個人事業主やフリーランスは意外と抜けている
こんにちは、手塚規雄です。
会社を辞めて独立して個人事業主やフリーランスをやっている人は、独立するまでにしっかりとした準備をしてから独立した。そんなイメージを持つ人が多いのですが、意外なほど抜けている人のほうが多かったりします。それについてコラムにしました。
他業界の個人事業主に会って話しを聞いてみた
機会があって他の個人事業主と話を色々聞いてみると、結構な確率で「青色申告」でなく「白色申告」のまま確定申告をやっている事を聞きます。理由は人それぞれですが、意外なほど「青色申告」のメリットを知らない人が多いのが印象的でした。
・青色申告特別控除
・青色専業専従者給与
・貸倒引当金
・純損失の繰越
これらについてはネットで調べると、優しく教えてくれるページが多数存在しているのがわかります。でもそもそも「青色申告」=「難しい」or「関係ない」という認識でいるため、「白色申告」をやっている人が多かったです。
わからないor難しい → できないという思考からの脱出
自分自身の仕事についてはわからない事や難しい事があっても、色々調べたり、人から教わったりすることで解決して仕事を進めていくのが普通の事です。でも仕事からちょっとだけ離れるだけで「わからない→できないorやらない」という思考になってしまう人が多いです。もちろん私自身もその思考をやってしまうのが結構多いです。よく指摘されて反省しています。
大人になっていくと「どうせ自分にはできない」「今更やっても遅い」「面倒くさい」という心理が働くせいもあって、どんどん新しい事を覚えることを拒否しがちです。でもやった事がないものや、自分が難しいと思っていたものほど意外と出来てしまう事が多いです。
自分が知らない時にどうやって解決するか?
1:自分で調べて、自力で解決する
2:友人知人に教わって、解決する
3:専門家にお金を払って、解決する
この3つのどれかの方法で解決するのですが、みなさんはどれが得意ですか?個人事業主やフリーランスは1が得意のように見えて、2が得意の人が結構多いです。経営者は3が得意というか、専門家にお金を払うことに抵抗があまりありません。
実は個人的にオススメは1です。とりあえずググってみよう。それでわからない場合は知っている人に頼ってみよう。どうしても解決したい場合は3になるのですが、そこまでじゃない場合は諦めてしまう人が多いです。
個人事業主やフリーランスは税理士を頼らない
個人事業主やフリーランスに「青色申告」が少ない理由に、税理士はお金がかかるし、もし節税できてもその分のお金がかかって意味がないという意見が多かったです。それはたしかによく分かる理由です。でも税理士にわからない部分だけは一度きちんと教わって、後は自力で確定申告することも可能です。
これに気がついていなかった人がけっこう多かったです。
私もサラリーマン時代はそうでしたが、独立できる人は凄い人というイメージがありました。でも個人事業主やフリーランスは案外普通な人ばかりです。「青色申告」は一例でしたけど、けっこう知らない事も多いし準備万端で独立している人は少ないし、なんとかやりくりしながら頑張って、今の立場になっている人がほとんどです。
最初から自分にはできないと思うよりは、もし変わりたいと思っているならどうやったら少しずつ変われるかを考えていくと、気がつけば出来るようになっている事なんて普通にありますよ。
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