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エンジニアとオサレ(16) 褒める

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 特に女性とは楽しく仕事したいですね(笑)。IT業界では女性は貴重ですからね……。

 ユーザーさんの担当者が女性だったりすると張り切っちゃいますね(笑)。単純ですから……。

 それをモチベにして何が悪いのか! と開き直りたいぐらいなのです。ただでさえIT業界の仕事は周りが男ばかりでつまらな(以下、自主規制)。

 女性と楽しく仕事するためには、女性から完全に忘れ去られるような存在ではダメでしょう(苦笑)。存在感がないのは嫌われるより良くないかもしれません。

 女性は、男性の外見(ファッション)をかーなーり気にしますので、女性に気にかけてもらえるような外見である必要はありますね。私も、外見には気をつかっています。でも、それはあくまでビジネスマンとして「普通」の範囲で、ということですけれども……。あくまで常識的な身だしなみの範囲です。

 大変幸運なことに、IT業界にいると、ビジネスマンとして「普通」であってもけっこうセンスある方と思われます。この相対評価を活用しない手はありません(笑)。 

 加えて、以前しつこく書いた「清潔感」ですね、大事なのは。

 さて、職場女子が男子のファッションを気にしている以上に、男子は女子を気にしています。それはもう、気にしています。

 ただ、気にしているのは主に言動であって、ファッションじゃないみたいなんですよね。気にしているはずなのに、女性が髪を切っても気付かない(ロングからショートにばっさり切ったりすると初めて気付き、そして決まって「フラれたのか?」とか古典的な邪推をする)。

 女子が小物を替えてもおそらく、まったく気付かないでしょうね。

 なので、男子は女子の言動よりもまずはファッションを気にするようにしましょう。そして褒めるようにしましょう。形容詞はいらないので、「あ、それ(服とか小物とか)いいですね」とか「髪切りましたね、いいですね」とか。「いいですね」だけでいいんです。

 ただし、突然その人のデスクにつかつかと歩み寄って「いいですね」ではまるで告白ですから(笑)、多少迷惑かもしれませんので、廊下ですれ違いざま、とか、あるいは打ち合わせで着席する寸前とか、ライトに言い流しましょう。

 あと、特定の人だけにそれをやり続けるのもどうかと思いますので(笑)、言い方悪いですが「誰かれ構わず」やるようにしましょう。

 お世辞とは違います。「良い方に思ったこと」をそのまま口に出せばいいのです。正直に何でもかんでも思ったことを口にしてはダメです。

 例えば、とある女性が髪を切ったときに、少し似合わないかも…… と思ったら「髪切りましたね」だけでいいんです。「オレは●●の方が似合うと思う」とか「オレ論」を始めてしまったらサイアクでしょうね。

 褒めるのに、いきなりメールはダメですよ! 会話しないと。

 不潔は論外ですが、普通の外見であれば、周りを(うまく)褒めることができる人は絶対に忘れ去られるような存在にはなりません。

 こういうふうに褒めるのってマメさとイコールみたいに考えてる方が多いんですけど、果たしてそうでしょうか? マメなタイプじゃなくても褒めることはできます。マメとかそういう問題じゃなくて周りの人たちをリスペクトできるかどうかだけです。 

 凝り固まったヘンなプライド(の、ようなもの)を捨てられるかどうか、と言い換えてもいいと思います。

 周りをリスペクトしていれば普通に褒めると思うんですよね。そして周りを褒め出すと人生変わっていきます。これは多くの人が経験しているはずです。

 本来論からいえば、自分に余裕がないと周りを褒めることはできないのです。が、余裕がなくともちょっとムリして、まず周りを褒め出すと、不思議なことに少しずつ自分に余裕ができるものです。この「ちょっとムリする」のが大事。ちょっとムリするためには「プライド(の、ようなもの)」は捨てていかなければなりません。

 言い方を変えると、自分に余裕がある、とは素直に自分を褒めることができるということです。自分を褒める余裕があるから周りを褒めることができる。のですが、逆のアプローチで、最初に周りを褒め出すと不思議と自分も褒めようかなという気になるわけです。

 普通に暮しているだけで、自分に余裕ができるなんて一生かかってもないかもしれないですから、それを待ってはいられません。まず周りをうまく褒めましょう。

 褒めるのは最終的には、男女「誰かれ構わず」にしましょう。話しやすい男性から始めて、女性にも広げていくでもよいですし、逆でもいいです。

 例えば新しい子で、あんまり仕事に慣れてない子がいたとしたら、仕事ぶりの評価や指摘をする前に外見を褒めてあげるといいですよ。男子でも、けっこう褒めるところは見つかります。例えばオタクっぽいストラップに替えてきたとか(笑)。「いいね」と言いずらかったら(笑)、「あれ、ストラップ替えた?」とか「そのキャラクター何?」でいいんですよ。

 昔のサラリーマンのおじさんみたいに、上司が部下の世代の流行りに迎合する、みたいなノリじゃなくて、自然とやればいいと思うんです。

 逆に、同世代とか年上でも仕事に難がある方はたくさんいますが(パートナー会社とか取引先とか)、既婚っぽい感じだったら家族の話を振って、褒めてあげるといいです。例えば部活でサッカーやってるという話になったとしたらそれだけで「お子さんすごいですね」と。そこから、「用具代とか遠征費とか大変でしょう? パパは大変ですね~」みたいな方向に話を進めていくといいでしょうね。

 こんな感じで、職場女子にモテようとするための手法が結果的にチームのコミュニケーションを円滑にしていったとしたら、理想ですね。でも、そんなに難しくないですよ。一歩を踏み出しさえすれば。

 読んでいただきありがとうございました。

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