新卒入社の会社は1年持たずに倒産。「流れよう流されよう」がモットーのエンジニア

コラムができるまで~執筆プロセスを可視化する~

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 エンジニアライフコラムに参入してそろそろ1年、これまで20本近いコラムを書きました。大体執筆スタイルが確立できてきたので今回はその舞台裏を。多分1年経ったらまた変わっているけど。

1.テーマの選定

 コラムのテーマをきめます。日頃から書きたいと思うネタであったり、何かに触発されたり、突然降ってわいたり。またエンジニアライフ編集部から今月のお題として与えられることもあります。お題はある種の挑戦状なので受けないわけにはいきません。仮タイトルをざっくりつけます。

2.ストーリー作り

 ストーリーを作ります。起承転結と言っても良いです。やはり書出しのつかみと結論である着地に頭を悩ませます。この辺りまでは頭の中での作業です。

3.執筆と段落わけ

 ここからエディタを開いて前述のストーリーに沿って書いていきます。書いたものを幾つかの固まりにまとめていきます。

4.キーワード、キーフレーズの埋め込み

 ここが1番の醍醐味です。好きな作家の言い回しや好きな曲名や歌詞を本文中に埋め込んでいきます。(前回のProtraコラム(こちら)で言えば「ペリカ」がそれ。)コラム上は全く不要な作業なのですが、こういう遊びの作業が一番ワクワク。上手くはまったときにはほくそ笑む。

5.文字数チェック

 ここまで来るとあらかた出来上がっています。文字数ですがおよそ2000文字前後、版面率(紙面に対してページ内の要素がしめる面積比)70%を目安にしているので約3000文字分のマス目に埋めていく感じ。感覚的にはちょっとした空き時間に読みきれるボリューム。テキストエディタの設定は横80文字(全角換算40文字)にしてペース配分、多ければ削ったり、分けたりします。最近では慣れたせいか大体このくらいに着地します。初期の頃は1段落まとめてバッサリ捨てたりしたこともありました。

6.印刷して見た目のチェック

 この辺りで印刷します。ざっと俯瞰して詰め込みすぎてはいないか、スカスカコラムではないかを視覚的にチェック。

7.タイトルと見出しのネーミング

 仮で付けていたものを正式なものにします。エンジニアライフコラムでは章分けして見出しをつけることが推奨されています。最後にコラムのタイトル。さっと決まることもあれば直前まで悩むことも。ここ数年流行っている本文の1ヶ所を切り取ったタイトルや、私だけが知っている(でも大多数の人にとってはどーでもよいこと)「なぜ……か?」や、頼んでいないのに教師面「……しなさい」は2番煎じどころか1000番位で頭わるそーなので敢えて狙ったとき以外はつけません。あと大学名つけるのもあるな。一定の釣られる層がいるからなのだろうけど。

8.あとがき

 いつもの定型フォームに最近思ったこと、感じたことを落とします。近頃はこっちの方がネタがあったり。微調整して完成、コラムの担当者に連絡します。

◆シングルタスクか?マルチか?

 同時進行で書くこともあるし、途中で頓挫してしばらく寝かせるときもあります。また書き上げた順に公開しているとは限りません。故にマルチタスクです。最近では書き溜め分もなくなっているのでシングルですが。ただし書評は同時進行。

◆最近ではIS01を使い下書き

 IS01のメモ帳が意外に使えるので持ち歩いて通勤電車の中でちょこちょこ書いてたりします。とは言っても乗っているのは10分弱ですが・・・・・・。ミスタイプも含め誤変換が激しいので、後からかなり修正しなければなりませんが。

 こんにちは、けいいちっくです。今回はコラム20回目&1周年記念特別企画です。他のコラムニストがどんな書き方をしているか気になったので、まず自分の執筆プロセスを可視化してみました。次回「コラムが出来てから」に続きます。

 「敗軍の将~」コラムが5月のランキング3位でした。アクセスありがとうございます。久々の月間3位以内でした。

 書評はじめました。
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