SaaSベンチャーへ転職したエンジニアの日々思うことを綴ります

歌って踊れるエンジニア~エンジニアの誤解 5~

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 「ありがとうございました!」と面と向かって言われるのとメールで来るのと、どちらが本当に感謝されていると感じられますか?

 もちろん、面と向かって言われた方がいいに決まってますよね。

【なんでもメールで済ますエンジニア】

 同じ社内にいるのに、というか目の前にいるのに、なんでもメールで済ますエンジニアはいませんか?

 以前、トラブルを起こしてしまったエンジニアへ進言した際、たまたまわたしの勘が当たりトラブルが解決したことがありました。

 その後、

 「ありがとうございました。助かりました」

というメールがきました。

 わたしと彼は同じフロアどころか、同じ島にいるにもかかわらずです……。

 わたし自身は同じチームとして皆で解決したトラブルですから、別に感謝してほしいなんて思っていないし、こういったことはチームで仕事をしている以上お互い様だと思っています。と、建前はそうですが……実際、感謝されるというのは嬉しいものですよね。

 そのときは「あれ、俺、目の前にいるよ……」と思うと同時に、「本当に感謝してるの?」と思ってしまいました。

 このケースような御礼の言葉だけでなく、謝罪の言葉も直接もしくは電話で改めて伝えるなどの行動は「誠意」を伝えるためにも必要な行動だと思いませんか?

 いくらメールが便利でも「誠意」や「思い」はメールだけでは伝わりません。

【エンジニアが心がけてみて欲しいこと】

 エンジニアにはシャイな方が多く、こういった行動が恥ずかしいなどといういいわけをする方がいるかもしれません。

 エンジニアである前に社会人であることを思い出してください。メールは書いて送るだけなので楽です。楽なだけに怠慢に過ぎません。

 また、エンジニアは仕事が出来ればそれ以外のことはある程度許されると思っていたら大間違いです。よほどの天才エンジニアでない限り、そんな特権はありません。

 人と接する場合には最低限のマナーが必要なのは理解はしていると思います。よりよい信頼関係を築くためには、小さい行動が大きく影響することを認識し、自分の行動を改めてみることが必要です。

【こんなエンジニアと接するには?】

 今回はメールを取り上げましたが、実際に社会人としてのマナーが欠けているエンジニアは存在します。

 新人ならともかく、何年も社会人を経験しているエンジニアにこういったことを注意すべきかどうか、悩ましいですね。

 わたしの場合、会社や本人のためを思い本当に直して欲しいケースでは、注意ではなく「なぜメールだけで済ますのか?」と、エンジニアのいいわけを聞きます。

 よほどひどいエンジニアでないかぎり、頭では分かっているのに行動できていないだけなので、行動することにより得られる結果と行動しないことによる結果の違いを教えてあげると、自分の誤りに気づいてくれるかもしれません。

 つづく

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