歌って踊れるエンジニア~エンジニアの誤解 1~
このタイトルは、僕が社会人2年目くらいの頃、ある先輩が言っていた先輩自身のキャッチコピーです。
エンジニアのイメージを壊すべく作られたキャッチコピーっぽく、わたしが目指すエンジニア像の1つになっています(ググってみたら7万5000件ヒットしたので、結構な数のエンジニアが目指してるのではないでしょうか)。
このカテゴリでは、わたしが歩んできた生活の中での実体験や、出会ってきたエンジニアを観察した中で、エンジニアの誤解(エンジニアとのコミュニケーションの取り方)をわたしなりに説いていきたいと思います。
【傲慢、無愛想にみえてしまうエンジニア】
当たり前ですが、エンジニアは技術に詳しいです。
詳しいことに自信を持つことにはまったく問題ないと思いますが、それが悪い方向で表に出てしまう場合があります。
お客さんとのミーティング、営業との打ち合わせ、新人の指導時など、
「そんなことも知らないの?」
このセリフ口に出さないまでも心の中で呟いてしまうことありませんか? 心の中で呟くまでなら、きっとギリギリセーフです。これが傲慢、無愛想にみえてしまうエンジニアだと
「勉強しなおしてこい」
「ググれ」
「そんなんじゃ作れない」
などのぶっきらぼうなセリフが出てきます(新人の指導時などはあえてそうしたほうがよい場合もありますが)。
【エンジニアが心がけてみて欲しいこと】
ここで僕が一番よくないと思うケースは、相手が技術を知らないということを受け入れていないケースです。言いかえると、自分と相手が違うことを受け入れてない場合です。
そういう思考回路に陥ってしまう前に、それぞれの立場を尊重し、自分に与えられた役割をもう一度見つめ直し、相手と接する必要があるのではないか? と思います。
いったんそれを受け入れると相手との接し方が自然に変わっていきます。
俗に言う「Yes, and」の精神です。また、相手が技術を知らないと説明をするのが面倒ということもあります。しかし、説明する能力もまた非常に大事なスキルです。
技術を知ってる人と知らない人の数を比べたら、単純に技術を知らない人のほうが多いですし、必然的に非技術者に説明をする機会のほうが多いでしょう。ドキュメントを書く、仕様書を書くというのもまさに説明するスキルがなければ書けません。
ここは自分のスキルを磨くチャンスと思って、相手に分かりやすい説明をすることを心がけてみてください。
【こんなエンジニアと接するには?】
無愛想なセリフを吐かれると誰だってムッとします……が、ここではぐっとこらえてください。
こういうケースの場合、我慢してエンジニアへいろいろ聞いて(技術的なキーワードを並べられるとより効果があります)、誘導すると、べらべら~と気持ちよく解決策の提案や詳細な説明をしてくれる可能性があります。ぜひ試してみてください。
つづく
コメント
SEというのは「スーパーエンターテイナー」だという先輩がいました。
それはそれで目指すのは悪くないと思います。仕事を楽しむのもスキルかなと。
業界がかわると、SEは「サービスエンジニア」の略になるんですが、いわゆるPG/SEの方でサービスエンジニアっていうとなんか自虐的なニュアンスになるのが不思議です。