ordinary -何てことない- 普通のエンジニアが書くコラム。

気持ちを理解する力と何かできないかと行動できる力

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

ちょっと前のコラムですが、庸晃さんの『何を勉強したらいいですか?』を読んで、このコラムの本質とは違うけど大事だと感じたことがあったので、コラムにしました。

後輩のA君の話

上述のコラムの本質的なお話が気になる方はそちらを読んでください。

私が気になったのは、冒頭のところ。

「何を勉強したらいいですか?」

後輩のA君から聞かれた。悩んでいるのはA君ではない。A君の後輩のBさんが聞いてきたという。なぜ私に? と問うと、彼女も庸晃さんと同じくIT未経験の子なんです。僕は子供の頃からパソコンを使うのが好きだったし、情報系の学校出身なので気持ちが分かってあげられなくて...とのこと。なるほどね。確かに、同じ立場だった人の意見って大事だよね。

「パソコンと親しんできた自分では、IT未経験の人の気持ちがわかってあげられないから、アドバイスが欲しい」というA君。

A君、めっちゃ良いですね。どういうところが素敵かというのを説明します。

※実際にその現場にいるわけじゃないので、想像力がたくましくなっている点をご了承ください。

気持ちを理解する力

後輩のBさんからお話を聞いて、自分なりにIT未経験の人の気持ちを理解できないか、いろいろ話を聞いてみたり、Bさんとの会話等を振り返ってみたりしたんじゃないかなと思います。でも、自分はパソコンに子どものころから親しんできたし、ITの知識はIT未経験の人よりもある。理解したいんだけど理解できないなと。

誰かの気持ちを理解しようとする姿勢が素敵だと感じました。

『技術力"だけ"あれば育成できる? 技術力より大切な「受け入れる気持ち」を高める方法』にもあったような困った事例を見かけたり経験したことはないでしょうか。この記事では「受け入れる気持ち」と表現されていますが、ほぼ同義です。

テストの成績が最初から良い人が必ずしも教えるのが上手とは限らなくて、むしろ最初全然できなくて少しずつできるようになった人や苦手を克服できた人の方が教えるのが上手(理解しやすい)いという話もあります。それは「わからん」「苦手だ」という気持ちを理解できて、そのベースからどうやって進むのかを考えて伝えられるからじゃないでしょうか。あ、もちろん、最初から得意だし教えるのも上手い人もいます(塾講師時代の同僚にそんな人いました、尊敬!)。

何かできないかと行動できる力

あともう一つ後輩のA君が良いなと思ったことがあります。

それは、自分だと解決できないからBさんの気持ちをわかりそうな人に相談してみたことです。

そこで「わからないです」と返事するだけでもいいし、なんか適当な返事を返すだけでもいいのに、「この人だったらわかりそう...聞いてみるか」と行動した点がいいなと思います。

誰かに聞かれて自分ではわからないことって、仕事だけに関わらずたくさんあります。自分でわかる範囲で答えるだけでもいい(むしろその方がいい場面もありますね)けど、もうちょっと何かできないかなと行動できる力って大事やなぁと。

ただやり過ぎると迷惑だったり、付け込まれたりもするので、ほどほどに。

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