自己成長、自分を磨く、自分を高めるって具体的に何するの?
よく成長することが大事と言われているけど、成長って何だ?
私のコラムでは「成長」「自分を磨く」「一人前」というキーワードがでてきます。でもこのキーワードに対する具体的な内容は人によって違います。特に「一人前」なんてものは基準が人によって違うし、それを数値化するのは難しいと私は思っています。
一昔前であれば◯年勤務したら一人前という考えかたがありました。最近ではフリーランスの場合は、月◯◯円稼いだら一人前というような風潮があります。個人的には半分正解で半分は違うと思っています。私はこのように考えています。
「誰かのサポートがなく、仕事ができて、お金を稼げたら一人前」
会社員であればお金は新人の時から貰えますが、サポートなしでは仕事を完了することができません。フリーランスでは仕事ができてもお金が貰えなければダメです。その2点を考えるとこうのようになりました。
サポートと協力は別モノ
サポートとは別の言葉で言えば指導を受けているという定義です。それでは一人前ではないです。一人前のエンジニアも新しい環境、新しい言語、新しいシステム開発・運用に変化すれば、最初はやっぱり指導を受けます。短い期間ではありますが、そこではやっぱり一人前とは言いにくいかな。でも短期間でその状態を卒業するのですぐに一人前の状態に戻ります。
一方、協力同僚、先輩、後輩と仕事を分担することです。フリーランスで言えば、お金のやり取りがある協力関係です。これは一人前同士の人間が仕事の役割を持って一つの仕事をするので協力関係と渡しは定義しています。
サポートを受けている状態から協力関係になることが一番わかりやすい成長だと思いませんか?
成長したかどうかは現在の状態とどんな状態になりたいのかの目標があると分かりやすい
昔はヘッポコだったけど、今では色んな経験をして成長してこんな風になった。このように過去から現在をみると成長したとわかります。それは過去の自分を基準に今の自分の状態を見ているからです。じゃあ現在の状態を基準に未来はどうなりたいかを考えて、どうすればいいのかを考えるのが自分磨きや自己成長の一歩目になります。
本当に普通のことですが、意識的にやっている人、目標を立ててやっているひとは驚くほど少数です。私もサボっていることがあります。サボってしまう理由は将来の状態を考えるのが想像より難しいからです。それ以上に難しいの自分の現在位置がまったく分からないからです。
将来、どのように活躍していきたいのか?と同じくらい、自分は今何ができて何ができないのか?
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」とありますが、自分自身というものは客観視するのが難しく、案外わかっていないものです。自信がなくなってしまっている人は自分自身の「良さ」を忘れてしまっている。おごりがある人は自分自身の「悪さ」を忘れてしまっている。自分の強みを活かして仕事いて、自分の弱みを協力関係でサポートしてもらうのが大事になっていきます。あと自分の強みを伸ばしたいのか、自分の弱みを少し補強したいのかでも努力の方向性は変わりますよね。
もし、自分磨きや自己成長で悩んでしまっているのなら、初心に戻って今の自分の状態を客観視してみるのが大事だったりしますよ。
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笑顔表情筋のトレーナーとして、こちらのITエンジニア向けのイベントを共催することになりました。
11月07日(木)19時に東池袋にて行いますので、お時間があるかたはぜひ参加してください。
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コメント
ちゃとらん
> サポートを受けている状態から協力関係になることが一番わかりやすい成長
面白い表現ですし、判りやすい尺度だと思います。
で、問題はここからで、「一人前」の状態がづっと続いている=成長が止まっていると私は思っています。自己成長、自分を磨くには、「一人前でない」状態から、「一人前」の状態に進化させることなので、常に誰かにサポートされており、逆に誰かをサポートしている(当然、協力関係も持っている)状態なのではないかと思います。
という事は、自己成長する人は、年齢、性別、キャリアに関係なく、他の人にサポートしてもらえるように素直な心で接しつつ、他の人のサポートも行い続けている人なのではないでしょうか?