、保守は一生(ライフサイクルという意味で)ですから。
いや、構築も数年かかったりしますがw

保守も主となると、誰よりもシステムに詳しくなったりしますw
主をめざすのも道の一つかと...

又三

まるも氏

>と言っているのは、作者ではなく、亀井くんですよね。これ、フィクションなんですから。
フィクションだから、亀井くんを通して、作者自身が言っているのでは?

>正直なところ昔々のエンジニアさんが何を言いたいのかさっぱりでした。
昔々のエンジニア 2012年7月18日 (水) 18:57を読めばわかるけどね。

>単に軍事おたくで、なまはんかな特殊部隊の知識を披露したかっただけなんでしょうか?
そういう無意味な嫌みのせいで他人から嫌われるということが理解できないのかな。
そういうところが「荒らし」と呼ばれる所以なんだろうな・・・

さそうたける

なんか、また話が難しい方向に行っている。。。

要するに、金儲けとか自己実現を仕事の動機にしちゃうと、
他人への迷惑を二の次にしちゃう危険性があるってことじゃないかしら。
我々、技術者の持つ能力っていうのは、他人にメリットを与えられる崇高なものであって、
決して己の利益のみを追求するあまり、他人を傷つける事があってはならない、というだけのことじゃないかしら。

ただ、仕事のやりがいを金儲けとか自己実現に求める人が、
必ずしも他人を犠牲にしても構わない!と割り切っていると決めつける必要は無いかと。
多分、「もちろん他人を犠牲にしてまで金儲けや自己実現を追求しようとは思わない」と思っている人や、
「すみません、そこまで考えが至っていませんでした」
という人の方が大多数なんじゃ?と思います。

さそうたける

>「すみません、そこまで考えが至っていませんでした」
>という人の方が大多数なんじゃ?と思います。

まあ、こういう人は悪気が無い分、たちが悪いので、もう少し深く考えて欲しいと思いますが。

k

「金目当て」となると某エースシステムなんかが結構鮮烈でしたからね。

おたま

社内システムが低減した工数では社員は幸せにならないんだよね。
もし1時間余裕が出来たら、1時間分の仕事を増やされるだけ。
仮に8人の仕事が1時間ずつ空いたら誰か一人が辞めさせられる。
Aさんの仕事をシステム化したら、Aさんの居場所がなくなったなんてザラにあること。

これは社内システムに携わる人間なら一度は葛藤する事柄だと思う。

空いた時間でネットで遊べる? 1時間早く帰る? (ヾノ・∀・`)ナイナイ

細川

元SASの有名人ってゆーと、ベア・グリルスさんを思い出すなあ
あのディスカバリーチャンネルで、蛇とか昆虫喰うどころかラクダのンコ汁とか飲みながらサバイバル生活紹介する人

蛆虫喰ったり羊の屍体から剥ぎ取った毛皮を寝袋代わりにするのはさすがに真似できないwけど、そんななかで彼が軍人、特殊部隊所属で培った「決してあきらめないこと」とか「ピンチな時こそ冷静に、客観的に考えること」みたいなのは、自分にも役立つだろうなあ、と思って見てたな

今回の展開は、何話か前に亀井が鯖室で10BASE-TのバカHUB見つめてた段階である程度予想が付いてたけど、淵上の詰めの甘さがやっぱ気になったなあ

「ぼくのかんがえたさいきょうのまねじめんと」には、デモシナリオの完走は確認済みであること、ってのはなかったのかよ?と。直前に唐突にDBデータ差し替えでぶっつけ本番なんて、普通に考えてありえないし

ま、淵上はある意味SASみたいな特殊部隊兵士並wの生存能力と政治力を駆使できる奴だから、その特殊能力を駆使して次回亀井と日比野をどう血祭りにあげるのか、楽しみだがw

keeper

>>と言っているのは、作者ではなく、亀井くんですよね。これ、フィクションなんですから。
>フィクションだから、亀井くんを通して、作者自身が言っているのでは?

いやいや、それはちょっと極論すぎでしょ。
作者の心情に一番近いのが、ふっちーなのか、主人公なのか、亀井くんなのか、誰でもないのかは、それこそ作者しかわからんでしょうに。

小説の登場人物が言っていることが、全部作者が言いたいことのわけないでしょう?「おれは人殺しなんか何とも思わないぜ、へへへ」って登場人物が言ってたら、作者はシリアルキラー?そうするとさしずめ赤川次郎なんかは、大量殺人者ですな。

toanna

亀井君のやったことは何かこうヌルいですよね

組織。。そう組織として断罪されるのは当然としても
決定的な破壊じゃなかったり最後に渕上マネージャーのもとに向かったりと
中途半端な感じがするのですよ

とうことを踏まえると
上司への怒りはあってもそれが思いの根源ではなくて
きっかけでしかないように感じます。

震災のこと、価値観のこと、そういった心の内側に感じた矛盾が
今回の行動を起こした本当の理由ですよね。

そして上司の完璧主義の暴走と同様に「想い」を暴走させてしまって暴挙に出る、と。

# 上司への不満は、暴挙の言い訳でしかないかもしれない

上司とぶつかったことも、形は違えど同じように他人に迷惑をかけるところも
2人は似ている一面があるのかもしれませんね。

悩み自体については誰もが通る道ですよね。
タイミング悪く(亀井にとってはタイミングが良かったのかもしれないけれど)
たまたま今回だったのであって、とても価値のあることだと思います。

感情が動くこともなくPGなんて苦行を黙々とこなす人のほうが不気味ですし
そんな人と仕事したくない。。

ということで進化の過程には必要なイベントなので一気にレベルアップしちゃうかな?
いつか未来の亀井君と仕事がしてみたいです。


今回のことはやってはいけないことではありますが
少なくとも社内システム案件での出来事であったことが不幸中の幸いかな

Fu

ふと思った妄想...
渕上マネージャーは遅延問題が発生した時、すぐにでも解決せよと主人公に指示した。
→つまりこの問題がバグではなく、デモ環境の問題であることに気がついていた?

これ、デモ環境オンリーでデモやっていたらもろにバカHUBの遅延でまともなデモにならなかった?
→本番環境を使うことにしたから3回に1回ですんだ?

そこから導き出される答えは!
亀井君は渕上マネージャーにはめられた???

あくまで個人の妄想ですw

あと、私たちSEはその気になれば中小企業であれば会社つぶすことができるくらいの権限を与えられていたりします。
フォーマット一発でメールだの業務データだのふっとばすのなんかわけないですよね。

最近だと某ソフトバンク子会社がレンタルサーバ内のデータ全部削除したけど復旧無理ってやらかしてますよね。これは作業ミスでですが...
あれいくつかのユーザ会社の業務止まってその会社傾いたりしたんじゃないかなと邪推しています。

であるからこそ、高いモラルと責任感を持って誠実に業務を遂行しなければいけないと日々考えています。

としろう

んー、皆があまりに亀井君に冷たいので(俺も余計な邪魔については馬鹿だと思う)
確認したいんだけれど

亀井君位の若いうちに、夢や情熱も悩みも無く、
現状に逆らいもしないような人間が良いというのだろうか?

ITドカタと言われる状況が無くなっていれば
単純に金の為などと単純な事だけでも、各種障壁があっても心が支えられるだろうに。

としろう

Fuさんへ

>であるからこそ、高いモラルと責任感を持って誠実に業務を遂行しなければいけない

それは会社の方針と見合った報酬が有ってこそ。

何かがあったらという評価を正しくしようとしないほうが悪い。
サイバーノーガード戦法とか色々呆れたようなものが沢山ある。

安かろう悪かろうというか、安物買いの銭失いかどうか判断できないとね。
某レンタルサーバの件も有る意味、利用者からしたら
削ったコストとは安全マージン若しくは保険料相当だったかどうかと。
何でも個人に責任を負わせるのは良くない。
エンジニアの気概としては、意識しておきたいモノである事は同意だけれど。

elbereth

俺は、どうしても亀井くんが逆らうべき現状なんて読み取れないんだよね。何で爆発したのかさっぱりわからない。
自分自身は毎日定時で帰ってたわけだし、ホライゾンが大変な事になった真の原因が、ホライゾンメンバーのスキル不足にあったこともわかってる。
プロジェクトの遅延もマネージャが手を打ってくれた。
夢とか情熱とか悩みで爆発しちゃったの?理解できない。

elbereth

逆らうべき現状なんてものがあって、情熱があるならなんでもっと早いうちに直接渕上マネージャにぶちあたったり、主人公を巻き込んで現状を変えようとしなかったんだろうと思うよ。
俺が思う亀井くんにピッタリな言葉は、私怨とか逆恨みとか、なんかそんなネガティブなものしか思い当たらない。

Fu

としろうさん
「責任感」ね。
SE個人に責任を負わすのはダメです。
報酬はみあいませんねぇ。他社にお金を払わないから自社にお金を払う会社が減っていくという負のスパイラルをいいかげんやめないと、安かろう悪かろうがはびこる不幸な社会が生まれるんですけどね。
(もう生まれたと思う。ソフトバンクと中国製品によって...)

何かがあったら(リスクが顕在化したら)どうするのかを検討するのは重要ですよね。
リスクが顕在化しないようにするだけではいつか必ずトラブルになります。
「備えて無駄にする」ことが重要です。
これを怠って痛い目にあったあげくに「運が悪かった」と考える輩が増えているのは感じます。
備えが無駄になったことはいいことであるはずなのに、損をしたと考え、無駄をなくすべきと言って、次からはその備えをなくすことを考える人を見るとめまいがしますね。

keeper

>俺は、どうしても亀井くんが逆らうべき現状なんて読み取れないんだよね。何で爆発したのかさっぱりわからない。

ふふふ。
それは、恋ですよ、恋。これは片思いしているメガネっ娘にひどい仕打ちをしたふっちーに対する嫌がらせですよ。それしかないですね。
それが照れくさくて、やりがいだの価値だのと、とってつけたようにもっともらしいこと言ってるだけに決まってるでしょ。
恋は盲目。

toanna

elberethさん経由でkeeperさん

てっきり自身への反抗とか、売れない歌詞のようなことを考えていましたが
恋でしたか、じゃあ仕方がないですねww

それはそれで大変。

又三

keeper さん

>作者の心情に一番近いのが、ふっちーなのか、主人公なのか、亀井くんなのか、誰でもないのかは、それこそ作者しかわからんでしょうに。
なるほど、確かにそうですね。
作者が登場人物の誰かに一方的に肩入れしているとは思えないですからね。
主人公目線で他のキャラクターを語らせるハードボイルドの手法を採ってますが、主人公にどこか「甘さ」があることで、読者は迷宮入りしてしまいます。
これはきっと意図的にそうしてるんでしょうね。

私なりの解釈なんですが、作者はこれまでも一貫して「SE/PGの矜持」をテーマについて語っていると思ってます。IT業界に身を置く一員として常に「SE/PGの矜持」とは何かを読者に対して問いかけているように感じています。

ワンダーランドに迷い込んだアリスのように、主人公はSEの旅を続ける中で、多くの個性的な登場人物と出会い、そこで主人公は何を考えさせられることになるのか・・・私は「矜持」という言葉が思い浮かびました。

渕上さん、亀井くん、ムツミさん、東海林さん・・・彼らは主人公を成長させるための肥やしみたいな存在なのかも。

登場人物達はデフォルメされ戯画化されることでかなり個性が際だってますが、それこそ現実世界ではよく見かける人達でしょう。このキャラ達の言動に我々は反発したり、親近感を感じたりして、それを議論するうちにコメ欄はついつい熱くなるみたいですね。

自分の矜持をかけた議論に関しては、誰しも一歩たりとも引けないんだなぁ、ということを実感します。

ホライゾンの新人へのいびり方を見ても
ふっちーと亀井君の思考回路にはたいした差がなさそうには見えますね。
強いて言うなら何を重視しているか、か。

仕事がうまくいけば問題ないという考えの元では
亀井君の行動は矛盾だらけだし、ホライゾンは犠牲になってしかるべきという
結論になる。会社組織としても肯定せざるを得ない。
その考え方自体に反発する人もいるという、当たり前の話ですな。

まあ冷たさを感じないのは駄目と言わないまでも、理解できない人は
自分が失敗した時に理解できない報復を受けるんじゃないですかね。
別にIT系企業や上司と部下の話に限ったことではないですし。

saboten

名無しPG
>何の事を言っているのか分かんないならスルーするか、まず理解に努めればいいのに
>分かんないまま反論はぐだぐだ議論への第一歩じゃないですかねーw
>良くわかんないのに、いいんじゃないですか?とか、適当すぎる
うーん。別に理解しようとはしてるけど、漠然とした話だからわけわからんってだけじゃん。しかも、提案してるのになんで反論になるか意味がわからないんだが。

TTさんに対する印象は、何でこの業界に入ったのか分からないし、何がしたいのかもわからないし、どんな世界だかも分かってないって感じwww

どりみ

まぁあれですね。
他人のダメなとこ責め立てるのはこのコメント欄見ても分かる通りとても簡単なことですが、
そのダメな人をどうにかまともに扱うのも一つの能力ですよね。
悲しいかな程度の差はあれ世の中ダメな人の方が多いので、選りすぐりの少数精鋭でもない限りはその手の能力も結構重要になると。

ふっちーにはそれが決定的に欠けてたんだろうし、磯貝課長は逆にその手の能力には長けてたんでしょう

うとぅん

数日振りに見たら何やら盛り上がっていた・・・。

> saboten様
私が金の為にやってるって言ったのが気に食わなかったのでしょうかね。
どうも夢と希望に溢れる中高生の香りが漂ってきます・・・。
あるいは相当ぬるい職場しか経験していないのか・・・。
それはそれでいいことですけどね。
私はずっとSEやってますが、金を気にしない人はSEに向きません。
何故なら、SEは単価が高いからです。
自分が1時間働くと、客はいくら払わなければならないのか。
厳密に知る必要はありませんが、感覚としては考えておかなければなりません。
時給2000円で働いていれば、客は時給4000~5000円くらい吹っかけられてると思ってください。

その中で、過剰にスマートなソースを書いたり、過剰に要求以上の性能を求めたシステムを作るのはナンセンスです。
つまり、高度な技術を求めるより、基本的には平均値で早く出来ることを求められる業界だという事です。

確かに技術がすごい人というのは実際に居て、平均的なSEよりすごいものを作れます。
ただ、それが客に感謝されることに直結するわけではありませんし、ただの一要素に過ぎません。
まぁ、実際に学生さんとかに言っても理解されませんし、その辺は経験して下さいとしか言えませんかね。
中途半端で申し訳ないです。

ちなみに、
前にも書いた通り、私は自分のスキルで効率よく稼げるからSEをやっている訳ですが、
金が欲しい時は儲かる会社に、暇が欲しい時は楽な会社に行っています。
私はインフラ系SEなので引く手数多ってのも、この業界にいる理由の一つですね。

kuukiyomenaihito

方程式(改良型船内コンピュータ) 淵上
宇宙船 ITマネジメント課開発グループ
燃 料 ホライゾン 
薬   勤怠システム
目的地 3月
パイロット あたし
密航者 亀井

目的地に薬を届けるため、あたしは、宇宙船を操り飛び立ったのだけれども
途中、改良型船内コンピュータのお陰で燃料が不足したり
密航者がいることが分かったりして
燃料が無くなって予備の燃料を投入、さらに効率的に燃料を使えるように改良、
機関長は、方程式から密航者を匿ったけれど、見つかってしまい、
あたしは、泣く泣く密航者をエアロックの外に放り出しました。
つづく。
しかし改良型船内コンピュータのさらなる暴走により
目的地に到着出来ず、あたしは、暴走を止めるため
改良型船内コンピュータを破壊、改良型船内コンピュータは、
デイジーデイジーを歌い出した。
つづく。
コントロールを失い墜落していく船の中、あたしは、緊急システムを
作動させることに成功。
少し離れた場所だったけど着陸して薬を届けることが出来ました。
エピローグ
あたしは、つくづくパイロットには向いていないなあ
と思い宇宙船を降りることにした。もちろんペットの亀も一緒である。
エンドロール
火星的な風景の中、朽ち果てた船が写る。
船は、今でもそこにある。
おしまい。

さそうたける

そう言えば、どうして渕上さんが旧勤怠管理システム開発に失敗したのか、
理由が明らかになってないですね。
来週あたりに語られるのかしら。

意外と亀井君の様に、ベンダーの女性担当者に恋してしまい、
私情で誤った判断をしてしまったとか。
そして、その女性担当者というのがエースシステムの高杉上級SEとか。

・・・だめだ、こんな空想が頭をよぎるなんて、俺疲れてるな。。。
休んだ方が良さそうだ。。。

saboten

>うとぅんさん
>私はずっとSEやってますが、金を気にしない人はSEに向きません。
>何故なら、SEは単価が高いからです。
ええ、私は無駄に残業しないし、常に生産性の向上は考えます。
この場合は金というか工期ですね。
大体営業がやりますが、交渉好きな顧客には初めにふっかけたりもします。
金を気にすることと、計画を立てれないのは別物だと思います。

>過剰にスマートなソースを書いたり、過剰に要求以上の性能を求めたシステムを作るのはナンセンスです。
スキルに依存する部分が時間とペイオフなわけではないですね。
むしろ逆だと思います。

別に金が目的なら金が目的でいいですよ。
ただ、たまに「プログラミング嫌いです」とか言ってる新人が、
「仕事つまらないです」とか言ってきたら、
何だよこいつwwwって思うだけです。

としろう

Fu さんへ
>「責任感」ね。
勿論わかっていますよ。
だけれども、それを言うのが会社の上司だったり顧客だったりすると
「責任」までも求めている事が多いのでは無いでしょうか?

elbereth さんへ
>逆らうべき現状なんてものがあって、
>情熱があるならなんでもっと早いうちに直接渕上マネージャにぶちあたったり、
>主人公を巻き込んで現状を変えようとしなかったんだろうと思うよ。

ある程度未熟者であれば、暫くは「そうなのかな?」と疑問に思いつつも
社会人として上司・命令に従うものだろう。
それで十分な実力が無いのでまだ渕上氏に対抗できなかった
釣られて暴言吐いて左遷された後では色々時既に遅し。
まあ、皆貴方の言うように出来る精神と力を問題の時に持っているとは限らない。
行動を起こす前に手遅れになったとかもね。

加納

>亀井君位の若いうちに、夢や情熱も悩みも無く、
>現状に逆らいもしないような人間が良いというのだろうか?

夢を語るとすれば、そもそもコンピュータに興味を持つようになったのは
BASICのLINE文で線が引けたときぐらいですかね。

コンピュータってこんなことが出来るんだぁ、なんかすごいなぁっていう
感じですか。

もう少し哲学的(倫理的)に言えば、コンピュータ含む科学技術に対する
畏敬というか、憧憬というか、科学技術が進歩することで世界を良くなっていく
はず、という一種の「科学教」のような確信があるのだと思います。

で、そのためには「技術者の倫理」が必要だということで
すこしだけ哲学(アリストテレスからカントを通じて、デリダまで、か)
勉強して今に至る、というとこですかね。

「逆らい方」についてはいろいろ考えてみましたが、
結局、他人を、自分の都合よく動かそうとするやり方はすべて無意味でした。

>つまり、高度な技術を求めるより、基本的には平均値で早く出来ることを求められる業界だという事です。

ちなみに尋ねてみたいのですが、「平均値」に対して高い単価を払う顧客は
いないと思います。

とするならば「平均値」の単価はだだ下がりし、「技術者」が正当とする
単価は払われなくなるでしょう。

で、払われなくなったらどうするのでしょう?

(1)きれいさっぱり「技術者」は廃業し、別の仕事を探す
->で、現状だと仕事はなく、生活保護を受けるようになる。
(2)払われた単価分のみ仕事をする。エレガントな方法なら計算量O(1)で
 作れるところを、べたべたな、O(n^2)で実装する。
->技術者の倫理を考えると釈然としませんが。

elbereth

> としろうさん
> まあ、皆貴方の言うように出来る精神と力を問題の時に持っているとは限らない。

いや、そういうことではなくて、亀井君の会議での発言や今回のデモ妨害は情熱とかから来るものでは無くて、もっとネガティブなドロドロしたものから来てるんじゃ無いかって思ったって事。

仮に情熱があるのだとしたら、もっと早く手を打てと。

しろ。

仕事のやりがいの話になってきたので、思わずコメントを残します。
自分は元社内情シス部門で現在は経理部門で働く公務員です。
別に働きが悪かった訳ではなく、定例の人事異動というやつですが
実際経理部門に移ってから仕事に対してモチベーションは下がりましたね。
内製のシステム開発やってた頃は主人公と同じように、何処かの誰かが笑ってくれると思ってやっていたので、今の仕事にやりがいをあまり感じないですね。
それでも経理をやらないと全ての仕事が回らなくなりますから。
自分を仕事に合わせないと、仕事はつづけることができないよなぁということを感じて日々を過ごしています

クリケット

文中で出てくるミスチルの歌は「彩り」ですね!
この歌、私は大好きです。

としろう

elbereth さんへ
>いや、そういうことではなくて、亀井君の会議での発言や今回のデモ妨害は情熱とかから来るものでは無くて、
>もっとネガティブなドロドロしたものから来てるんじゃ無いかって思ったって事。

勿論元発言に書いてあるので、その可能性が高いと思っている事はわかります。

ですが、

>仮に情熱があるのだとしたら、もっと早く手を打てと。

これに反論

情熱が有る→早めに手を打つ

これが結構出来ないもんだという事で説明した。
それでどうしてこの反応

この業界の人間でも前回のコメントみたいに話が通じないのに
増して一般人ではもっと話が通じない
だから開発者はコンピュータ以外とも激しく戦わなければいけなくなって
なかなか幸せになれないのでしょうね。
この話みたいに身内も敵みたいに当たってくるし。

elbereth

まあ反論されても困るんだけど、一切何もせずに単なる指示待ち人間にしか読み取れなかった亀井くんには、情熱なんて無かったんじゃないのってことなんですよ。

何もしないけど情熱はあります、って言われても、それって本当に情熱あんのって思うけど。
行動に移せない人は評価できません。

Fu

年齢や職種、今獲得している権限と責任によって立場が違うということはわかりますが....

やりがいや権限、情熱を与えてくれる人はいません。
自分の頭で考え、道筋を描いて進むしかないです。
不満は解消してもらうものではなく、自分で取り除くしかないです。

個人的には亀井君のような理由での転職は後戻りにしか見えないのであまり評価できません。
当然ながら与えられた権限を無駄に使う破壊行為は唾棄すべき行為と考えています。
吐いたつばはのみこめんのじゃー

さて、吐いたつばをなかったことにしようとしている人にそのつばがかかっとるんじゃーということを理解させるにはどうすればいいのか...

秘めたる想いを即実行に移せる人がたくさんいるなら
ウブな高校生の恋愛小説なんて成り立たないと思いますよ。
「さっさと告れよバカ」で終わってしまいますからね。

まあ結局、冷たい人には冷たい方程式が降りかかるわけで。
降りかかった結果渕上マネージャのような無感情な態度の人間が
誕生するのかもしれない。
(そして更に冷たい方程式が来て以下ループ)

毎回人に裏切られる人が、大抵は無意識に人を裏切り続けているように。
配慮が足りない部下に囲まれている人が、周りから無粋な人だと思われているように。
自分の人生に対する考え方、割り切りがそのまま跳ね返っているだけなのです。

うとぅん

> 加納様
BASICのLINE文で線が引けたときって・・・。
私と同じだ!
DOSの時代、私は小学生でしたが、その時から私にとってPC98は魔法の杖になりました・・・。

そういう話をすると悲しくなるものですが、
>>つまり、高度な技術を求めるより、基本的には平均値で早く出来ることを求められる業界だという事です。
>ちなみに尋ねてみたいのですが、「平均値」に対して高い単価を払う顧客は
>いないと思います。
そうではないのです。
いるのですよ。というか、先進的なものを嫌う業界もあるのです。
端的にお答えするなら(2)です。
O(n^2)で満たせる要件ならそれでいいのですよ。

まぁSEと一概に言っても色んなものがありまして、
特に私の職場は銀行やら官公庁系のサーバとシステムを作っていました。(今は一時的に自由なとこにいますが)
そういった所では、レガシーこそが正義なのです。
言語やフレームワーク選択の段からして、実績や会社の戦略なんてものを持ち出されます。
PGはRD,UI,SS後に来て、SS通りの動きを求められるだけで、
そこに創造性や先進性なんてものは介在する余地がありません。
(もちろん関数レベルでロジックに少し面白い手法を使うくらいはできますが・・・。)

更に、前にもちらっと言いましたが、私は基本的にインフラ系SEです。
(プログラムも多少やりますが、仕事でやるとつまらないので、基本は趣味でやっています。)
銀行、官公庁系のインフラというのは、輪をかけてレガシーです。
OSはRHELかUNIXだし、ストレージはSANの面白みのない普通のストレージだし。

今は中規模の会社に居て、それなりに最新のOSSを触ったりしているのでいいですが、
大企業のSEに求められるものは、未だにレガシー志向が根強いと感じています。
Fとかみかかに居た時は非常に感じましたね。
このモリシタ精機という会社も、K自動車100%出資ということなので、
恐らくはこの会社自体の規模に拠らず、大企業ノリであると推察できます。

回りくどくなってしまいましたが、
だからこそ「平均値」を求められるのです。
「高性能」「先進的」「革新的」といったようなものは、こういう会社は研究所でやっています。
だからSEに求めるものというのは、「低価格」「必要最低限の性能」「確実性」だけなのです。


長文失礼いたしました。

elbereth

> うとぅんさん
俺の印象とちょっと違います。
最近やったシステムだと、富士通の新営業店システムやNTTデータの新料金システムに入りましたが、富士通やNEC(新料金システム)なんかは、革新的と言ってもいいくらいの技術をそれらのシステムに投入してましたよ。
確かに、体質は古いものがある部署もあるんでしょうが。
NTTデータは最近かなりの本気度でアジャイルへの取り組みを始めました。成功するかどうかはわかりませんが、是非成功してほしいと思ってます。
最近は、社内プロダクトの仕事ばかりやってるので、大手の内情はよくわかりませんが、変わりつつあるんじゃないかと、希望もこめてそう思います。

又三

>銀行やら官公庁系のサーバとシステム
>そういった所では、レガシーこそが正義なのです。

官公庁(大規模)に勤める者として完全に同意します。
Teedaなんて今回初めて知ったよw
そこはミッション・クリティカル業務への導入実績さえあれば...なんですがね。

閑話休題...前作ではこんな話がありましたね。
>途中で追加作業となった分、バッチの対応作業分を合わせて、682万円の請求書を切れそうとのことだった

システム開発ってこんなに安いもんなの?
ウチならこの5〜10倍は払わされるかもしれない...それだけの仕事量だと評価した俺って甘すぎるのか?
税金は大事に使わないといけないのにね。

ロビー

システム開発ってこんなに安いもんなの?
ウチならこの5〜10倍は払わされるかもしれない...それだけの仕事量だと評価した俺って甘すぎるのか?

単なる作業員として行ってるんだからそんなもん。

5〜10倍ってちょい中規模〜ちょい大規模ぐらいでっせ。

そんなにくれるなら俺が行きたいわ。

elbereth

1人月300万とか払ってるとか?

Fu

としろうさん
>だけれども、それを言うのが会社の上司だったり顧客だったりすると
>「責任」までも求めている事が多いのでは無いでしょうか?
うーん、上司が責任を求めるのはひどいな...
役職者は責任を取るのが仕事です。
もちろん、担当者は責任感を持って職務を遂行すべきですが、何らかのミス等があったばあい、お客様にごめんなさいするのは責任者である役職者です。
あと、顧客は会社に対して責任を求めるのであって、個人に責任を求めるわけではないと思います。
もちろん、窓口となっている担当者に対して責任を求めてくるとは思いますが、それは担当者個人に向けてではないことを認識しないと対応をまちがうおそれがあります。
一人月300万... どこのぼったくりコンサルだw

としろう

Fu さんへ

>うーん、上司が責任を求めるのはひどいな...
俺個人には今の所上司ってのはないけれどな

>役職者は責任を取るのが仕事です。
建前はそのはずだが、世の中トカゲの尻尾きりというか
スケープゴートにまつり上げってのがあるでしょう。
会社間で子会社の責任になってたり。

まあ、一人月300万とかも、結局は人月がオカシイのであって
全ては報酬に対して十分な効果が有るか無いかが重要
結局、経過はどうあれ価格に見合った物が出来れば良いだけのはずが
あれこれ横槍に人月コスト計算のせいで変になるこの現状は
中々変われない。

Fu

としろうさん
>会社間で子会社の責任になってたり。
これはまた別の話のような気がします。
会社間の話であれば、ありますね... 親会社が絶対という風潮が。
でも、子会社や下請けがしでかしたことで、親会社がペナルティ受けることもよくありますよ。
セキュリティ(情報漏えい)関連だとよく見かけますよね。

人月300万... これを見せずに実質これにすることができれば、世間のシステムはもっといいものになるのに!と思うことがよくあります。

我々技術者の技術がお金に換算しづらいことから生まれた人月が、技術力にかかわらず、時給いくらに換算されているのは不愉快ですね。

短い時間でうまく終わらせると、高いと言われるw
トラブル等であしがでても見積もり以上の費用をいただけることはほとんどない。
とはいうものの、いい解決策は見いだせてないです。

又三

人月ベースの請求書はまったく信用できないですね。

ウチの場合、ベンダーによっても違いますが、概ね1人月は100万から150万円あたりまでが相場かな。機能ひとつ追加するごとに、5〜10人月くらいは平気でふっかけられます。

でもこれ開発要員を1月あたり5〜10人追加投入するという意味ではないですよ。単なる請求上の単位でしかないとベンダ自信が明言しますから...だったら何なんだよ、その人月の算出根拠は!というやりとりは昔よくしてたな。

当初開発費で数億かかってるなら、仕様の追加・変更で数千万円、下手すれば億単位を追加投入することがよくあったなぁ。今は予算のしばりが厳しくて、おいそれと変更契約できないが、追加請求できないなら仕事しません、というベンダもありますからツライところですね。

これが現場の開発スタッフに完全に還元されるなら納得もできますが、そんなことはさすがにないでしょう。でも、ボッタクリだとも言い切れない。我々はまだ、成果品に見合う適正な対価を判断するだけの「高度なマネジメント」能力を獲得していませんから。

メインフレームの時代はマシンを納入したベンダが利益を独占した。システムリプレースをオープン系サーバで行う方針としてからは、群雄割拠の時代に変わったけど、運用まで含めたコストを考えたら果たして効率化されたといえるのかどうか...

ユーザとしては「使いやすいシステムを適正な費用で調達する」ことが目標だけど、道のりは険しいですね。でも、あきらめてはいませんよ。特に新しい技術に対する期待は大きいです。必ずやブレイクスルーはあると信じています。

アラファイブ

日本的経営を止めたと言う事は、即、彼のような鬼軍曹を意図的に
創り出すと言う事で、

つまり、現在の鬼はたこ殴りにすれば金銀財宝をはき出す鬼では無く
ちょっとやそっとの力量では確実に返り討ちに遭う鬼で、

しかし現在の日本にはその様な鬼の下にしか仕事は存在せず、

それ故、現在の鬼の生態を配慮しないとえらい事になる(権限などは
その鬼を縛る、ごく少数の制限なので、それを見極める目を持てとか)
という事でしょうか。

お金がジャブジャブある時はお金で報いる事が出来たでしょうけど、
今は出来ないので権限がその代わりになっていて、しかしその様な
霞では最終的には食っていけないので、当然権限を利用してお金を
儲けないといけないですが、

あからさまな批判はその儲けのねたを強奪する事につながり、よっぽど
心してかからないと、返り討ちに遭うでしょう。

ですかね?

又三

さっきはコストのことで思わず愚痴ってもたけど...
業界としてしっかりと儲けることは大事なことや、個人的にはそう思てます。
でないとマジで食ってかれへんもんね!

「俺はボクシングで世界一になるねん」と決意しても、統一団体傘下の有力ジムとかに所属して、力のあるプロモーターにマッチメイクしてもらわなければ世界チャンピオンにはなれない。ただケンカに強いだけの普通のアンチャンで人生終えるだけ。

AKB48だって戦略的な興業を続けてきたからこそトップアイドルにまでのし上がった。ただ可愛いだけの存在で勝手に人気が出たわけじゃない。そこは芸能界の浮沈を読むことに長けた興行主の作戦勝ちの要素が強い。

自分が稼得する金は、自分の努力の成果であり、実力で得るものだ、と考えるのは必ずしも正しくない。お金は業界に対して支払われたものが配分されるものだから、業界そのものへの資金流入が滞れば、おのずと実入りも先細る。

野球の二軍選手の方がサッカーのJ1選手よりも知名度高くて年収も多いことがある。サッカーはこれだけ人気出てきても、日本ではまだまだ業界としての認知度や資金力は野球の方がずっと上やから。

才能生かして土方仕事で日銭を稼ぐのもよろし、でも将来的には不安が残りますね。技術力があるとかないとか、そういうことだけで今後もずっと、必ず今以上の生活を維持できるという保障はないからね。

自分も業界の一員やと自覚して、自分のことを語るだけじゃなくて、業界全体のことを考えていくべき時期に来てるんやないですか?でないといずれ自分の身すら守れなくなるで。

インフラ利権は外資に全部押さえられてしもた...システム組むときの材料ときたらRedHatとかHP/UXとかMicrosoftとかOracleみたいな「外国製ブランド品」ばっかりやし。こういうブランド品にはライセンス料とかサポート費みたいな固定費を言い値で払わされてるが、日本企業にはその場その場での「手間賃」を値切りながら払ってるというのが現状ちゃうかな?

お金を稼ぐ経営者が必ず口にする「差別化」「ブランド力」「顧客中心」というキーワードやけど、技術者自身はそういうことどのくらい真摯に考えてるのか、というのが気になるね。

そういうことは経営陣が考えることやし...という発想なら、このまま「高度なマネジメント」を適用されていく運命なのかなぁと感じますね。

ロビー

人月ベースだから信用できないんではなくて、金額の根拠が見えないから信用できないんじゃないか?

それにしてもだ。どんぶり勘定で見積りして開発終盤で右往左往するSIerがなんと多いことか。

としろう

Fu さんへ
>子会社や下請けがしでかしたことで、親会社がペナルティ受けることもよくありますよ。
>セキュリティ(情報漏えい)関連だとよく見かけますよね。

まあそうだけど、上司部下の構造と同じで監督責任もあるので同じで発注元が叩かれて当然
派遣と同じで、本来はリースのように短期間借用なら割高になるのが正しいのに
価格も安く、何か有れば責任を押し付けて尻尾を切れるように扱われる下請け
自社で囲う素性の知れた社員が責任をもって行うようにしないでやらかすのは
やっぱり責任が無いとは言えないでしょう。

又三 さんへ
>ユーザとしては「使いやすいシステムを適正な費用で調達する」ことが目標
「使い易い」よりは、「役に立つ」事のほうが上位ですね。
そして「適正な費用」は、開発費用などの原価コストの積み上げではなく
「役に立つ」がもたらす効果が許す「価格」と比べられる時が「適正な費用」
のはずなんですがね。
「買い叩く」ことに必死でそこに無駄な労力をかける事はおかしい。
システム化すればガチガチになって決まった機能は凄く良くなるが
システムに縛られて使い難いと思う人が出るし、ビジネスルールより使い方しか覚えない
弊害も少なく無いのに効果の薄い機能まで無駄に要求・追加して高く、不安定にする

>お金を稼ぐ経営者が必ず口にする「差別化」「ブランド力」「顧客中心」というキーワードやけど、技術者自身はそういうことどのくらい真摯に考えてるのか

これ、結局は個人に多方面に優秀なスーパーマンになれと言うに近い。
経営者が、営業やマネージャ、開発者、そして属人的な部分を排除のリスク管理をすると
結局分業化他でスペシャリストを使うような事と半ば相反する
バランスが大事とはいえね。

ロビー さんへ
>金額の根拠が見えないから信用できないんじゃないか?
極論を言えば見える必要が無いのではないか?
原価を公開して売る商売はそう多くないのでは。
自分達がホームセンターで買う場合も大概価格と効能だけで決めてるはず。
どうせ人月だって結局架空の原価でしかない。
何か有れば残業他あったりするし、リスク係数や利益分も正直に出ない
開発に対するテストデバッグ時間比も正直に出ると思えない
それにどっちみち根拠を見ようとする側に全く見る目が無い。

>どんぶり勘定で見積りして開発終盤で右往左往するSIerがなんと多い

まあそういうな。どんぶり勘定にも理由がある。
・ろくな要件定義も出来ない状態で見積が要求される
・その要求に対する見積はどうやって判断&作成?が一人歩き
・後から湧き出る追加要望・ちゃぶ台返しが有る上に読めない
・リスク係数が要求会社の信用度や過去実績で判断するしか
まあ、顧客自身が自分の所の仕事の実態を把握してない段階でだしてくるのよ

開発終盤で右往左往も当初に無かった聞いていない事のせいが少なくない
日本では、契約を変更しないのに「金を払ったんだからなんとかしろ」だからね
この手の皺寄せは後工程の人間が被るのよ。だいたい
潜在的な問題を作った上流はやり逃げみたいなもの。
問題が起こったら何故か発生した所の責任にされがちだからやってられない。

休みだからといって長文を書いてしまった。

toanna

人月や単価といえば、
全く問題が起こらず、理由がはっきりしているにも関わらず予定の90%とか100%で完成してしまったときに謂れのない不安に陥って、SE含め全員で粗探ししたことがあります。病んでいるのでしょうかね。それとも職業病なのでしょうかね。
特に見積もったSEが不安がる不思議。

七司

コメント欄を読んでいると、自分では思いつかない視点が出てきて
自分の感想や考えを再検証できるため、とても勉強になります。

渕上さんの異名となる元ネタが、渕上さんの意思どおりなのか、
意思に反するものなのかとても気になっています。

ぜひぜひそこは明らかにして欲しいのですが、
主人公視点だけだと明らかにならないと思うので、
磯貝課長にでもぜひ補足いただきたいなぁ、と思っていますw

加納

>「高性能」「先進的」「革新的」といったようなものは、こういう会社は研究所でやっています。
>だからSEに求めるものというのは、「低価格」「必要最低限の性能」「確実性」だけなのです。

まぁ、「確実性」を重んじるのであれば、そうなるんでしょうね。
それは分かります。とりあえず失敗することなく動作すること、重要ですもんね。

ただ、「確実性」が重要なら、「低価格」とは相容れないはずなんですよね。
というのも、「確実性」を保障するのも、技術のうちのような気がするのです。

O(n^2)の技術を導入することで、「確実性」があればいいですが
本当はぜんぜん確実じゃなかったら、せめて、技術者としてO(n)ぐらいまでは、
きっちり作ったほうが品質上がって「確実性」あがるんじゃね?みたいな感じで。。。

そこまで考えてしまっても、しょうがないわけですが。。

Fu

としろうさん
>価格も安く、何か有れば責任を押し付けて尻尾を切れるように扱われる下請け
>自社で囲う素性の知れた社員が責任をもって行うようにしないでやらかすのは
>やっぱり責任が無いとは言えないでしょう。
あぁ、責任をとる話ではなかったのですね。
ちょいと誤読したようです。すみません
この話は、責任という言葉よりリスクという言葉のほうがあっているような気がします。
リスク転嫁だっけな。
自社社員ではなく、派遣や請負に無理難題を押し付けて赤字やリスクを押し付ける話ということであれば、これも悪習だとおもいます。
技術者を派遣で使うべきではないと思っています。
技術の継承という意味でも、各種リスクの回避のためにも。

>この手の皺寄せは後工程の人間が被るのよ。
そして最後は、保守の人間が被ります...
意味不明のバグや意味不明のドキュメント等の納品物を前に途方に暮れることになります。

>原価を公開して売る商売はそう多くないのでは。
>自分達がホームセンターで買う場合も大概価格と効能だけで決めてるはず。
これはちょっと違うと思います。
SEが構築するシステムは、基本的に1点ものなので、大量生産品のように開発費を販売数に広く浅くのせるのとはちょっと違うと思います。
どちらかというと、オーダーメイドのスーツや設計書から作る家のほうが近いと思います。
この生地は1mいくらで、このボタンは1個いくらで、テーラーの技術費はいくらでといった感じでしょうか。
そして、この技術費は基本的に店の言い値だと思います。
私はオーダーメイドしたことないので外しているかもしれませんが、なんか似ている気がします...
この部分はSEの場合、技術に関係なく人月で表現し始めたところに不幸があるのでしょう。

IB

彼らに必要なのは、たった一言の感謝
独りの「自己満足」で完結するくらいなら、最期まで何もしない方がまし

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